2015年3月23日放送
2015/3/21(土)・3/22(日)開催
- 司会:山本直也、砂岡春奈
- 解説:津田照之
目次
2回中山7日目・8日目
- 中山芝 土:-0.3 日:-0.8 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒8だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておく。2日目後半から4日目までは雨の影響で時計が掛かったが、後半2週はマイナスの馬場差で特に先週日曜は時計が出やすくなった。
土曜は雨の影響が残って開催3週目より若干時計が掛かっていたが、乾いた日曜は一気に時計が出やすくなって、開催初日と同レベルの時計の出やすいコンディションになった。このように土日の時計の出方は異なったが、先々週と比較すると土日ともに内を立ち回った馬の上位進出が目についた。今週ももう1週Aコースが使用されて、その後Bコースに替わる。
- 中山ダ 土:-0.6 日:-0.4
- 1200 土:-0.9 日:-0.6
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒4。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒6だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておく。1800mは週によってあるいは開催日によって時計の出方が異なり、安定していない。先週の土曜はこの開催では最も時計の出やすいレベルだった。1200mは全てマイナスの馬場差で、こちらも先週の土曜はこの開催で最も速い時計の出るレベルになった。
木曜日に降った雨の影響が残って速い時計の出るコンディションになった。土曜は稍重、日曜は稍重から良へと変化したが、どちらも馬場差は変動ではない。また、1800mでは稍重や良であっても、重馬場だった2週目より速い時計が出ているので、その点は要注意。あと1・2着馬の多くは4コーナー3番手以内。特に日曜日は前残り傾向が強かったが、先週の土曜と日曜で前が残りやすいとか、差しやすいといった違いはなかったはず。
番組注目馬
- 日曜中山05R 2着 ヴァンガードシチー
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜中山02R 1着 ボルドネス
- 日曜中山05R 1着 ウイングチップ
1回阪神7日目・8日目
- 阪神芝 土:+1.4 日:+0.3 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒4、日曜がプラス0秒3だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、開催初日はマイナスの数値だったが、2日目以降雨の影響で設定不能かプラスの数値で時計の掛かるコンディションだった。ただし、先週日曜は水準に近いレベルに戻った。
基本的にこの開催自体が雨の影響を受けた。土曜も週半ばの雨の影響が残って時計の掛かるコンディションだった。ただ、日曜は乾いて行った。中山のようにマイナスの数値ではないが、土曜と日曜の馬場差の差は阪神の方がより大きくなっている。脚質的には土曜は前めにつけた馬が大活躍したが、日曜になると中団からの差しも届くようになって行った。そして逃げ馬の連絡みは芝のレース9鞍あったが、わずか1頭のみという事で今週も差しがバンバン届くとまでは言わないが、逃げ馬が苦戦する状況は続くと思う。阪神ももう1週Aコースが使用されて、その後Bコースに替わる。
- 阪神ダ 土:-1.9→-1.5 日:-1.1→-0.7
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒9からマイナス1秒5へと変動、日曜はマイナス1秒1からマイナス0秒7へと変動した。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値で総じて脚抜きの良いコンディションだったが、6日目については水準に近いレベルとなった。
週半ばの雨の影響が残って脚抜きの良いコンディションだった。ただ、土曜は朝から日曜夕方へと徐々に乾いて行って、ジワジワと水準方向に近づいて行った。とは言え、2日を通じて時計の出るコンディションであった事は変わりない。脚質的には好位組が最も活躍した。そしてペースによっては差しも届いていたが、後方からの差し馬が連絡みしたのはわずか2鞍だった。差すにしても中団辺りにはつけていないと厳しい状況だった。そして前回の番組でパサパサのダートなら差しも届きそうと話したが、結局どういう訳か1回阪神は全て雨の影響を受けた馬場になった。
番組注目馬
- 土曜阪神06R 2着 バスタータイプ
※このレースで3着だったトップディーヴォも次走有力ではあるが、脚質を考えればよりレースぶりに安定感があるのはこちらの方だという事で選んだ。
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜阪神02R 1着 タガノクレイオス
津田照之 次走危険馬
- 土曜阪神12R 2着 ゴールデンアタック
※2番手から抜け出した勝ち馬はともかく、2着から5着には差し馬が台頭したレース。ラップそのものは平均レベルだが、前の馬が早め早めに動いて行く展開になって、流れは完全に差し馬に味方したレース。その中ゴールデンアタックは後方追走から、4コーナーすごく上手く立ち回った。それで最後伸びて来たが、1着~4着までは大接戦で、ギリギリの1着でしたからタイムランク的にもEですし、今回展開にも恵まれたという事で、次走は疑った方が良いかなと思う。
2回中京3日目・4日目
- 中京芝 土:+1.1 日:+0.5 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒1、日曜がプラス0秒5だった。まずはここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、全てプラスの数値で3日目は雨の影響が残り、他の日と比較しても時計が掛かった。
中山や阪神と同じく、土曜の方が雨の影響が残って日曜は乾いて水準レベルに近づいた。ただ、日曜にしてもプラス0秒5という馬場差が示すように時計は掛かっている。のめっていたというコメントが結構聞かれた。特に3コーナーぐらいがかなり悪いという事だったので、その声は日曜になっても変わらなかった事を思うと、日曜は良馬場発表だが、土日とも実質道悪だったと見るべきだろう。脚質的には土日9鞍で逃げ馬が5連対した。前回の番組で外差しが届く兆しが見え始めていたと話したが、結局劇的な変化はなくて、伸びてくるのは馬場の4分どころを通った中団追走の差し馬だった。世襲は馬場そのものがかなり重く、前に行った馬も止まっているが、後ろの馬も伸びてこないといったレースが多かった。
- 中京ダ 土:-1.1→-0.6 日:-0.4
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒1からマイナス0秒6へと変動、日曜がマイナス0秒4だった。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、1週目はやや時計の掛かるコンディションだったが、先週は雨の影響で時計が出やすくなった。
土曜の3Rまでは雨の影響が大きく残って、脚抜きの良いコンディションだった。8R以降は乾いて馬場差は水準方向へと近づいて行った。日曜は土曜よりもやや乾いて、1日を通した数値になる。脚質的には土日とも午前中のレースは前めにつけた馬が活躍していて、こういう傾向だとズバリ言い切れないが、下級条件だと前残りが多めで、差して来るにしても4コーナーでは良い位置に居ないと厳しい状況だった。そして1000万下とか1600万下、この2鞍は差しも届いていた。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
津田照之 次走推奨馬
- 土曜中京07R 4着 グランディフローラ
※道中は馬群の中でしっかりと脚を溜めていたが、直線で外へ出せない。出したそうにしているが出せず、もう一回出せるかなと思ったらまたもう一回出せずにと。追えない場面が長く続きましたから、結局前が開いてからは結構グイグイ伸びてくる。それでも流石にあそこまでの事があると、4着が精一杯だったという事で、今回人気にもなっていたが次走スムーズなら勝ち負けになると思う。
ワンポイントアドバイス
- 藤岡康太騎手に注目