2014年6月2日放送
目次
2014/5/31(土)・6/1(日)開催
2回東京11日目・12日目
- 東京芝 土:-1.3 日:-1.3 Cコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒3だった。まずはここまで12日間の馬場差を振り返っておくと、5週目まではマイナス1秒0前後の数値で推移し、6週目の先週が最も速い時計の出るコンディションとなった。
先週からCコース使用になった事と、天候に恵まれた事もあって、時計の出方は速くなった。脚質的には目立った傾向はなかった。この番組で大川さんと私(津田さん)が言い続けて来たように、今の東京は切れのある差し馬なら十分間に合う馬場。逆に長く良い脚を使うタイプの差し馬は苦戦している状況。開催日に雨でも降らない限り、スローペースなら先行馬、そこそこのペースなら切れのある差し馬が活躍する状況が続きそう。今週からクラス編成が変わって、2歳新馬戦も始まるが、関東では引き続き東京が舞台で、あと2週はこのままCコースが使用される。
- 東京ダ 土:-1.0 日:-0.9
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒9だった。まずはここまで12日間の馬場差を振り返っておくと、4週目までは水準に近いコンディションか少し時計の掛かるレベルだったが、5週目・6週目はマイナスゾーンで、特に6週目の先週が最も時計の出やすいコンディションになった。
土日とも終日良馬場で行われたが、時計の出方は今開催で最も速くなった。先週だけではないが、砂埃が舞っているからと言って、必ずしも時計が掛かる馬場コンディションという訳ではない。脚質的には目立った傾向はなかったが、3歳戦だと前めにつけた馬が有利で、古馬の戦いになると差しもハマる感じだった。
番組注目馬
- 日曜東京06R 1着 クラリティシチー
勝ち馬の内次走上位候補
※今週からクラス編成が変わるので、当然のことながら降級するケースも踏まえて取り上げる。
- 土曜東京03R 1着 ヘヴンズチョイス
- 土曜東京09R 1着 サトノキングリー
- 土曜東京12R 1着 アダムスピーク
- 日曜東京09R 1着 レッドルーファス
- 日曜東京10R 1着 ワンアンドオンリー
- 日曜東京12R 1着 マルシアーノ
津田照之 次走推奨馬
- 土曜東京12R 5着 トランザムスター
※この馬東京のタイム分析でも触れた通り、序盤からラップが速く、先行馬には辛い流れだったレースで特に逃げて他馬に絡まれましたから、この馬には最も厳しい展開となった。今回確かに敗れたが、悲観する内容ではなかったですし、次走降級という形になりますからとなると勝ち負けになる。
3回京都11日目・12日目
- 京都芝 土:-1.5 日:-1.4 Dコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5、日曜がマイナス1秒4だった。ここまで12日間の馬場差を振り返っておくと、開催初日はマイナス2秒4とかなり速い時計の出るコンディションでスタートした。その後4週目までマイナス2秒前後。後半2週は水準に近づいたとは言え、それでも高速馬場だった。
先々週と比べると先週は少し時計が掛かるようになって来ているが、依然高速馬場という状況は変わらず。脚質的には前残りのレースもそこそこあったが、タイム表を見てもらってもわかる通り、芝のレースは13鞍中6鞍がスローペースの競馬。前残りの競馬が多くなるのは当然で、少しペースが速くなると差しがきっちり届いているので、馬場そのものは差しが届くようになっていると見るべきだが、関西では今週から阪神に舞台を移すので、あまり脚質的な読みは必要なくなった。
- 京都ダ 土:-0.9 日:-0.7
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒7だった。ここまで12日間の馬場差を振り返っておくと、4週目まではプラスゾーンでやや時計の掛かるレベルだったが、後半2週はマイナスの数値だった。特に先週は最も速い時計の出るコンディションとなった。
先々週が今開催で一番時計の出やすい馬場だと言ったが、それを一気に更新して極端な高速化だった。雨が降ったのが月曜だけなので、降雨の影響とは考えにくく、実際砂が舞い上がる程のパサパサ馬場だった。脚質的には先々週までと比べると先行馬が活躍した。単純に高速馬場になった影響と考えられる。
番組注目馬
- 日曜京都11R 1着 エーティータラント
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜京都03R 1着 スナッチマインド
- 土曜京都07R 1着 サトノユニコーン
- 土曜京都11R 1着 シェルビー
- 土曜京都12R 1着 メイショウツレヅレ
- 日曜京都08R 1着 アドマイヤイナズマ
- 日曜京都12R 1着 エーシンザヘッド
津田照之 次走危険馬
- 日曜京都09R 2着 ノボリドリーム
※今回は序盤から仕掛けて行った分、かなり引っかかっていた。とは言え、タイムランクをSとしたように、逃げたこの馬には展開が向いていた。にも関わらず、ジョウノボヘミアンに交わされた点は不満が残る。今回で連続2着だが、前走はタイムランクEのレースで2番手から2着。今回はタイムランクSのレースで逃げて2着ですから、両レースとも高く評価はできないので、クラス編成後の次走は危ないと判断した。
ワンポイントアドバイス
- クラス編成前に…