2016年8月29日放送

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2016/8/27(土)・8/28(日)開催

2回新潟9日目・10日目

新潟芝 土:-0.8 日:-0.9 Aコース  直線 土:-0.3 日:-0.3

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒9。直線1000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておく。開催8日目まではマイナス1秒台の数値が続いていたが、先週はいくらか水準方向に近づいた。なお、直線1000mの馬場差はここまで全てマイナス0秒3。
 先週の金曜の夜から土曜の明け方まで雨が降って、土曜は少し湿った馬場。そのため日曜より土曜の方が少しだけ時計の掛かる状態だったが、Aコースを連続で5週間使用しても初日から大きくは馬場差は変わっていない。Aコース6週目となる今週も雨の影響がなければ、先週とあまり変わらない馬場差になるだろう。

新潟ダ 土:+0.5 日:+0.6  1200 土:---- 日:-0.2

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒5、日曜がプラス0秒6。1200mは土曜は行われず、日曜の馬場差はマイナス0秒2だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておく。1800mは開催3週目を除けばプラス0秒5か0秒6。1200mはマイナス0秒4からマイナス0秒2の間で推移しており、大きな動きはない。
 金曜の夜から土曜の明け方まで雨が降って、土曜は少し湿った馬場。そのため日曜より土曜の方が少しだけ速い状態だったが、土日とも今開催の標準的な馬場だった。土曜より日曜の方が全体の傾向として逃げ・先行馬の好走が多いように見えるが、土曜が全て1800mで日曜は5レース中4レースが1200mだったため。では、1800mは差しが届きやすかったのかと言うと日曜の3Rは上がりの掛かったEランクのレース。土曜も1着馬は4頭中3頭が4コーナー2番手以内であり、いつもの新潟ダートらしく前につけている馬が有利だった。

番組注目馬

  • 土曜新潟09R 4着 シュテルングランツ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜新潟09R 1着 サトノアッシュ


2回小倉9日目・10日目

小倉芝 土:-0.1 日:±0→設定不能 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒1、日曜はプラスマイナスゼロでスタートして5R以降は設定不能だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、開催が進むにつれ時計が掛かって来ていたが、先週土曜はマイナスゾーンに戻った。ただ、日曜は雨の影響で後のレースになるほど時計が掛かった。
 先週からBコースに替わって、内側の傷んだ部分の多くがカバーされ、土曜は1週前よりは速い時計が出る状態になった。日曜の1Rはプラスマイナスゼロと土曜とあまり変わらなかったが、そこから雨が降って一気に悪化。3Rはプラス0秒3程度で済んだが、5R以降はかなり悪化して相当時計の掛かる状態となって、馬場差は設定不能となった。日曜の5R以降は馬場に苦しんだ馬もいたはずだが、ここまで悪化するとほぼ全ての馬が馬場に苦しむので、力通りの決着になりやすい。その日曜の後半は直線で外を通る馬の好走が目立った。ただし、内を通る馬が元々少なかったので、それほど傷みが進行していないかもしれない。今週の傾向がどうなっているかは、実際にレース当日に観察するしかない。

小倉ダ 土:+0.5 日:+0.5→-1.0

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒5、日曜はプラス0秒5からマイナス1秒0へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、プラスの数値が続いていたが、雨の影響を受けた先週の日曜後半はこの開催で初めてマイナスの数値になった。
 金曜の朝に雨が降って、その影響で土曜の時点で1週前よりは速い時計が出る状態だった。日曜は2Rから雨が降って、最後は不良馬場まで行った。そのため馬場差は急速にマイナス方向へと変動。2Rは土曜と同じプラス0秒5だが、7Rがプラスマイナスゼロ、8Rは1700m換算の数値でマイナス0秒3、そして12Rがマイナス1秒0だが、12Rの時点ではもう水が浮いて、脚抜きが良いという状態を通り過ぎていた。もし10R辺りにダートのレースが組まれていたら、そのレースはマイナス1秒以上の高速馬場だったはず。

番組注目馬

  • 土曜小倉07R 2着 サトノアルカディア

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜小倉07R 1着 オーバーカム
  • 日曜小倉05R 1着 ヴァナヘイム
  • 日曜小倉07R 1着 ナオミベガス

大川浩史 次走危険馬

  • 土曜小倉12R 3着 タンギモウジア

※7月に休み明けで4着だった時に低レベルのききょうSで3着だっただけという事をちょっと言ったと思うが、2歳初期のオープンで好走しているから自己条件の500万では力上位というのはまずちょっと間違っていると思う。そして今回のレース内容だが、良馬場の小倉芝1200mで前半600m33秒7というのは速くないというか遅いぐらい。このペースで逃げて3着ではやはり1番人気が続いているのは過剰人気だと改めて思う。次走も人気になるのは確実だが、危険な人気馬になると思う。


2回札幌3日目・4日目

札幌芝 土:-0.8 日:-0.8 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日共にマイナス0秒8だった。まず芝の馬場差を振り返っておく。1回開催は全てマイナス1秒台だった。この開催1週目はマイナス1秒1でスタートしたが、その後は雨の影響で時計が掛かった。先週はマイナスゾーンに戻ったが、マイナス1秒台ではなかった。
 土日とも良馬場だったが、1週前に雨の中で競馬が行われて芝が傷み、1回札幌の3週に比べれば時計が掛かるようになった。っと言ってもまだマイナスの馬場差で、さらに内が有利とか外が伸びると言った馬場の偏りはなかった。

札幌ダ 土:-0.5 日:-0.4

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜はマイナス0秒4だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で、この開催初日後半から2日目にかけては雨の影響でマイナス1秒台の数値となった。
 先週は火曜に32.5ミリ、そして金曜に2ミリの雨。その影響が残っていた土曜の方が日曜よりも含水率が高く、少しだけ速い時計が出る状態だった。札幌のダートらしくレイによって先行馬の好走が多かった。土曜の4Rで追い込みに近い差し切りが決まっているが、今の時期の3歳未勝利戦というのはだいたいレベルが低くて、それほどハイペースでもないのに、前が止まって差しが決まるという事が結構ある。その一例に過ぎないと思う。

大川浩史 次走推奨馬

  • 土曜札幌07R 9着 リヴィエール

※今回のレース内容そのものについては、先ほどタイム分析で触れたがそもそもこの馬が1200mで1番人気になるのが間違いだったと思う。先週の競馬Summaryでも触れたが、それまで1400m以上で好走していたハーツクライ産駒が初めて1200mに出走してきた時に馬券を買ってはいけない。1番人気になった最大の要因はモレイラ騎手が乗っていたという事だと思うが、モレイラを持ってしてもどうにもならなかった。1200m向きではないのは明白なので、次走は距離延長となるはずでそこがハーツクライ産駒の狙い所となる。


馬券Summary

  • サマー2000シリーズ最終戦