2015年1月13日放送

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2015/1/10(土)・1/11(日)・1/12(月)開催

1回中山3日目・4日目・5日目

  • 中山芝 土:-0.7 日:-0.7 月:-0.7 Cコース

 3日間開催だった先週芝の馬場差2000m対象の数値は土曜・日曜・月曜全てマイナス0秒7だった。まずはここまでの馬場差を振り返っておくと、今開催に入ってからは1週目がマイナス0秒8、2週目がマイナス0秒7でほとんど変わりがない。
 まず先週6日の火曜日に雨が降ったが、これは芝に関しては影響はなかった。で、霜が降りているので芝の色が薄くなっているが、そこの部分の芝が剥げてなくなってしまっているという訳ではない。1週目より少しだけ水準方向に動いたが、ほとんど変わっていない。どちらかと言えば、内が有利ではあるけれども、外からの差しが効かない訳ではないというのも、馬場差を含めて1週目とほとんど同じだった。先週は土曜と月曜に強い風が吹いていたが、ダートほどは大きな影響が出ていない。この開催は全てAコース使用で、雨の影響などがなければ、馬場差は緩やかに水準方向に動くだけで、開催中に劇的な変化はないと思われる。

  • 中山ダ 土:+1.3 日:+1.0 月:+2.1
  • 1200 土:±0 日:+0.1 月:+0.4

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス1秒3、日曜がプラス1秒0、月曜がプラス2秒1。1200m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒1、月曜がプラス0秒4だった。ここまでの馬場差を振り返っておくと、今開催に入ってから1800mは4日目までプラス1秒前後で時計の掛かるコンディションだった。さらに5日目は4日目までと比較してもかなり時計が掛かり、プラス2秒1の馬場差となった。1200mは4日目まで水準レベルの馬場差で5日目は少し時計が掛かって、プラス0秒4となった。
 6日の火曜日に雨が降って、その後9日の金曜日に凍結防止剤が散布された。このパターンだとゆっくりと含水率が下がって行くので、馬場状態だけで言うと1200mも1800m以上も土曜より日曜、日曜より月曜の方が乾いていて、時計の掛かる状態だった。ただし先週はこれに風という要素が加わる。土曜は強めの北風、月曜はかなり強い北風。で、北風なので、中山は最後の直線が向かい風になるが、1200mに関しては追い風と向かい風の部分が大体半々なので、時計の出方には大きな影響はない。1200mは全体の時計よりもラップの見方に注意が必要で、土曜とか月曜日は極端な前傾ラップに見えても、実はそうではないというパターンがある。1800m以上になると向かい風の部分を2回通るので、時計の出方に影響が出る。土曜が日曜より時計の掛かる状態だったのは、これは風の影響だという事で、さらに月曜日にプラス2秒1とかなり時計の掛かる馬場、そういう馬場差になったのも風の影響。

番組注目馬

  • 日曜中山09R 2着 ホワイトフーガ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山07R 1着 アーマークラッド
  • 日曜中山06R 1着 リアンドジュエリー
  • 日曜中山09R 1着 アンヴァリッド


1回京都3日目・4日目・5日目

  • 京都芝 土:-1.0 日:-1.0 月:-0.9 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜・日曜がマイナス1秒0、月曜がマイナス0秒9だった。ここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、1週目がマイナス1秒1、2週目は若干水準方向へ動いたもののほとんど変わってはいない。
 6日の火曜日に雨が降ったが芝には影響がなくて、開催の進行につれてほんの少しずつ水準方向に馬場差が動いているだけ。先週も1週目と同様に内が有利なグリーンベルトの馬場。そもそも直線で外に行く馬が少ないが、内ラチから5m以上離れてしまうと伸びを欠いてしまっていたというケースが多かった。日曜のシンザン記念は外からの差しが届いたが、これは馬場の傾向が変わったと言うより、レースのレベルとか各馬の能力差が多きかったはず。ただし、月曜になると徹底的にイン有利というほどではなくなっていて、超スローペースの11Rと12Rを除けばある程度は外からの差しが決まっていた。1回京都は全てAコース。今週はあまり内が有利ということを強く意識しすぎない方が良いかなと、そう思い込まない方が良いかもしれない。

  • 京都ダ 土:-1.2→-0.6 日:±0→+0.5 月:+0.8

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒2からマイナス0秒6へと変動、日曜がプラスマイナスゼロからプラス0秒5へと変動、そして月曜はプラス0秒8だった。ここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、4日目までは全て変動だが、この内3日目まではマイナスゾーン。特に1週目は脚抜きの良いコンディションだった。一方5日目はプラス0秒8で時計の掛かるレベルになった。
 6日の火曜日に雨が降って、さらに木曜日に凍結防止剤を散布したため、なかなか乾かずに土曜・日曜は稍重だった。土曜から月曜にかけてゆっくり乾いて行って、土曜と日曜の馬場差は変動。土曜は1R・2Rがマイナス1秒2、3Rと4Rがマイナス1秒1、6Rがマイナス1秒0、7Rがマイナス0秒9、9Rがマイナス0秒8、そして12Rはマイナス0秒6だった。日曜日は1Rと2Rがプラスマイナスゼロ、3R・4Rがプラス0秒1、7R・8Rがプラス0秒3で10Rがプラス0秒4、12Rがプラス0秒5。そして月曜日はさらに乾いて馬場差はプラス0秒8となった。まともに差し決着となったのが土曜の12Rと日曜の12R、他にも月曜にもあるが、この土曜と日曜の12Rはそれほど前半のペースが速くない1400mなのに、レース上がりが37秒台になってEランクだった。月曜の1R、これ差し決着でCランクだが、前半が後半よりも3秒近く速いハイペースでレース上がりが39秒4だった。つまり何らかの事情で上がりが極端に掛かった場合は、差しが届いているというだけで、時計の出方は3日間で最大2秒違うが、好走馬の脚質傾向に大きな変化はなかった。京都のダートは馬場がどうであれ、よほどの事がなければ前有利と思っていて良い。

番組注目馬

  • 月曜京都09R 2着 フォンタネットポー

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都08R 1着 トーセンデューク
  • 日曜京都06R 1着 キロハナ

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜京都06R 1着 キロハナ

※次走を推奨すると言うよりも、私のお気に入りに登録された。追ってストライドが伸びる感じがたまらない。勝ちっぷりが凄いとか時計が速いとかもおぉっとときめく原因だが、走り方がかっこよい。次走が京都1800mの500万下なら文句なしの本命で行く。いきなり重賞、具体的にはきさらぎ賞に出てきても上位が可能ではないかと思う。

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜京都11R 4着 ダッシングブレイズ

※今年のシンザン記念タイムランクEで、重賞で上位に来たから500万なら有力とそこまで言える程のモノではない。それでも今回1番人気だった事、さらに内が有利な馬場で外から伸びた事で次走500万に出走すれば、再び人気になると読む。特に京都の500万だった場合は、血統が京都向きではない事も含めて、危険な人気馬になると思う。これが次走中京の500万下に出てきた場合、ものすごく恥をかきそうな予感もする。そういうゾクゾク感も醍醐味の一つなので、危険馬はギリギリを攻めて行くという方針で行ってしまう。


ワンポイントアドバイス

  • 3歳500万下はオープンの1つ下