2014年8月11日放送
2014/8/9(土)・8/10(日)開催
目次
2回新潟3日目・4日目
- 新潟芝 土:+0.3 日:-0.4 Aコース
- 直 土:+0.1 日:-0.1
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がマイナス0秒4。直線1000m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がマイナス0秒1だった。まずはここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、開幕週は土日ともにマイナス0秒7で、速めの時計が出るレベルだった。先週土曜はプラスの数値、日曜はマイナスの数値になったが、開幕週のレベルまでは戻らなかった。
木曜と金曜に雨が降っていて、土曜は稍重で馬場差はプラス0秒3。1週目と比べて2000m換算で約1秒掛かっていた。以前の新潟の芝というのは、少々の雨でも時計が掛かるようにはならないという事で定評があったが、馬場を柔らかくするエアリングとシャタリング作業を行うようになった昨年の夏からは、雨が降れば普通に時計が掛かるようになっている。日曜の午前中にも雨が降ったが、土曜と比べると回復して8R以降は良馬場となった。ただ、6Rまでは良に近い稍重で、8R以降は稍重に近い良という感じで、馬場差は変動ではなかった。直線1000mの馬場差の推移も同じで、先週は土曜より日曜の方が速い時計の出る馬場。しかし、日曜でも1週目よりは少し時計が掛かっていた。土曜の12Rのような歴史に残るレベルの超スローだったら、外回りでも前残りになっていたが、内周りでもかなり差しが届いていた。少し流れが遅くても、差し馬が届く馬場だと言える。
- 新潟ダ 土:-1.0→-0.6 日:-1.2
- 1200 土:-1.0→-0.5 日:-1.0
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス0秒6へと変動、日曜はマイナス1秒2。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス0秒5へと変動、日曜がマイナス1秒0だった。まずここまで4日間の馬場差を振り返っておく。1800mについては、2日目を除く他の日はマイナスゾーン。1200mはここまで全てマイナスの数値。1800m・1200mとも先週土曜前半と日曜がここまででは速い時計の出るレベルだった。
木曜から金曜にかけての雨によって土曜は重馬場だった。徐々に乾いて行って馬場差は変動。1800mは2Rがマイナス1秒0、8Rがマイナス0秒6。1200mは3Rがマイナス1秒0で11Rはマイナス0秒5。土曜は1日を通して重馬場だが、変動。一方日曜日は重でスタートして、10R以降は稍重だが、こちらは馬場差は変動ではなく、なおかつ1800mについては土曜より速い時計が出ていた。1200mについては、土曜3Rと日曜が同じ馬場差で、土曜の11Rだけは掛かっていたという事になる。
土曜は勝ち馬4頭の内、3頭が3コーナー2番手以内、2着は4頭中3頭は3コーナー3番手以内。日曜は勝ち馬5頭全てが3コーナー4番手以内。2着は5頭全てが3コーナー3番手以内と、元々先行有利の新潟とは言え、先行馬の好走が目立った。ただし、原因は馬場ではなくてペースだと思う。要するにスローが多かった。特に日曜の1800mは3レース全てペース補正が入っている。
番組注目馬
- 日曜新潟06R 2着 ファイネストアワー
※外回りだとちょっと危ないような気もするが、この先の新潟の番組を見ている限り、次走も内周りの2000mか2200mに出てくるだろうとそういう想定で挙げた。
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
大川浩史 次走危険馬
- 日曜新潟01R 3着 マイネルクレイモア
※今回のレースに関してはスローペースで先行して、スローのSとはならないぐらいの、レース上がり35秒1というラップだったにも関わらず、粘りきれず3着だった。この時点で次走はどうか?となるが、さらに新馬戦はスローの先行で流れ込んだだけの2着。2戦目はタイムランクEでペースが落ちたところでポジションを上げて、また流れ込んでの2着。つまり自在性はあるが、有利な展開になりながら遅いタイムのレースで勝ち切れていない。まだ2歳の8月なので、これから変わってくる可能性はあるとは重々承知で、2着・2着・3着という成績ほどの信頼感はありませんよという意味で危険馬とする。
2回小倉3日目・4日目
- 小倉芝 土:+0.3→±0 日:+0.2→+1.5 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒3からプラスマイナスゼロへと変動、日曜はプラス0秒2からプラス1秒5へと変動した。ここまでの馬場差を振り返っておくと、4日間全て変動と珍しい開催となっている。3日目つまり先週土曜を除けば、後になる程時計が掛かっていくという変動だった。
先週は金曜まで毎日雨が降っていたが、土曜は曇りで稍重止まりとなった。少しずつ乾いて馬場差は変動だが、1Rと2Rがプラス0秒3、7R以降は全てプラスマイナスゼロという緩やかな変動だった。日曜は雨が降り続いて、特に午後からは強く降った。馬場差は1Rがプラス0秒2、7Rでプラス0秒5とここまでは、段階的に緩やかな変動だったが、9Rがプラス0秒7。そして10Rプラス1秒0、11Rプラス1秒5とここで一気に時計が掛かるようになった。日曜の10R以降は内がかなり悪化していたようで、直線で外を通った馬の伸びが目立った。なお、日曜は4コーナーからゴールに向かって、向かい風が吹いていた。という事はコーナー2回の1200mとコーナー4回の中距離では風の影響が違うが、馬場差を中距離と短距離で分けるほどの影響はなく、しかもその影響は変動の馬場差に含めてある。
- 小倉ダ 土:-1.4 日:-1.1→-2.3
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜はマイナス1秒1からマイナス2秒3へと変動した。ここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値で、3日目以外は変動となっている。この開催では馬場発表が良だった事はなく、脚抜きの良いコンディションとなっている。
土曜は1日を通して重馬場で、馬場差はマイナス1秒4という高速馬場だった。日曜もずっと重馬場だったが、8Rまでが小雨で、その後は強めの雨が降ったため、馬場差は変動となった。2Rと3Rはマイナス1秒1で、土曜より水準方向に戻っていたが、8Rはマイナス1秒6、そして最後の12Rはマイナス2秒3と一気に高速化。特に12Rは超高速馬場だった。土曜日は1700mで差しが決まっていて、超高速馬場の日曜12Rは11番人気の差し切り勝ち。ダートの高速馬場は前残りというのはよく言われるが、正しくなくて、ダートはそもそも馬場状態を問わず基本的に先行馬が有利。むしろこういう高速馬場の方が切れる差し馬が力を発揮したりするもの。
番組注目馬
- 土曜小倉12R 1着 ルベーゼドランジェ
※繰り返すが、次走のコースには注意。坂のある阪神だったら割引となる。
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜小倉11R 1着 サトノアラジン
- 日曜小倉05R 1着 ダノンメジャー
- 日曜小倉11R 1着 サトノノブレス
大川浩史 次走推奨馬
- 土曜小倉11R 1着 サトノアラジン
※主な理由はレースが上手になってきたので、今ワンアンドオンリーやイスラボニータと互角以上に戦えるであろうという判断。あと、この馬ずっと重賞でも1番人気だった。どう考えてもワンアンドオンリーやイスラボニータよりも人気にはならなさそうで、配当がおいしい。これが最大の理由。期待値の問題。
1回札幌5日目・6日目
- 札幌芝 土:-0.9 日:-1.1 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス1秒1だった。まずはここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、1週目は雨の影響で2日間ともに変動だったが、2週目が高速馬場。そして先週は2週目と比較すると水準に近づいた。
先週は火曜日から金曜日まで断続的に雨が降って、土曜は稍重でスタートした。5R以降は良馬場に回復したが、馬場差は変動ではなく、完全な良馬場だった2週目よりは時計の掛かる馬場となった。日曜はさらに回復したが、それでもまだ2週目よりは時計の掛かる状態だった。っと言っても土日とも馬場差はマイナス1秒前後ですから、まだ力の要る馬場とはなっていない。まだ外からの差しは難しい。土曜の9R、全体に時計が掛かって差し馬が届いているが、2着馬は通過順はかなり後ろになっているが、4コーナーでほとんど前と差がなくなっていた。
- 札幌ダ 土:-1.6→-1.0 日:-0.4
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からマイナス1秒0へと変動、日曜がマイナス0秒4だった。こちらもまずはここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、週によって時計の出方が異なる。また、1週目と3週目は土日でも時計の出方が違い、変動が多くなっている。特に2日目は変速的ですので、注意。
金曜までの雨の影響で土曜は稍重だが、徐々に乾いて行ったので、馬場差は変動となった。具体的には2Rから4Rまではマイナス1秒6。7Rと8Rはマイナス1秒3で、12Rはマイナス1秒0。上下0秒6の差はあるが、1日を通して走りやすい馬場だったという認識で良いと思う。日曜は良馬場だったが、馬場差はマイナス0秒4だった。完全な良馬場だった2週目よりは速い時計が出るコンディションだった。日曜は差しが決まっているように見えるが、差し決着と言えるのは、日曜の3Rだけ。先行馬あるいは道中は後方でも4コーナーで前に取り付いていないと厳しかった。
番組注目馬
- 土曜札幌12R 1着 モンドクラッセ
※1000万に上がってもまた単勝150円ですとか言われると、妙味は全くないが普通に走れば3連勝達成するはず。
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜札幌03R 1着 ベルプラージュ
ワンポイントアドバイス
- サトノアラジン