2014年2月19日放送

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2014/2/15(土)・2/16(日)・2/17(月)・2/18(火)開催

1回東京代替4日目・代替5日目

  • 東京芝 月:±0 火:±0 Dコース

 東京は先週も雪の影響で土曜日曜の開催が中止となり、月曜・火曜の開催となった。月曜は本来2/9日曜に行われる予定だった4日目の代替競馬。火曜は2/15土曜日に行われる予定だった5日目の代替競馬だった。
 芝の馬場差2000m対象の数値は月曜がプラスマイナスゼロ、火曜はマイナス0秒1だった。ここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、1週目は速めの時計が出るコンディションだったが、3日目以降は雪の影響で水準レベルとなっている。
 月曜日の馬場差はプラスマイナスゼロで、JRA発表は一応不良馬場でスタートしている訳だが、水準の時計が出るレベルと言える馬場だった。雨が降った時の道悪と違って、雪で水分を含んだ場合このように案外時計が掛からないというケースはよくある。と言うのも、雪の重さで芝が寝ていたためという事も考えられる。月曜日は途中で馬場発表重馬場になったが、馬場差は1日を通した数値になっている。それから改めて説明するまでもないが、先週は雪のために芝の2000mのレースが1800mに変更されている。それでも2000m対象の馬場差としているのは、あくまでも同じ基準で馬場差を比較していくというため。ですから、2000mに換算した数値になっている。とは言え、先週は2日ともどの距離にしても、水準のレベルであったと思う。それから、連対馬の脚質についてだが、特に大きな偏りはなかったと思うが、コース取りに関して言えば、やはり道中は内目を立ち回った馬が良かったように思う。あと直線は内も外も不公平感なく伸びていたと思う。

  • 東京ダ 月:-1.9 日:-1.8

 先週の馬場差1600m対象の数値は月曜がマイナス1秒9、日曜がマイナス1秒8だった。まずここまで5日間の馬場差を振り返っておくと、1週目はやや時計の掛かるコンディション。3日目は後になるほど時計が出やすくなり、3週目は高速馬場だった。
 月曜日が不良で火曜が重馬場。馬場発表は変更されたが2日間の馬場差はほぼ変わらず、かなり速い時計の出るコンディションだった。また月曜日は雪溶けの水が浮いている状態だったが、火曜日は水が引いて若干異なるコンディションには見えたが、馬場差はほとんど変わらなかった。ここは記憶しておきたいところ。それから、2日間を通じて逃げ馬の連対はゼロだった。特に月曜は中団に居た馬の活躍が目立った。これまでしつこいぐらい触れたが、基本的には馬場が渋ったからと言って良馬場よりも逃げ・先行馬が有利になるという事はない。

番組注目馬

  • 火曜東京03R 2着 ベック

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 月曜東京03R 4着 キネオレジェンド

※次走はおそらく中山のダート1800mになると思うが、少しと時計の掛かるダートの方が合うと思いますし、デビューから3戦目でまだまだ大きな馬で上積み見込めますから、着順、もうちょっとパフォーマンスアップすると思う。

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 月曜東京03R 5着 ドラゴンスパン

※これまで3着が4回もあるが、昨年秋はとにかく追ってからの甘さが目についた。放牧を挟んだ今回は、ちょっと意識的に抑えて脚を溜めるレースをしたが、4着から3馬身差の5着はちょっと物足りない内容だった。思い切ってダート1200mを使う手もあるが、1600m以上なら次走も人気ほど走らない可能性が高いと思う。


2回京都5日目・6日目

  • 京都芝 土:+1.8 日:+0.9 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒8、日曜がプラス0秒9だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催最終週は水準レベル。この開催に入ってBコースに変わり、いくらか時計が出やすくなったが、その後の2週は雪や雨の影響で時計が掛かった。
 先週土曜は今年の京都芝で最も時計の掛かるコンディションになった。日曜は土曜と比べれば乾いて、1秒近く水準方向に戻しているが、それでもプラス0秒9と時計が掛かった。その日曜日、馬場発表は途中で変更されたが、馬場差は1日を通した数値になっている。連対馬の脚質面で強調すべき偏りはないが、コース取りでは内ラチ沿いかあるいは外を回るか、対照的な戦法の馬が上位に来ていた。これはコースロス無くインを立ち回るか、コンディションの良い外を回すかどちらかが良かったんだと考えられる。

  • 京都ダ 土:-1.4 日:-0.9

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜がマイナス0秒9だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催最終日以外は全てマイナスの数値。特にこの開催3日目以降は雪や雨の影響でほとんど時計の出やすいレベルになっている。
 土曜日はマイナス1秒4の馬場差で、脚抜きの良いコンディションだった。日曜日は土曜と比較すれば乾いて、不良馬場から途中で重馬場に変更されたが、馬場差は1日を通した数値になっている。とにかく最終週の今週、もし馬場が乾くようなら水準に近づいて行くと思う。土曜は雪解けの上に雨の影響もあって、終日水が浮いた状態だった。通常ダートは重・不良になったからと言って先行馬有利とは言えないという事は先ほども言ったが、この日は年に数回あるかないかの特殊なコンディションだった。2Rのサクセスグローリーは別格としても、先行して残った馬というのは少し割り引いて考えた方が良いかもしれない。なお、12Rは自主的に参加したのが5頭というような競馬でしたから、1・2着馬は差して勝ったと言っても評価できず、タイムランク通りEという評価で良いと思う。

番組注目馬

  • 日曜京都06R 2着 ラブリープラネット

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都02R 1着 サクセスグローリー

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 日曜京都06R 5着 フェルメッツァ

※先ほども取り上げたが、やはりちょっと直線でインコースに入って進路がふさがってしまったと。ただ、短距離の差しとして形ができてきましたし、これで脚が使えるという事ができて来たので、スムーズなら勝ち負けになると思う。

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 日曜京都10R 4着 バッドボーイ

※この馬2歳時ラジオNIKKEI杯2歳Sでエピファネイアの2着。そして1600万でも連対歴が2回もあってまず大崩する事はないが、その戦績通り詰めが甘い。今回このスローペースで好位から粘り込めないというのは、やはりちょっと物足りない内容だった。この詰めの甘さというのはちょっとずっとついて回るかなという気がする。


1回小倉3日目・4日目

  • 小倉芝 土:+1.2 日:+0.1 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒2、日曜がプラス0秒1だった。まずはここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、雨や雪の影響でマイナスゾーンに入った開催日はなく、さらに2週とも土日で時計の出方が異なる。
 芝は土日とも良馬場発表だったが、土曜は雪の影響が強く残って、プラス1秒2。この開催では最も時計の掛かるコンディションになった。脚質やコース取りについてだが、馬場が乾いた日曜の方が前につけて内を立ち回る馬が粘っていた。例えば、日曜12R先週の競馬で最も荒れたコンディションのはずのレースで内を立ち回った好位の2頭で決着した。芝自体は生えそろっていますし、速い時計の出るコンディションでなくなっているのは、雪の影響としか考えられない。今週から後半2週はBコースが使用されるので、天候が良ければ前半2週より時計が出ると予想する。

  • 小倉ダ 土:-1.9 日:-1.1

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒9、日曜がマイナス1秒1だった。まずはここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台で速い時計の出るコンディションとなっている。
 土日の比較で言えば、日曜日は土曜日より0秒8水準に近づいた。っと言ってもマイナス1秒台ですから、非常に時計の出やすいレベルである事に変わりない。同じ高速馬場でも土日の連対馬の脚質傾向が事なっていた点には注意が必要。土曜は後ろの組、日曜は前の組の活躍が目立った。土日で傾向が変わったのは馬の能力や展開と言うよりもやはり微妙な馬場変化によるものと考える。

番組注目馬

  • 日曜小倉03R 2着 カレンステイシー

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 土曜小倉08R 2着 サトノテイオウ

※この馬中山芝2000mで新馬勝ちしたが、その後伸び悩んでちょっと適正がわからなくなったが、入れ込み・掛かる気性ちょっとメンタルの部分で影響があったような気がする。母はダートで2勝しているが、今回は初めてダートを使って、その適正を示した。ただ、滞在向きの気性というのも好走の要因と見ているので、小倉滞在中に何とかしたなと思う。

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 日曜小倉10R 2着 スマートルピナス

※この馬としては手頃な位置で流れに乗っていて、いつになく良いレースができたと思う。とは言え、この2着はちょっとペースによる恩恵といたずらに動かなかった事が幸いした。平均ペース以上になって、同じ戦法を取ると伸びを欠く危険性があると思う。


ワンポイントアドバイス

  • 高速馬場ならシンボリクリスエス産駒を狙え!