2017年4月10日放送

提供: 先週の結果分析
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2017/4/8(土)・4/9(日)開催

3回中山5日目・6日目

中山芝 土:+1.2 日:+2.3→+2.7 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒2、日曜はプラス2秒3からプラス2秒7へと変動した。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、雨の影響度合いによって時計の出方が異なっている。先週は特に日曜の時計が掛かった。
 木曜の夜から金曜の昼まで雨が降って、さらに土曜は未明から昼まで雨。さらに日曜日は朝から夕方まで雨だった。土曜は稍重だが、1週前の稍重とは違ってかなり重に近く、馬場差はプラス1秒を超えた。そして日曜だが、これは2014年の中山の馬場改修以降初めての重だった。馬場差はプラス2秒を超えた。馬場適性の差が結果に大きく影響するというレベルの道悪で、馬場のダメージも結構残ったと思う。この開催は残り1週で、引き続きBコース使用だが、仮に良馬場でも多少時計の掛かる馬場になりそう。

中山ダ 土:-2.4 日:-2.0  1200 土:-1.8 日:-1.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス2秒4、日曜がマイナス2秒0。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒5だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、1800mはこの開催2日目まではプラスの数値だったが、3日目以降はマイナスゾーンで、特に先週は土日ともにマイナス2秒台だった。1200mは全てマイナスの数値だが、3日目そして先週はマイナス1秒台で速い時計の出るレベルだった。
 先週は木曜の夜から金曜の昼までが雨。さらに土曜は未明から昼間で雨。さらに日曜は朝から夕方まで雨だった。という事で土日とも不良馬場で、なおかつ日曜の方が含水率は高いはずだが、土曜の時点で含水率が極限まで行っていたため、日曜日は水が浮いて土曜より走りにくい馬場になっていた。そのため、このような馬場差になっている。全体を見ると前残りの決着が多いものの、ダートの15鞍中8鞍が3歳未勝利戦だった。この3歳未勝利戦は大半が前残りの決着になっているが、その他のレースは実は単調な前残りは少なかった。これはどういう事かと言うと、ダートの3歳未勝利戦が中山だけでも多く組まれた上に福島も開幕してメンバーが分散して、ダートの3歳未勝利戦は勝負圏内の馬がどのレースも少なく、その数少ない圏内の馬が安全な先行策を取ったため、結果的に前残りが多くなったという事だと思う。


番組注目馬

  • 土曜中山06R 2着 オールデン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山05R 1着 ヘリファルテ
  • 土曜中山06R 1着 ニーマルサンデー

2回阪神5日目・6日目

阪神芝 土:+0.8→+1.5 日:+1.1 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒8からプラス1秒5への変動、日曜がプラス1秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、この開催の2日目までは全てマイナス0秒5だったが、3日目以降は雨の影響で数値に動きがあった。特に先週は雨の影響が大きく、時計が掛かった。
 木曜の夕方から土曜の未明まで断続的に雨が降り、さらに土曜の午後も雨だった。この土曜午後の雨は発表では小雨となっているが、それなりにしっかり降って時計の出方に影響している。そのため土曜の馬場差は変動となり、2000m換算の数値で4Rと6Rはプラス0秒8。9Rがプラス1秒3。10Rがプラス1秒4、11Rがプラス1秒5だった。その後は雨が降らず、日曜は馬場が徐々に回復したものの、回復するスピードが遅くて馬場差は変動とはならず、終日プラス1秒1だった。結局土日とも時計の掛かる馬場だったという事。最初の芝のレース、つまり土曜4Rは直線で内側に馬が密集していて、という事で内を通った馬が上位を占めたが、次の6Rからは少なくとも外を通ると不利という事はなくなっていた。これだけ道悪で外を通る馬が多いと、内が温存され、今週は極端に内が有利になっているという可能性もあるが、どうにも読みにくい。実際のレースを観察するしかない。

阪神ダ 土:-2.5→-2.7 日:-2.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス2秒5からマイナス2秒7へと変動、日曜はマイナス2秒5だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で特に3日目以降は良馬場の日がなく、速い時計の出るコンディションだった。
 木曜の夕方から土曜の未明まで断続的に雨が降り、さらに土曜の午後も雨だった。で、この土曜の午後の雨は発表では小雨になっているが、結構雨量は多くて時計の出方に影響している。馬場差は8Rまではマイナス2秒5で一定だが、12Rはマイナス2秒7だった。日曜は徐々に乾いたものの、その乾くスピードは遅くて馬場差は一定。土曜日までの8Rと同じマイナス2秒5で先週は土日とも超高速馬場だったという事。ダートとは思えない程、中団や後方からの差しが届いており、何度も言っているが、ダートの高速馬場はイコール前残りという事はない。

番組注目馬

  • 日曜阪神06R 1着 エネルムサシ

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし

大川浩史 次走推奨馬

  • 土曜阪神10R 17着 アンタラジー

※タイム分析で述べた様に今回の敗因は馬場。そもそも阪神内周りは合っていなかったと思う。という事で次走東京の良馬場での巻き返しを狙う。っと言っても次走が良馬場である保証はどこにもないが、東京なら稍重ぐらいの馬場なら我慢できると思う。ちなみに東京では7回走ってスタート直後に落馬した1戦を除くと全て3着以内で3勝している。しかもその3勝中、2勝はAランク。この後中2週で東京1400m、中3週で東京1600mの1600万条件があるので、そこの得意コースで一変すると思う。

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜阪神11R 1着 レーヌミノル

※今回は馬場適性の高さが第一の勝因だと思う。次走が東京2400mのオークスでは厳しいだろうと思われる方多いと思うが、次走が東京1600mのNHKマイルCでも苦しいと見る。東京1600mのクイーンCは逃げて4着。差しに回れば違うのかもしれないが、ピッチ走法の馬が東京のGIで好走するイメージが全く沸かない。次走がまた道悪になるとか、そういう引きの強さを見せられた場合は素直に脱帽する。


1回福島1日目・2日目

福島芝 土:-1.0 日:-1.0 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒0だった。
 日曜の2R終了後から3Rにかけて雨が降ったものの、時計の出方に影響する程ではなくて、馬場差は土日とも一定のマイナス1秒0。これは昨年の開幕週とほぼ同じだった。逃げて勝ったのは1頭だけで、3コーナー先頭の馬が2着に入ったのも、中盤が緩んでペース補正マイナス0秒6の土曜10Rだけ。馬場がどうこうという事ではなくて、良くも悪くも小回りコースのローカル開催らしいガチャガチャとした展開が多くて、前残りになりにくかった。1回福島は3週開催で今週まではAコース、最終週となる3週目だけがBコース使用となる。

福島ダ 土:+0.5 日:-0.5

 先週の馬場差1700m対象の数値は土日ともにプラス0秒5だった。
 日曜の2R終了後から3Rにかけて雨が降ったが、時計の出方に影響する程ではなく、馬場差は土日とも一定のプラス0秒5だった。1150mや3歳未勝利戦は前残りが多くても、古馬の1700mはマクリ気味の差しが決まる事が多いというのは、福島ダートの一般的な傾向で先週もそうだった。

番組注目馬

  • 発見できなかった

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし


馬券Summary

  • ダイワメジャー産駒のコース別成績