2016年10月24日放送

提供: 先週の結果分析
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2016/10/22(土)・10/23(日)開催

4回東京6日目・7日目

東京芝 土:-0.4 日:-0.3 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒3だった。まずはさかのぼって7日間の馬場差を振り返っておくと、2日目は雨の影響でプラスの数値となったが、他の開催日はマイナス0秒6からマイナス0秒3の間で推移しており、大きくは動いていない。ただ、先週は水準に近づいてきた。
 先週は雨の影響は直接全く受けていないが、Aコース3週目で1週前より少し時計が掛かるようになった。先週は13レース中10レースでペース補正が入っており、スローペースばかりだったと言える程だが、それでも単調な前残りにはなりにくいのは東京らしいところ。内側の方、特に4コーナーだが、見た目にも傷んでいて、逃げた馬が内を空けることが多かったものの、その空いた内に入って伸びる馬も結構いた。今週からBコースに移って、内を空けることはなくなり、先週よりは前有利になりそう。また、今週雨の影響がなければ馬場差はマイナス方向に動くはず。

東京ダ 土:-0.3 日:-0.3

 先週の馬場差1600m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。さかのぼって7日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週は雨の影響でマイナス1秒台だったが、4日目はマイナス0秒5。5日目以降は全てマイナス0秒3で安定している。
 先週火曜日以降は雨が降らず、乾いた状態が続いて先週は土日とも5日目と同じ馬場差だった。逃げ切りが5回あって、東京ダートにしては多いが、その逃げ切りが決まった土曜の2Rや日曜の11Rは2着が追い込み馬だった。その他のレースでは平均ペースでも差し決着になっていたりして、特に偏りのある馬場状態ではなかったと思う。

番組注目馬

  • 日曜東京08R 2着 ダイワインパルス

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜東京03R 1着 ブランエクラ
  • 日曜東京08R 1着 イーグルフェザー

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜東京01R 2着 ウインクバック

※このレース、メンバーランクがEだが、勝ったムーンザムーンを除くと前走5着以内の馬がいなかっただけでなく、芝向きの切れがある馬がこれまた勝ったムーンザムーンを除くと居なかった。超スローペースで前めにつけて上がり35秒1でも2着に残れるようなメンバー構成だったので、2着だが、3着・4着も同じアイルハヴアナザー産駒のジリ脚タイプだった事も幸いしている。東京芝でサンデーサイレンス系の切れる馬が複数いるようなメンバー構成なら、切れ負けして3着以内以下になると思う。


4回京都6日目・7日目

京都芝 土:-1.6 日:-1.5 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒6、日曜がマイナス1秒5だった。さかのぼって7日間の馬場差を確認しておくと、2日目は雨の影響でプラスの数値だったが、他の開催日は速い時計の出るコンディション。初日はマイナス2秒台で超がつくような高速馬場。そして4日目以降は大きな動きはなく、安定している。
 高速馬場ではあるが、Aコース3週目となって、1週前より少し時計が掛かるようになった。また、Aコース3週目で大分外からの差しが届くようになっていた。京都、秋の京都は今週までAコース使用で、馬場差は水準方向に変化して、先週以上に外から差せる馬場になるのではないかと予測できる。

京都ダ 土:-0.3 日:-0.3

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。さかのぼって7日間の馬場差を確認しておくと、2日目は雨の影響でマイナス2秒台の高速馬場だった。2日目を除いても前半2週は速めの時計が出るコンディションだったが、先週は水準に近い数値となった。
 月曜日に雨が降ったものの、その後木曜日まで気温が高かった事で週末は完全に乾いた良馬場だった。2週目までは良馬場でも速めの時計が出ていたが、かなり乾いてようやく水準の馬場になって来た。4コーナー2番手以内の馬が2着以内に入っていないのは、土日で3鞍だけ。差し馬が上位を占めたのは日曜の7Rだけで、これは京都のダートらしい傾向。

番組注目馬

  • 日曜京都07R 7着 エイシンカーニバル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都07R 1着 イーデンホール

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜京都04R 4着 カラクレナイ

※京都のタイム分析でも取り上げたが、直線での伸び脚を見れば1つ勝てるのは間違いないと思う。タイム分析で目一杯ガンガンとは追っていないのに伸びたという部分を補足すると、ミルコデムーロ騎手が新馬戦でダッシュがつかず、最後方近くまで下がってまで無理をするようなジョッキーではないので、目一杯には追っていない。それでも馬が勝手にという感じて伸びている点に能力の高さを感じる。距離は伸びた方が良いと思う。


3回新潟3日目・4日目

新潟芝 土:-0.5 日:-0.4 Aコース  直線 土:-0.2 日:-0.2

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒4。直線1000mは土日ともにマイナス0秒2だった。ここまで4日間の芝の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが、開幕週と比べ先週はやや時計が掛かっていた。
 夏の開催の後に5週間間があいて、その間に修復作業もしていて1週目は夏の最終週とあまり変わらない馬場差だったが、2週目になって少し時計が掛かるようになった。秋の新潟開催は今週までだが、今週もAコース使用。さらに水準方向に馬場差が動くだろう。1週目の時点で既に内有利ではなく、馬場の中程を通る差し馬の好走が多かったが、先週も同じだった。ただし、内が決定的に傷んでいる訳ではないので、内回りのレースでは内を通った馬の好走も結構ある。直線1000mがいつもにも増して外枠有利なのは1週目と同じだった。

新潟ダ 土:+0.5 日:+0.4  1200 土:+0.1 日:±0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒5、日曜がプラス0秒4。1200m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がプラスマイナスゼロだった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、1800mは全てプラスの数値で、週単位では開幕週より先週の方が掛かっていた。1200mも開幕週より先週の方が掛かっていた。
 1週目より乾燥が進んで、時計が掛かるようになっていたが日曜日は朝に少し雨が降って、土曜よりいくらか速い時計が出るようになった。選手は新潟のダートにしては差し馬の好走がが多かったものの、上がりタイムが掛かってなおかつ全体のタイムも遅いとか、前傾ラップで上がりが掛かったというパターンで、馬場状態が内を通った先行馬が止まると、そういうものだったという訳ではない。

番組注目馬

  • 土曜新潟05R 3着 グランドロワ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜新潟02R 1着 リゾネーター


馬券Summary

  • チェックレース

 土曜京都9R壬生特別(3歳以上1000万下)で2着のグランシェリーは個人の推奨馬だった。推奨した根拠は5/28の御池特別が京都芝1200では珍しいハイペースで逃げて2着だったこと。御池特別で先行した馬のその後を見ると4角2番手で3着だったブラッククローバーは次走500万に降級したとはいえ3馬身差の1着。同じく4角2番手から7着だったハピネスは次走1000万で2着。御池特別がハイペースだったことだけではなく、そこで先行した他の馬も次走で好走していることからチェックレースとしてグランシェリーも本命として取り上げることが出来た。
 続いて日曜京都10R桂川S(3歳以上1600万下)で3着のコウエイタケルは前走6/18阪神の水無月Sで7頭立ての5着だった。この水無月Sは7頭立てながらハイペースで、前3頭が競り合って他の4頭を引き離していたが、直線で前の3頭と後ろの4頭がそっくり入れ替わるという1200の少頭数では珍しい展開だった。ここで先行した馬のその後を見ると6着ラヴァーズポイントは次走CBC賞で軽ハンデとはいえ2着。7着のアンナミルトは次走佐世保S(1600万下)で1着。そして水無月Sで差してきた2~4着馬は次走全て6着以下で、3,4着馬はその後一度も5着以内に入っていない。ということでコウエイタケルも今回は休み明けでも本命に出来た。
 特定のレースをチェックする手法は有効で、基本はレベルの高いレースに注目することになるが、昨今の1000万/1600万の芝1200mはスローが多いので、ハイペース差し決着になったレースをチェックしておくべき。そしてそのレース出走馬のその後を追っておくと、次走が遅くなった馬の取捨が容易になる。