2016年4月25日放送

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2016/4/23(土)・4/24(日)開催

2回東京1日目・2日目

東京芝 土:-1.2 日:-1.1 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒2、日曜がマイナス1秒1だった。
 木曜日に雨は降ったが、その影響はほとんど残っていなかった。昨年の開幕週がマイナス0秒8で、それと比べても時計の出やすいコンディションだったということになる。日曜は雨の影響もあって、土曜よりも少しだけ時計は掛かったが、大きな違いはなくて時計の出やすいレベルだった。ただ、マイナスゾーンとは言え、極端に上がりの速いレースはなくて、どちらかと言うと上がり時計は要しているかなという印象だった。芝は見た目にもフサフサで、高速馬場という雰囲気は特になかった。脚質的には前残りの競馬が少なくて、差し馬が台頭していた。好意・中団・後方からの馬がまんべんなく連対して、逆に逃げ馬の連対は1レースだけだった。2回東京は近年と同じく6週の開催で、前半3週はAコース、4週目・5週目はBコース。ダービーが行われる最終週はCコースが使用される。

東京ダ 土:-0.5 日:-0.6

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜はマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒6だった。
 ダートはやや速めの時計が出るコンディションだった。冬場の1回開催の良馬場の際は水準レベルで推移していたので、時計が少し出やすくなっている。ただ、土日の比較で雨の影響を受けた日曜はいくらか時計が出やすくなっていた。脚質的には土曜は好位より前めで競馬をした馬が有利で、日曜になると差し馬が届いていた。これは土日の馬場コンディションの違いと言うよりは、ペースとか展開によるところが大きいと思う。

番組注目馬

  • 日曜東京06R 2着 ピットボス

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜東京02R 1着 ヨクエロマンボ
  • 日曜東京09R 1着 レアリスタ

※共にタイムランクEだった訳だが、先ほど述べた通り遅い時計にはそれぞれ理由がありますし、潜在能力を評価して今回選んだ。

津田照之 次走推奨馬

  • 日曜東京04R 5着 サーストンアクセス

※スタートで後手を踏む。そして道中は後方からの競馬で、その後4コーナーでかなり後ろにいたが、直線に向くと外から脚を伸ばして5着まで押し上げた。ペースが遅かった事を思えば、よく差を詰めていますし、今後に目途の立つ走りだった。初戦はこの馬2000mで前に行って失速した事を考えれば、距離はマイルぐらいの方が合っていると思いますし、それを今回の走りで証明した形になる。未勝利戦の芝の1600mぐらいと言うのは、メンバーが強くなる事が多い。次も人気もほどほどだと思う。ですから、今回狙って妙味ありと判断して注目馬に選んだ。


3回京都1日目・2日目

京都芝 土:-1.2 日:-1.1 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒2、日曜がマイナス1秒1だった。
 年明けの連続開催から2開催間隔が開いて、春の開催は高速馬場になるのが例年の傾向。昨年の開幕週はマイナス1秒9だったので、今年はまだそこまでのレベルではなかった事になる。ただ、良馬場発表とは言え、木曜から金曜、そして土曜の夜に雨が降ってもマイナス1秒台でしたから、乾いたコンディションなら今週以降もっと時計は出やすくなるかもしれない。脚質的には土曜こそ後方からの追い込み馬が2頭連対したが、日曜の連対馬は全て中団より前で競馬をした馬だった。やはり開幕週らしく、外一気という馬には厳しい状況だった。3回京都もトータル6週の開催で、前半3週はCコース、後半3週はDコースが使用される。

京都ダ 土:-1.2 日:-1.2

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス1秒2だった。
 土曜は終日稍重で、そして土曜夜に再び雨が降って日曜は5Rまでが稍重だった。強い雨ではなかったが、脚抜きの良いコンディションであった。なお、日曜は途中で馬場発表は変わったが、馬場差は1日を通した数値。脚質的には先行有利の京都のイメージとは違って、中団からの差し馬がほんと大活躍していた。これは何でなのか説明がつかない部分あるが、この傾向は今週も続くのか、注意して見ていきたい。

番組注目馬

  • 土曜京都04R 2着 ムーチャスエルテ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜京都09R 1着 ジュンヴァルカン

津田照之 次走危険馬

  • 土曜京都09R 3着 ジャズファンク

※序盤からスムーズに流れに乗って、4コーナー回る時には手応え良かった。抜群と言えるぐらいだったが、直線に向くと200m辺りから案外で、これが今回だけならともかく、今回に限らず前走もそうだった。レースぶりが安定している分、次走も人気が予想されるが、詰めが甘くて勝ちきれないもどかしさは常につきまといますから、次も人気ほどの信頼は置けないと見て危険馬に選んだ。


1回福島5日目・6日目

福島芝 土:-1.2 日:-1.1 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒2、日曜がマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、雨・風の影響を受けた4日目を除くと、マイナス1秒前後の馬場差で基本的には速い時計の出るコンディションだった。なお、その4日目は距離によって時計の出方が異なり、数値を別けて表示している。
 先週はBコースに変わった事と、そして雨は木曜の3.5ミリだけだったので、開催を通じて見ても最も時計が出やすかった。脚質的には好位組が大活躍だった。差して来ても中団くらいにつけていないと厳しい状況だった。ちなみに後方からの差し馬が連対したのは土日で1頭だけですからね、外差しが目立つコンディションではなかった。

福島ダ 土:+0.4 日:+0.5

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒4、日曜がプラス0秒5だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておく。ダートも4日目は雨・風の影響で時計の出方は特殊なものになり、距離によって馬場差を別けて表示している。他の開催日についてはプラス0秒4からプラス0秒7の間で推移しており、やや時計の掛かるコンディションだった。
 この開催らしい時計の出方と言うべきか、少し時計の掛かる馬場コンディションだった。脚質的には好位組が有利だったかなという程度で、展開によっては逃げあるいは差しも連絡みしていて、極端な傾向はなかった。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし


馬券Summary

  • 仕事に慣れてくる時期

 新人騎手が今年3月デビューしておよそ2ヶ月、ようやく競馬サークルの環境にもレースにも慣れてくるころ。その慣れが先週の結果にも反映されている。

騎手 1着 2着 3着
木幡巧也 3 1 1
荻野極 1 2 1
菊沢一樹 0 2 1
森裕太郎 0 1 0

 トレセンに出入りしてて肌で感じることだが、この時期になるとトレセン内の関係者が「あの子は上手い」とか、「あの子はもうひとつ」だと言う評価が決まってくる。なので、このタイミングで上手いと判断された騎手が結果を出すとチャンスをものにでき、今後の騎手人生にも関わってくる。女性と言うこともあって藤田菜七子騎手がまず注目を集めたが、全体的に今年の新人騎手のレベルは高いと思う。トレセンの評価も高い証拠に騎乗数も増えてきているので、その騎乗ぶりに注目したい。