2015年6月29日放送

提供: 先週の結果分析
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2015/6/27(土)・6/28(日)開催

3回東京7日目・8日目

東京芝

  • 土:-0.6 日:-1.0 Dコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス1秒0だった。まずはここまでの馬場差を振り返っておく。8日間を通して、マイナスの数値でその内終日良馬場発表だった2日目から4日目まで、そして8日目はマイナス1秒台だった。その他の4日については、雨の影響を受けた。
 最終週の先週、まず土曜日は雨の影響が残って終日稍重発表で馬場差はマイナス0秒6。日曜は乾いて良馬場発表になり、馬場差はマイナス1秒0。馬場発表通りで、非常にわかりやすい時計の出方だった。言い換えると10週の連続開催の最終日でも速い時計の出るコンディションだったという事。次に連対馬の脚質だが、好位勢が優勢で特に日曜の6鞍は全て連対した。一方コース取りは内あり・外ありで、最終週で雨の影響を受けたからと言って内が荒れて外差しが目立つという事はなかった。

東京ダート

  • 土:-1.1 日:-0.5

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス0秒5だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値だが、初日1R時がマイナス2秒2。一方4日目はマイナス0秒4といったように開催日によって時計の出方はかなり異なる。
 先週は土曜の方が雨の影響が残って、マイナス1秒1。日曜は土曜よりも乾いてマイナス0秒5。数値に差はあるが、わかりやすい推移。なお、日曜日は途中で稍重から良に変更されたが、馬場差は1日を通した数値になっている。そして連対馬の脚質だが、こちらは目立った偏りは見られなかった。

番組注目馬

  • 土曜東京09R 8着 モンドクラッセ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜東京08R 1着 ジュンツバサ

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 日曜東京12R 3着 メイショウカノン

※このレースのタイムランクはCでメンバーランクはB。やはり上位人気に支持されて上位入線した馬にはやはり警戒が必要だが、3着のこの馬を危険馬として取り上げる。現級勝ちのある実力馬だが、東京ダート1300mで外枠でのもの。まだ砂をかぶると嫌がる面もありますし、この後の番組を考えると福島・新潟の短距離戦になってしまうと内枠を引いて揉まれた場合、凡走も考えられるかなと思う。


3回阪神7日目・8日目

阪神芝

  • 土:+0.9→+0.5 日:+0.3→±0 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒9からプラス0秒5へと変動、日曜はプラス0秒3からプラスマイナスゼロへと変動した。ここまでの馬場差を振り返っておくと、2日目から4日目までマイナス1秒台で速い時計の出るコンディションだったが、後半2週特に先週は雨の影響で時計が掛かった。
 阪神地域は金曜深夜まで雨が降って、土曜1Rは重馬場でスタート。後半は乾いて行ったが、終日時計の掛かるレベルだった。日曜は土曜終盤よりも乾いたが、劇的に回復した訳ではなかった。連対馬の脚質だが、土日トータルで大きな偏りはなかった。ただ、土曜の勝ち馬はほとんどが中団から外をを回った差し馬だったのに対して、日曜の勝ち馬はほとんどが内を通った逃げ・先行馬だった。

阪神ダート

  • 土:-3.1 日:-1.8→-1.2

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス3秒1、日曜はマイナス1秒8からマイナス1秒2へと変動した。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値というだけではなく、マイナス1秒台・2秒台さらに3秒台とかなり速い時計の出るコンディションになる日が多くなった。
 金曜の雨の影響が残って、土曜はマイナス3秒1と相当に速い時計の出る馬場だった。日曜は土曜と比較すれば乾いて、さらに1日の中でも終盤は乾いて行ったが、それでも1日を通してマイナス1秒台。連対馬の脚質だが、土曜は内を立ち回った逃げ・先行馬が優勢だった。日曜は偏りは見られなかった。一口に高速馬場と言っても土曜はかなり特殊なコンディションだった。

番組注目馬

  • 日曜阪神10R 2着 ペイシャモンシェリ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜阪神05R 1着 ポルトフォイユ

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 日曜阪神05R 1着 ポルトフォイユ

※このレースタイムランクDだが、メンバーランクはB。非常にインパクトの強い勝ち方だった。余力もありますし、上積みは十分でほんと期待できる馬だと思う。新馬にしては珍しく、前半の1000m通過59秒2とハイペースになって能力の差が歴然と出てしまった。と言うは1着から4着までの着差が5・4・3馬身。そして6着から9着までの着差が9・3・3馬身とバラバラ。これを好位から上がり600m最速の36秒9で5馬身差のポルトフォイユは、下馬評に違わぬ勝ち方でクラシック級の器。次走も難なく突破できると思う。


1回函館3日目・4日目

函館芝

  • 土:-1.5→-0.4 日:+0.2→+1.1 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5からマイナス0秒4へと変動、日曜はプラス0秒2からプラス1秒1へ変動した。まずはここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、開幕週は土日を通じてかなり速い時計の出るコンディションだったが、2週目の先週は雨の影響で時計が掛かって行った。
 函館は土曜朝から雨で少なくとも土曜前半については、マイナス1秒台の馬場差だった。土日ほとんどが雨の中で行われて、日曜終盤に向けて時計が掛かって行った。短時間で一気に悪化したという訳ではなく、ジワジワ確実に時計が掛かって行った。開催日当日という事では3場の内最も影響を受けたのが函館だった。連対馬の脚質だが、中団・後方の馬が絡んでいないのは土日の13鞍中、雨の影響を比較的受けていなかった土曜前半の2鞍だけ。とは言え、逃げ・先行も粘っていて、特に日曜の7鞍中3鞍は逃げた馬が勝って、中団・後方から延びて来た馬が2着という組み合わせだった。

函館ダート

  • 土:-1.0→-1.6 日:-2.4

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス1秒6へと変動、日曜はマイナス2秒4だった。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台かマイナス2秒台で速い時計の出るコンディションになっている。
 土日を通して良馬場だった開幕週でさえ、マイナス1秒台の数値だったので雨の影響を受けた先週さらに時計が出やすくなるのは当然と言えば当然。土曜は雨が降り続いて、ダートで最後に行われた11Rはマイナス1秒6。日曜はさらに高速化してマイナス2秒4になった。日曜については雨が降り続いていたものの、高速化もMAXになってしまった感じで、時計の出方としては終日変わらなかった。特殊と言える馬場コンディションではあったが、連対馬の脚質に目立った偏りは見られなかった。

番組注目馬

  • 日曜函館12R 2着 メイショウスミトモ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜函館03R 1着 バイタルフォース


ワンポイントアドバイス

  • 走り始めたハービンジャー産駒