2014年12月1日放送

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2014/11/29(土)・11/30(日)開催

5回東京8日目・9日目

  • 東京芝 土:-0.1→+1.3 日:+0.3→-0.2 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒1からプラス1秒3へと変動、日曜はプラス0秒3からマイナス0秒2へと変動した。まずはここまで9日間の馬場差を振り返っておくと、3週目まではマイナス1秒4からマイナス1秒2へと推移して、ほとんど変わらず速い時計の出るコンディションだった。ただ、先週は雨の影響を受け、3週目までと比べると時計が掛かった。
 土曜の朝はまだ雨の影響が残っていて、馬場差はマイナス0秒1でスタートした。さらに昼前から雨が降ってプラスゾーンに入って、9R以降はプラス1秒3。この秋の開催では最も時計が掛かるレベルになった。日曜日は乾いて、土曜とは逆方向の変動。プラス0秒3でスタートして終盤はマイナス0秒2。ただ、水準に近いレベルの変動で、乾いたとは言え3週目までのような高速馬場ではなかった。連対馬の脚質・コース取りだが、JCの直線のパトロールフィルムを見た通り、やはり馬場の真ん中で区切ると、明らかに外を通った馬は苦戦を強いられていた。大半は内を回った馬の決着という事になった。東京の場合はやはり雨が降った後馬場が回復するにつれて、インコース有利で外が不利になってくるという事が非常によくあるので、これはよく覚えておいて良いかと思う。

  • 東京ダ 土:±0→-1.6 日:-1.5→-1.0

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロからマイナス1秒6へと変動、日曜はマイナス1秒5からマイナス1秒0へと変動した。ここまで9日間の馬場差を振り返っておくと、先週土曜1Rまでは水準か水準に近いレベルでの推移だったが、土曜5R以降は雨の影響で脚抜きの良いコンディションになった。
 土曜日は1Rの時点では重馬場だったが、ただ、この時点の馬場差はプラスマイナスゼロで脚抜きが良い状態ではなかった。そこから一気に高速化して5R時でマイナス1秒1、6Rがマイナス1秒3で、8Rと12Rがマイナス1秒6。日曜のスタートは土曜の最終レースに近いレベルで、そこから徐々に乾いていき、8R時点ではマイナス1秒0になった。先週のダートについて押さえておきたいポイントは2点あり、1つ目は土曜1Rを除いて全てマイナス1秒以上の高速馬場だった事。そしてもう一つは、発表は土日とも終日重だったが、馬場差は土日とも変動で土曜はレースが進むにつれて速くなったが、日曜日はその逆だった。連対馬の位置取りについては、前の組の占有率が高くなっていたが、馬場の影響と言うよりもこの5回開催に入ってからは、全体的に同様の傾向が続いていた。

番組注目馬

  • 土曜東京03R 2着 ヒアカムズザサン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京03R 1着 タンタアレグリア
  • 日曜東京01R 1着 ノボバカラ

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 土曜東京12R 3着 サウンドトゥルー

※去勢の効果で硬さが解消され、前々走は目の覚めるような追い込み勝ちを決め、前走も上がり最速で伸びで3着。もともと1000万下でも実績は上位だが、この後のポイントは1400m使った後、ダート1800mを使ってくる事になると思う。それで勝ち負けできるかどうかだが、以前にも中山で走っていた事がありますし、十分にやれると判断しているので自信を持って買いたい。

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 日曜東京02R 3着 ジェットコルサ

※この馬新馬戦を除くと常に人気より着順の方が下回るという人気先行型。戸崎騎手・ムーア騎手を配してもなかなか勝ちきれない。今回は初ブリンカー着用で3着だったがどうもその効果がてきめんだったかどうかは疑わしく、あまりレースの上手な馬でもありませんし、次走も人気ほど期待に応えられないのではないかと危険馬とする。


5回京都8日目・9日目

  • 京都芝 土:+0.9→+0.5 日:+0.3→±0

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒9からプラス0秒5へと変動、日曜がプラス0秒3からプラスマイナスゼロへと変動した。ここまで9日間の馬場差を振り返っておくと、3週目まではほとんどがマイナス1秒台で高速馬場だったが、先週は雨の影響を受けこの秋の京都で初めてプラスの数値になった。
 京都については、土曜の朝芝で最初のレースである3Rの時点では雨が止んでいた。3週目までとの比較では、先週は時計が掛かっていたが先週の中での比較では土曜朝が最も時計が掛かり、日曜終盤へ向けて乾いて時計が出やすくなった事になる。まず土曜はプラス0秒9でスタートして、12R時点でプラス0秒5。日曜はプラス0秒3でスタートして12Rの京阪杯の時点で、プラスマイナスゼロ。短時間で劇的に変化した訳ではないものの、徐々に水準に近づいて行った。連対馬については、偏りはなくコース取りも内あり外ありだった。

  • 京都ダ 土:-2.1→-1.5 日:-1.2→-0.7

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス2秒1からマイナス1秒5へと変動、日曜はマイナス1秒2からマイナス0秒7へと変動した。ここまで9日間の馬場差を振り返っておくと、ほとんどは水準よりも少し時計が掛かるというレベルだったが、先週は雨の影響で一気に高速化した。
 土曜の1R・2R時は完全に水が浮いた状態だったが、午後になると水は引いていかにも脚抜きが良さそうな状態に見えた。ただ、結果的には1・2Rの時が最も時計の出やすいコンディションだったようで、マイナス2秒を超える超高速馬場だった。そこから徐々に水準方向に動いて行って、土曜の9Rでマイナス1秒5。日曜の午前でもまだマイナス1秒を超えていたが、午後になってようやくマイナス1秒を切る馬場差となった。土曜の前半を見ていると、今週は完全な前残り馬場かなと思ったが、水が引いてからは傾向に変化が現れて、特に日曜は中団または後方にいた馬のどちらかで、全てのレースで連対していた。

番組注目馬

  • 土曜京都08R 3着 マイフリヴァ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都02R 1着 モルトベーネ


ワンポイントアドバイス

  • ダートスタートの恐怖