2015年5月11日放送
2015/5/9(土)・5/10(日)開催
目次
2回東京5日目・6日目
東京芝
- 土:-0.8 日:-0.8 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒8だった。まずはここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、大きな動きはなく、速い時計の出るレベルで安定している。
開幕週以来3週連続で土日ともに完全な良馬場。中間は先週も雨が降らなくて、土曜の午前中にほんの少量の雨と土曜の夜6時頃から2時間程度雨が降ったが、馬場にはちょうど良いお湿りといった感じだった。馬場差を土日を通して同じ数値で、先週より若干掛かっていて1週目と同じ数値だが、これは2週間使用されたことによるもので、馬場自体は傷んでは来ていない。本質的に外の差し・追い込みが決まりやすい点も先々週までと同じだが、それでも先週は前2週よりは逃げ・先行馬が絡んでいた印象がある。6週間開催の4週目・5週目に当たる今週から2週がBコース。ダービーウィークの6週目がCコースになるが、コースが替わる今週は良馬場であれば時計の出方が少し速くなって、内有利の方向に進むのではないかと思う。
東京ダート
- 土:-0.2 日:±0
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がプラスマイナスゼロだった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス0秒2からプラス0秒4の間で大きな動きはないが、2週目はやや時計が掛かり、5日目の先週土曜はここまででは最も時計の出やすいレベルだった。
先週も全般に砂が乾燥した馬場コンディションだったが、標準寄りではあっても土曜は開催で初めてマイナスの馬場差と、割と時計の出る範囲だった。土曜夜の雨は馬場には影響せず、日曜は朝から5台の散水車で水分を補給している程だった。この日曜は土曜よりコンマ2秒ほど時計を要していて、水準値だった。脚質的な偏りはなく、後方からの追い込みも決まっていた。
番組注目馬
- 土曜東京06R 2着 ジェルブドール
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京02R 1着 イダクァイマ
長谷川仁志 次走推奨馬
- 土曜東京10R 4着 アドマイヤケルソ
※粒の揃った芝2400mの準OP戦だった。タイムランクはDと低めだったが、スーサングレートが逃げて前半1000m1分0秒3とペースは流れた。13秒台が一度もなくゆるみのない展開になっている。アドマイヤケルソは2コーナーでは中団にいたが、向正面で外をスルスルと上がっていって3コーナー2番手。横山典弘騎手が府中でゴールドシップを再現しているのかといった感じの仕掛けで、本命を打って馬券を買った手前、速いと思わずうなってしまった。直線は早めにサムソンズプライドに交わされて、これは厳しいと思っていたが、そこから執拗な粘りを発揮して、勝ち馬とは0秒3差。2着とは半馬身とハナ差。考え方によってはバテない特性を活かしたとも言える。とにかくズブい印象があっただけに、今回仕掛けて出して行ったという事が、次走はプラスに働くと確信したいと思う。狙い打ちしたい。
長谷川仁志 次走危険馬
- 日曜東京12R 2着 フミノファルコン
※結果的にEランクの2着なので、危険馬とするのは心苦しい気もするが、今回を含めた近5走が全て1番人気の馬なので、この連対で次走も人気は必至だと思う。ただ、今回は前半600m36秒1・後半36秒7と東京ダート1400mとしては緩やかな流れだった。外枠で外外を回ったにせよ、早めに動いたルメール騎手は間違っていなかったと思う。それで写真判定のギリギリの2着であって、堅実だが格好をつけているだけで、強いと感じない近走と印象は変わっていない。危険馬としたい。
3回京都5日目・6日目
京都芝
- 土:-1.7 日:-1.6 Cコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒7、日曜がマイナス1秒6だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒を超える数値で、速い時計の出るコンディションになっている。
中間に降った雨は2ミリだけだった。Cコース3週目とあって、外回りの3・4コーナーに若干の傷みが出始めているが、相変わらずの高速決着に変わりはない。ただ、脚質的には中団からの差し、後方からの追い込みがよく決まっていた。今週からの後半3週はDコースが使用される。
京都ダート
- 土:-0.1 日:±0
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒1、日曜がプラスマイナスゼロだった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週はマイナス0秒5でやや速めの時計が出るコンディションだったが、2週目以降は水準か水準前後で推移している。
雨が少なかったために、先々週同様に砂が乾燥して、大きな動きはないが先々週より時計の出方は若干速かった。京都らしく先行有利の傍ら、展開一つで差しも決まっていて1番人気のキタサンウンゲツがハイペースの4コーナー先頭から飲み込まれて、差し・差し・差しで決着した日曜12Rは展開がもたらした波乱と言える。
番組注目馬
- 土曜京都05R 1着 セイントバローズ
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
1回新潟3日目・4日目
新潟芝
- 土:+0.3 日:+0.4 Bコース
- 直土:+0.1 直日:+0.1
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がプラス0秒4。直線1000m対象の数値は土日ともにプラス0秒1だった。まずはここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、大きな差ではないが先週は開幕週と比べ、若干時計が掛かっていた。
土曜の午後は雨が降っていたが、時計の出方に影響を及ぼす程ではなくて、終日同じ馬場差。そもそもが時計の出やすいコンディションではなくて、1週使った分、2週目は若干時計が掛かっていた。連対馬の脚質を見ても土曜の芝で直線1000mの5Rを除くと連対馬6頭の内5頭は中団・後方から外を伸びた差し馬だった。日曜は土曜ほどに差し優勢ではなかったが、逃げ・先行で連対したのは1200mの6Rを勝ったレッドランタンだけだった。特に外回りでは4コーナーから直線にかけて、全体に内を空けているのが目についた。この開催は後半2週引き続きBコースが使用されるので、この傾向が大きく変わることはないと思う。
新潟ダート
- 土:+0.4→+0.1 日:+0.4
- 1200土:-0.3→-0.5 1200日:-0.3
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒4からプラス0秒1へと変動、日曜はプラス0秒4。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒3からマイナス0秒5へと変動、日曜がマイナス0秒3だった。まずはここまで4日間の馬場差を振り返っておく。1800m・1200mともほとんど変わらないが、3日目だけは変動で後の方が時計が出やすくなっている。
土曜日は昼から小雨が降り続けていたので、1800m・1200mともに後半の方がいくらか時計が出やすくなってきた。そのために馬場差は変動となっているが、変動幅は大きくなくて翌日の日曜はこの開催の標準値とも考えられるレベルに戻った。この開催のダートは1週目から特に1200mは良馬場であっても速めの時計が出るコンディションになっている。1週目と比べると先週はあまり差しが決まっていないが、1週目はハイペースになったレースで差しが決まっていただけであって、馬場の傾向が1週目と2週目で異なっていた訳ではない。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
ワンポイントアドバイス
- 桜花賞、皐月賞の展望