2015年12月21日放送
2015/12/19(土)・12/20(日)開催
目次
5回中山5日目・6日目
中山芝 土:-0.7 日:-0.8 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒8だった。まずはさかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス0秒9からマイナス0秒5の間で推移しており、大きな動きはない。高速馬場という程ではないが、速めの時計が出るレベルとなっている。
ここ3週で大きな動きはないが、雨の影響が残った開催2週目よりも先週の方が時計が出やすくなって、開幕週に近いレベルだった。先週の中では、雨や霜の影響が残っていた土曜の方が日曜よりも若干時計が掛かっていた。あと、上位馬で見ると、土曜は内を回った馬が目に付いた感じだった。日曜は12Rを勝ったゴットフリートこそ内を突いて抜け出したが、総じて外を回っても伸びるようになって行った。また、位置取りという点では中団の馬の連対が多かった。
中山ダ 土:-0.2 日:±0 1200 土:+0.1 日:+0.2
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がプラスマイナスゼロ。1200m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がプラス0秒2だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、1週目と3週目は1800m・1200m共に水準レベルだったが、2週目は雨の影響で脚抜きの良いコンディションだった。
木曜日に降った雨の水分が土曜にはまだ残っていて、日曜は土曜より乾いた。そのため中距離も1200mも土曜の方が時計の出るコンディションだったが、土日の馬場差の違いはさほど大きくなくて、ほぼ1週目と同じような馬場状態だった。1着と2着が先行馬と差し馬という組み合わせのレースが多くて、脚質的には偏りのある傾向は特になかった。
番組注目馬
- 日曜中山02R 2着 ルミナリースピン
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜中山08R 1着 スティンライクビー
5回阪神5日目・6日目
阪神芝 土:-0.3 日:-0.3 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値だが、最も速い時計の出るコンディションでも2日目のマイナス0秒6で、水準に近いか若干時計の出やすいレベルで推移している。
土日ともマイナス0秒3で水準に近いレベルだった。開催が進んで馬場そのものは少し傷んでいるが、乾いたコンディションの分、時計の出方は鈍らなかった。脚質的には下級条件だと前めにつけた馬が有利で、クラスが上がるほど差しが届きやすくなっている印象。いずれにしろ外一気の差しが届くような馬場にはまだなっていない。朝日杯FSのリオンディーズ辺りは例外中の例外だと見て良いと思う。なお、阪神の芝は最終週の今週だけBコースが使用される。
阪神ダート 土:-0.3 日:-0.3
先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週は水準レベル。2週目は雨の影響で脚抜きの良いコンディションになった。先週はマイナスの数値ではあるが、水準に近いレベルに戻った。
雨の影響を受けた先々週とは違って、先週は土日とも良馬場で行われた。ただ、力を要するコンディションではなくて、馬場差はマイナスだった。脚質的には後方からの差しは多くなかったが、中団からの差しは結構届いていた。ですから、前回の番組でお話した通り乾くと差しが届くという見解は結構当たっていたんじゃないかなと思う。今週も引き続き土曜の傾向が続くと思われる。
番組注目馬
- 土曜阪神09R 2着 タイセイブルグ
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜阪神06R 1着 サトノファンタシー
- 土曜阪神09R 1着 スマートシャレード
- 土曜阪神11R 1着 ダッシングブレイズ
※遅い流れを一気に差しきったので、次走G3なら通用する。
- 日曜阪神04R 1着 ロードスター
- 日曜阪神11R 1着 リオンディーズ
- 日曜阪神12R 1着 サンライズネオ
津田照之 次走危険馬
- 土曜阪神12R 2着 モズハツコイ
※このレース、適度に流れが速くて中団追走から展開が向いて、一旦は抜け出しそうにはなったが、そのあともう一伸びを欠いた。ですから、2着にはなったが、いつどうなってもおかしくない感じはありますし、堅実に駆ける反面、勝ち味にまだまだ遅い感じがある。そしてこの馬、もともとちょっと脚裁きが硬めの馬。休み明けからもう5走目に次なるので、次走はそろそろどうかなという感じもあるので、いずれにしろ人気ほど堅くはない、今回もガチで人気になる馬を選んだ。
4回中京5日目・6日目
中京芝 土:-0.9 日:-0.9 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒9だった。まずさかのぼって6日間の芝の馬場差を振り返っておく。開幕週がマイナス1秒台、2週目は雨の影響で水準レベル。先週は開幕週ほどではないが、速い時計の出るコンディションだった。
天候に恵まれた事もあって、時計の出方は速くなった。ただ、馬場の内側の荒れは顕著で、内を空けて走る馬の姿が目立った。とは言え、外差し一辺倒かと言うとそうでもなくて、日曜後半は逃げ切りも2鞍あった。両レース共通して言えるのは、馬場の内側を空けての逃げだった。結局各騎手がゆったり構えても届くという意識が強すぎたせいか、妙に控えてしまうケースが多くて、逆に逃げ切りを許す結果になったんだと思われる。
中京ダート 土:-0.2 日:±0
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がプラスマイナスゼロだった。4回中京のダートは週単位で時計の出方が変化した。2週目は雨の影響で時計が出やすく、特に3日目はマイナス1秒0だった。一方先週は水準レベルで日曜だけはマイナスの数値ではなく、この開催では最も時計が掛かっていた。
1・2週目と比較すれば、乾いて時計が掛かった。上位馬から見ると好位から抜け出すタイプの活躍が目立った。土日12鞍あって逃げ・先行タイプの連対はわずか3頭で、前回の番組で乾いた馬場なら差しが届くと話したが、その通りとまでは言わないまでも、好位差しは結構決まっていた。何となく中京イコール前残りみたいな事言う人多いが、最近は案外そうではなくなってきている印象が強い。特に乾いた馬場の場合はそのイメージが徐々に覆されている感じがある。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜中京08R 1着 パフォーマプロミス
津田照之 次走推奨馬
- 土曜中京07R 5着 ロイヤルストリート
※序盤から頭を上げてかなり引っかかっていた。外からも交わされて、それでも2番手追走からしぶとく踏ん張って、この後直線に向いてからは一端先頭を伺うような場面もあった。このレース、レースそのものが差し馬同士の決着になった事を考えると、この一端抜け出しての5着というのは高く評価できると思う。さらに言えば、この馬3ヶ月ぶりの実戦でしたから、この内容なら次走一変の可能性が高いと思う。いずれにしろ現状短距離が合っているイメージが強い。
ワンポイントアドバイス
- 乾くと差し届き、湿ると前残る
※これは阪神ダートのこと。