2015年11月9日放送
2015/11/7(土)・11/8(日)開催
目次
5回東京1日目・2日目
東京芝 土:-1.0 日:-0.5→+0.5 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜はマイナス0秒5からプラス0秒5へと変動した。まずはさかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催5日目以降マイナス1秒レベルで推移していたが、先週日曜は雨の影響を受けて、この秋の東京で初めてプラスの数値になった。
土曜の馬場差は1週前とほぼ同じだった。Bコースに移っても外と言うか、馬場の中ほど、そこら辺を通った馬の伸びが目立って、土曜は差し・追い込み馬の好走が目立った。超スローペースで結果的に前残りの京王杯2歳Sも外を通った馬の伸びは目立っていた。日曜日は雨が降り続けて、馬場差は変動になった。1Rの時点で土曜より時計が掛かっていて、後半は馬場差がプラスになった。そして日曜日の勝ち馬は全て4コーナー3番手以内だったが、先行馬が4コーナーもう内を空けるようになって来ましたし、スローペースの影響も大きい。7レースの内6レースでペース補正が入って、その内3レースはスローのSランクだった。ちなみに土曜は芝の6レース全てペース補正入っているが、Sランクは1つもない。今週まではBコースで、その後の後半2週はCコースが使用される。今週も内を通るの伸びを欠くという馬場になると予想できる。
東京ダート 土:-0.3 日:-0.4→-0.9
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜はマイナス0秒4からマイナス0秒9へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておく。前開催2週目は雨の影響で速い時計の出るコンディションだった。その後水準レベルで推移していたが、先週日曜は雨の影響で時計が出やすくなった。
週初めに降った雨の水分が残っていて、土曜日にしても1週前より時計が出る状態だった。そして雨が降り続けた日曜は徐々に高速化して行ったが、超高速馬場とまでは行かなかった。日曜日は良馬場でスタートして最後重まで行っているが、馬場差の変動幅はそれほど大きくない。土曜は好位差しが優勢だったが、日曜日は追い込み勝ちが3回あった。で、追い込んで勝った3頭全て1番人気だったが、ダートの重馬場は前残りという俗説があるが、特に東京ではそれは当てはまらない。
番組注目馬
- 土曜東京03R 6着 ビレッジシャトル
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京06R 1着 アルーアキャロル
5回京都1日目・2日目
京都芝 土:-1.0 日:+0.2→+1.9 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜はプラス0秒2からプラス1秒9へと変動した。京都も連続開催ですので、さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、先週土曜までは全てマイナス1秒台の数値だったが、日曜は雨の影響を受け、この秋の京都開催で初めてプラスの数値になった。
先週からBコースに移ったが、土曜の馬場差は1週前の日曜日と同じだった。開催進行による芝の傷みが仮柵によって相殺されたのだと思う。日曜は雨が降り続けて、馬場差は変動になった。1Rの時点で既にプラスの馬場差で午後はプラス1秒を越え、最後はプラス1秒9まで行った。特に午後は道悪の巧拙がかなり重要だったと思われる。なお、今週は引き続きBコースで後半の2週はCコースが使用される。
京都ダート 土:-0.9 日:-1.5→-2.5→-2.2
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス1秒5でスタートしてマイナス2秒5、そしてマイナス2秒2へと変動した。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、ダートは前開催全てマイナスの馬場差ではあるが、最も時計の出やすい日でマイナス0秒8だった。ところが先週は、土曜時点でマイナス0秒9。日曜は雨の影響で脚抜きが良くなり、高速化した。
良馬場の土曜日の時点で馬場差マイナス0秒9と今年秋の京都の良馬場では最も速い時計が出る状態になっていたが、日曜は雨の影響で超高速馬場となった。日曜日の変動の馬場差だが、2Rがマイナス1秒5、6Rがマイナス2秒1で、8Rがマイナス2秒5。この8Rが最も高速という状態で、その後は水が浮いて来て、水準方向に戻って9Rと11Rはマイナス2秒2だった。土日とも逃げ・先行馬の勝ったレースが多いが、日曜の後半差し馬が上位に来ていた。ただし、その差し馬が来ていた日曜の9Rと11Rはハイペースで、基本的には京都のダートらしく前残りの傾向だった。
番組注目馬
- 日曜京都08R 2着 ヒデノインペリアル
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜京都01R 1着 ドライヴナイト
- 日曜京都04R 1着 タイセイサミット
- 日曜京都05R 1着 サトノダイヤモンド
- 日曜京都09R 1着 パワーポケット
大川浩史 次走推奨馬
- 土曜京都06R 1着 ラルク
※パドックでは体のバランスが良く、そして関節の可動域が広くて背中の柔軟性があるという事が歩いているところを見ると大体わかると、そういう馬だった。実際に走らせると、前脚が前に良く伸びる大きなフットワーク。こういうタイプは小回りコースとかごちゃつくレースというのはちょっと不安もあるが、2歳とか3歳春の牝馬の大レースは全部広くて直線の長いコースばかりなので、そういう不安点が露呈することはない。
大川浩史 次走危険馬
- 土曜京都11R 1着 キャンディバローズ
※2回札幌で未勝利戦を勝った時に、この馬一瞬の切れ味が持ち味だろうと言ったが、そういうタイプはファンタジーSには向いているので、今回本命だったが、やはり良い脚が長続きしないというレース内容だったと思う。ファンタジーSの勝ち馬で、外回りコースの阪神JFを勝った馬は居ないが、それはファンタジーSに向くタイプと阪神JFに向くタイプが全く違うからで、キャンディバローズはファンタジーS向きではあっても、阪神JF向きではないと思う。
3回福島1日目・2日目
福島芝 土:-1.0 日:設定不能 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜は設定不能だった。まずはここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、3日目まではマイナス1秒台の馬場差だったが、日曜は設定不能となった。
土曜の馬場差は1週目とあまり変わらなかったが、雨が降り続いた日曜は一気に時計の掛かる馬場となった。日曜の午前はプラス1秒台の半ば。昼過ぎはプラス2秒台の前半、9R以降はプラス2秒台後半という感じだったと思われるが、ここまで行ってしまうとタイムランクを出すことにあまり意味がない、むしろ危険というところがあるので、馬場差は設定不能とした。馬場発表は12Rでも重だったが、おそらく芝の根付きがあまり良くなくて、競馬の最中に雨が降っていると一気に時計が掛かるのだと推測する。最終週となる今週はBコースに移るが、気温も低いですし、大幅な回復は見込みにいく。良馬場でもプラスの馬場差になるかもしれない。土曜でも結構外が伸びていたが、日曜の午後は完全な外伸びという馬場になっていた。その後12R、これが最内を通って逃げ切りだが、外も傷んでどこを通っても変わらないようになっていたあるいは、最内の1頭だけがギリギリ馬場が良かったかのどちらか。いずれにしても、日曜は時計の掛かる馬場での巧拙とか、通ったコースによって結果が左右されていたと思う。
福島ダート 土:±0 日:-0.2→-1.0
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜はマイナス0秒2からマイナス1秒0へと変動した。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、1週目はマイナス0秒3、先週土曜はプラスマイナスゼロで大きく動いてはいないが、日曜は雨の影響で後半時計の出やすいコンディションになっていた。
土曜は水準の馬場差だが、日曜は雨の影響で高速化した。変動の馬場差は日曜日1Rがマイナス0秒2で、そこから徐々にマイナス方向に動いて10Rがマイナス1秒0。時計が出やすくなっていったのに、タイム差というところにマイナスの数値がないと、そういうところに気がつくかもしれないが、これはメンバーの質が総じて低かったため。土曜日から1700mではマクリ気味に上がってきた馬が差しきったというレースがあって、馬場が高速化した日曜日は逃げ切り勝ちがなかった。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
ワンポイントアドバイス
- 土曜の京都12Rから学ぶこと