2016年4月18日放送

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2016/4/16(土)・4/17(日)開催

3回中山7日目・8日目

中山芝 土:-1.1 日:-1.1→-0.9 Bコース  1200 土:---- 日:-0.3  1600 土:---- 日:-0.5

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス1秒1からマイナス0秒9へと変動。そして日曜1200mはマイナス0秒3、1600mはマイナス0秒5だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値でむしろ後半2週の方が時計が出やすくなった。
 まず週半ばの木曜に22ミリの雨が降ったが、土曜は3週目と同じレベルで速い時計の出るコンディションだった。そして日曜日だが、変動は中距離対象で雨の影響を受けた分の変化。とは言え、大きな影響はなくて4Rがマイナス1秒1、後半がマイナス0秒9でいくらか掛かったというレベル。むしろ日曜で強調すべきは強風。向正面が向かい風になって、外回りの向正面からスタートする1200m、またスタートして400mほどで向正面に入る1600mは前半のペースが上がらなかった、あるいは抑えられたりで時計が掛かっていた。そのため、1200m・1600mについては馬場差を別に設定して表示した。ただ、連対馬の脚質については目立った偏りはなかった。

中山ダ 土:-0.3 日:-0.3  1200 土:-0.3 日:+0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がプラス0秒5だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておく。まず1800mは前半2週が水準レベルだったのに対し、3週目特に5日目はこの開催で最も時計の出やすいコンディションだった。一方1200mは7日目まではマイナス0秒4からマイナス0秒1の間で推移していたが、8日目だけはプラスの数値になった。
 やはり日曜1200mの数値が強調点。芝でも述べたように、ダートでもと言うか、ダートの方が向い風の影響が強かった。1200mは時計が掛かった。トピックスで挙がっていた日曜10Rの前半が遅かったのも、風の影響が大きい。なお、日曜は途中で馬場発表変更されたが、馬場差は1日を通した数値。連対馬の脚質を見ても目に付くのは、その日曜ダート1200m。逃げ・先行馬では1Rで2着のハヤブサレディゴーだけと、前が厳しかったんじゃないだろうか。

番組注目馬

  • 土曜中山09R 2着 ミヤビエンブレム

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜中山02R 1着 スウィフトレイド


2回阪神7日目・8日目

阪神芝 土:-0.9 日:+0.9→+0.4 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がプラス0秒9からプラス0秒4へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス1秒0に近いレベルで推移していたが、8日目だけはプラスの数値だった。
 阪神は先週水曜から木曜にかけて雨が降ったが、土曜については開催3週目とほとんど変わらず、速い時計の出るコンディションだった。しかし、日曜は明け方の雨で時計が掛かり、芝で最初のレースである4Rでプラス0秒9。ただ、その後いくらか乾いて水準方向に近づいて行った。連対馬の脚質を見ると、土曜は大きな偏りはないが、日曜は連続開催の最終日の上に、雨の影響を受けたこともあり、中団から外を回る差し馬が目に付いた。

阪神ダ 土:-0.9 日:-2.1→-1.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜はマイナス2秒1からマイナス1秒5へと変動だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、終日良馬場か稍重だった日でもマイナス0秒9からマイナス0秒7とそもそも時計の出やすいレベルで、5日目と8日目はさらに速い時計の出るコンディションになった。
 良馬場の土曜でも馬場差はマイナス0秒9。日曜は明け方に雨が降って脚抜きの良いコンディションになった。マイナス2秒1でスタートして、終盤は乾いたとは言え、12Rでマイナス1秒5と終日高速馬場だった。なお、連対馬の脚質を見ると土曜は偏りはないが、日曜は前へ行った馬の粘り込みが目に付いた。

番組注目馬

  • 日曜阪神06R 2着 オウケンビリーヴ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神05R 1着 クールゼファー

市丸博司 次走推奨馬

  • 土曜阪神04R 4着 ロビーナ

※もう一回だけ狙う。この馬から馬単・馬連・3連複・3連単全部持っていて、しかも1着・2着馬も持っていたという…。気性的にも成長していますし、馬体重も回復していますので、次は勝ち負けだと思う。4着だけはやめて欲しい。

市丸博司 次走危険馬

  • 土曜阪神12R 2着 ロスヴァイセ

※これだけ見ると、ほんと強く見えるが、タイムランクEのレースで2着。1000万下ダートの牝馬限定戦だが、クラス再編成まで東京ダート1600mしかない。この馬には少し長いと思う。牡馬混合だとちょっと力が足りないと思う。また、最近は休み明けの方が走る傾向で、2走ボケもちょっと心配。


1回福島3日目・4日目

福島芝 土:-0.9 日:+0.7 Aコース  1200 土:---- 日:-0.1→+0.4

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がプラス0秒7。そして日曜の1200mはマイナス0秒1からプラス0秒4へと変動した。ここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、3日目までは速い時計の出るコンディションだったが、4日目は雨・風の影響で時計が掛かった。
 日曜は断続的に雨が降った上に向正面で向かい風の影響を受けた。時計の出方が比例せず、中・長距離と1200mで馬場差を分けた。中山ほどの強風ではなかったが、中山よりも雨の影響は強く、変則的な表示になったという事。さらに日曜芝は1200mが3鞍行われた後、終盤に中・長距離戦が2鞍続くという番組で、1200mの3鞍については後になる程、時計が掛かっていき、マイナス0秒1からプラス0秒4へと変動したが、終盤の2鞍は1つの馬場差で表示している。連対馬の脚質を見ると、差し馬が優勢。なお、最終週の今週だけはAコースからBコースになる。

福島ダ 土:+0.7 日:+0.4→±0  1150 土:---- 日:+0.6→+0.4

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒7、日曜はプラス0秒4からプラスマイナスゼロへと変動。1150m対象の数値はプラス0秒6からプラス0秒4へと変動した。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、ほとんどはプラスゾーンで、総じて時計が掛かっていたが、日曜は雨の影響で後半・水準方向へ動いた。
 日曜はダートも当然雨・風の影響を受けた。基本的には前半と比べれば、後半は雨の影響で時計が出やすくなっているが、短距離の1150mは風の影響も受けて1700mと比較すれば、時計の出方に大きな動きはないという事。連対馬の脚質については、簡潔に言えば、土曜は前へ行った馬。日曜は差し馬。馬場コンディションが変わったので、連対馬の脚質も変わったという事だろう。

番組注目馬

  • 土曜福島06R 1着 ヤマニンリュウセイ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜福島08R 1着 ディアコンチェルト


馬券Summary

  • 中山ダートの1・2番で凡走した馬を次狙え

 中山ダートは内枠1,2番の連対率/複勝率が極端に低くて、複勝回収率も非常に低い。今年の2回、3回中山ダート合計112レースで計算した結果が以下の通り。

馬番 連対率 複勝率 全馬番順位 複勝回収率 全馬番順位
1番 7.2% 12.8% 15位 41% 13位
2番 6.3% 11.7% 16位 29% 16位

 このようになる理由は3つあると思う。
 1. 内枠の馬は不利を受けるケースが多い
 2. 内枠で出遅れると挽回するのが困難なコースである
 3. 他馬を気にする馬が内枠に入って揉まれると厳しい
 逆に東京開催のダートはそんなことは無く、1番から16番まで満遍なく走っている。東京は広いコースでコーナーワークがきつくないことがその理由。これからの東京ダートでは中山ダートの1番2番で凡走した馬を是非狙ってみて欲しい。