2013年4月15日放送

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2013/4/13(土)・4/14(日)開催

3回中山7日目・8日目

  • 中山芝 土:-1.1 日:-1.1 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒1だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、雨や風の影響を受けた6日目以外はマイナスの数値だった。中でも2週目・4週目は速い時計が出るコンディションだった。
 雨とか強い風の影響があった先々週とは違って、この開催の2週目つまりBコースに替わった最初の週とほぼ同じ馬場差となった。ただし、先週の日曜は10Rまで強い南風が吹いていて、最後の直線が追い風だった。先に言ってしまうが、ダートの方は1200mと1800mで時計の出方が全く比例していない。となると、芝も最後の直線を2回通る1800m以上と1回しか通らない1600m以下では時計の出方が異なるが、10Rまでに行われた1600m以下のレースつまり1600mの4Rと1200mの8Rは風の影響もあって、前半がかなり遅く、その点も考慮したペース補正が入っている。つまり、馬場差は同一とした上で、風の影響もペース補正で処理したという特殊な例なので、これはメモしておくとか記憶しておくなりで、十分注意してください。Bコースに移ってからだが、ずっと土曜は内が有利で、日曜は外が伸びるというパターンが続いていたが、先週は日曜の後半になっても外を通った馬は届きにくかった。

  • 中山ダ 土:+0.1 日:+0.7
  • 1200・土:±0 1200・日:+0.7

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がプラス0秒7。1200m対象の数値は土曜がプラスマイナス、日曜がプラス0秒7だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1800mは雨の影響のあった3週目以外はプラスの数値で、特に前半2週はかなり時計が掛かっていた。一方、1200mはほとんど水準レベルだが、6日目と8日目は風の影響を受け、時計が掛かっていた。
 土曜に関しては、良馬場にしては時計が掛かっていないという馬場差だが、水をまいて含水率自体は低くなかったためだと思う。そして問題の日曜だが、1200m対象の馬場差がプラス0秒7という事は、これを1800mに当てはめるとおよそプラス1秒という事で、つまり1800mよりも時計が掛かっていたという事。これは強い南風が吹いて最後の直線が追い風だったためで、ゴール前を2回通る1800mよりも1回しか通らない1200mの方が時計の掛かる状況だったという事。こういう場合、特に1200mのラップの見方には注意が必要だという事は、前回の放送で言った通り。そして日曜の1200mで前残り傾向が顕著なのは、最後が追い風なので、前が止まりにくかったからだと思う。

注目馬

  • 土曜中山10R 2着 イッシンドウタイ

勝ち馬

  • 土曜中山10R 1着 アメリカンウィナー

※特に距離短縮して1600mなら。

  • 日曜中山11R 1着 ロゴタイプ

※2冠の可能性かなりあると思う。


2回阪神7日目・8日目

  • 阪神芝 土:-1.0 日:-1.0 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒0だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、週によって時計が異なり、2週目と4週目は速い時計の出るコンディションだった。また、3週目以外の週は土日で同じ数値だった。
 先々週は雨の影響があって、雨の影響がなかった先週はBコース1週目だった3日目・4日目と同じ馬場差となった。Bコースに移ってからずっと続いていた、外が伸びるという馬場傾向もそのままだったが、そうは言っても内を通ると全く伸びないという訳ではなくて、不公平感のない馬場だった。

  • 阪神ダ 土:-0.6 日:-0.6

 先週の馬場差1800m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒6だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、2日目を除くと全てマイナスの数値だったが、時計の出方は異なり、特に6日目はかなり速い時計の出るコンディションだった。
 先週は1回阪神と2回阪神を通じて、良馬場では最も速い時計が出る状態だった。なぜかと聞かれると明確な答えはないが、事実として良馬場にしては、速い時計が出ていた。4コーナーで4番手ぐらいにつけていないと勝つのは難しかったが、特殊な馬場状態になっていないダートというのは、だいたいこんな感じで先週が特に前残り傾向だった訳ではない。

注目馬

  • 土曜阪神02R 2着 ファーザモア
  • 日曜阪神06R 5着 ジェネロシティー

勝ち馬

  • 土曜阪神09R 1着 サトノキングリー

※コースなどちょっと条件がつくが。

  • 土曜阪神11R 1着 ホッコータルマエ
  • 日曜阪神01R 1着 アトランティード


1回福島3日目・4日目

  • 福島芝 土:-0.7 日:-0.6 日・1200:+0.4 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒6。なお、日曜については1200m対象の馬場差もあり、数値はプラス0秒4だった。まずはここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、2000m対象の数値については2日目以外はマイナスの数値。
 まず、馬場そのものに関しては同じように雨の影響がなかった初日とだいたい同じ状態に戻ったという事で、馬場差の数値も初日とほとんど同じ。日曜も馬場そのものは初日・そして土曜と大きな変化はなかったが、強い風の影響があった。1200m対象の馬場差が別に設定されているのは、そのため。南風だが、これは福島では最後の直線で追い風になる。そこを2回通る中・長距離では全体のタイムに与える影響はあまりないが、そこを1度しか通らない1200mでは大きな影響が出て、結果的に1200mでは時計が掛かっていた。外の馬も伸びては来るけど、勝ちきるところまでは行かないというレースが多かった。馬場コンディションに関しては、内と外どちらかが有利という事はないが、ならば距離損がない内を通る方が相対的には有利だったという事。先週までがAコースで、今週はBコース、さらには来週はCコースへと移動するが、この後に極端な内・外の差、トラップバイアスが発生するとは思えない。

  • 福島ダ 土:+0.5 日:+0.6 日・1150:+1.2

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒5、日曜がプラス0秒6。なお、日曜については1150m対象の数値もあり、プラス1秒2だった。まずはここまで4日間の馬場差を振り返っておくと、雨の影響で脚抜きが良くなった2日目以外はプラスの数値で時計が掛かっている。
 馬場そのものは雨の影響がなかった初日と同じで、先週の日曜に関しては風の影響があったため短距離と1700mで時計の出方が異なるというのは、芝と全く同じ事情。日曜はレース全体の中で向かい風の区間が占める割合が多い、短距離の方が時計が掛かった。先行した馬、マクって4コーナーでは前につけていた馬の好走が多いのは普通の福島ダートと言ったところ。

注目馬

  • 日曜福島05R 3着 サクセスカサノヴァ

勝ち馬

  • 土曜福島01R 1着 ラローザブル
  • 日曜福島04R 1着 タイセイスウィープ
  • 日曜福島05R 1着 キングデザイヤー


ワンポイントアドバイス

  • 皐月賞のラップを堪能する