2025年3回東京6日目

開催一覧
2025/08/17 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/16 (土)
新潟 中京 札幌
2025/08/10 (日)
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2025/08/09 (土)
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2025/08/03 (日)
新潟 中京 札幌
2025/08/02 (土)
新潟 中京 札幌
2025/07/27 (日)
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2025/07/26 (土)
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2025/07/20 (日)
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2025/07/19 (土)
福島 小倉 函館
2025/07/13 (日)
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2025/07/12 (土)
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2025/07/06 (日)
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2025/07/05 (土)
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2025/06/29 (日)
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2025/06/28 (土)
福島 小倉 函館
2025/06/22 (日)
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2025/06/21 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/15 (日)
東京 阪神 函館
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2025/06/08 (日)
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2025/06/07 (土)
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2025/06/01 (日)
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2025/05/31 (土)
東京 京都
2025/05/25 (日)
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2025/05/24 (土)
東京 京都 新潟
2025/05/18 (日)
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2025/05/17 (土)
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2025/05/11 (日)
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2025/05/10 (土)
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2025/05/04 (日)
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2025/04/27 (日)
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2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
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2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
中山 阪神
2025/03/30 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/29 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/16 (日)
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2025/03/15 (土)
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2025/03/09 (日)
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2025/03/08 (土)
中山 阪神
2025/03/02 (日)
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2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/22 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/16 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/15 (土)
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2025/02/10 (月)
京都
2025/02/09 (日)
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2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
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2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
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2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
中山 中京
2025/01/18 (土)
中山 中京
2025/01/13 (月)
中山 中京
2025/01/12 (日)
中山 中京
2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 3回東京は先週で開催を終えました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒1、日曜がマイナス1秒8でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、雨の影響を受ける日もあり、数値は安定しませんが、先週は土日ともに良馬場でDコースに替わったこともあり、速い時計の出るコンディションになりました。
 9週続いた連続開催の最終週で、馬場は傷んではいるんですけれども、良馬場で雨の影響を受けなければさほど時計が掛かってこないんですね。まさに先週がそうでした。ただ最終週になってさすがに土日で少し開きがあって、日曜の方が時計が掛かっていました。この最終週だけDコースが使用されて、開催9週目でもかなりの高速馬場でしたね。当然、内枠・インコース、逃げ・先行馬に有利でしたけれども、日曜の後半から少しずつバイアスが出現しまして、外の差し馬もノーチャンスではなくなりました。それでも直線大外は伸びなかったですね。
 先週の馬場差1600m対象の数値は、土日ともにマイナス1秒4でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、雨の影響を受けた週はかなりの高速馬場となりましたが、土日ともに終日良馬場だったこの開催1週目と、先週もマイナス1秒台と時計の出やすいコンディションでした。
 2回東京は雨の影響でほとんどの開催日の馬場差が変動でしたけれども、この開催に入ってからは4日目を除けば全て良馬場です。先ほどの説明にもあったように、良馬場としては時計の出やすいマイナス1秒台で推移していて、それがこの開催の標準値だったとも言えます。馬場はパサパサで真っ白。砂埃が舞うほど乾燥したダートでしたね。差し・追い込み馬が駄目だったという訳ではないんですが、圧倒的に逃げ・先行馬に有利でした。特に逃げ馬は先週5勝と活躍しました。恐らくね、来年以降も開催の最終週はこんな傾向になるんじゃないかなと思います。


  タイム分析
 2025/06/22 (日)  芝=-1.8  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1800 サクラファレル 牡3 未勝利 1:46.3 -2.0 --- -0.4 -1.6 B C 4.57
5R T1600 サノノグレーター 牡2 新馬 1:34.6 -1.6 --- -0.2 -1.4 C C 8.80
6R T1400 ランドスター 牡2 新馬 1:23.1 -0.3 --- +1.0 -1.3 E D 6.88
8R T1600 マイネルフォルツァ 牡5 1勝クラス 1:33.9 -0.9 --- +0.5 -1.4 D B 5.40
10R T1400 セフィロ 牝5 多摩川S(3勝) 1:21.2 ±0 -0.3 +1.0 -1.3 SL C 4.50
11R T1800 セキトバイースト 牝4 府中牝馬H(G3) 1:46.0 -0.4 --- +2.0 -2.4 E C 6.00
 2025/06/22 (日)  ダ=-1.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1600 ワスカル セ3 未勝利 1:36.9 -2.0 --- -0.6 -1.4 B D 7.50
3R D2100 ブルージャイアント 牡3 未勝利 2:12.6 -0.8 --- +1.0 -1.8 E D 4.67
7R D1600 リュウノタブーク 牝4 1勝クラス・牝 1:36.5 -1.5 --- -0.1 -1.4 C D 8.00
9R D1400 トクシーカイザー 牡5 甲州街道(2勝) 1:23.4 -0.8 --- +0.4 -1.2 D C 9.67
12R D1400 フウセツ 牡3 1勝クラス 1:23.8 -1.1 --- +0.1 -1.2 C C (5.00)

東京2R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒6速い勝ちタイムでした。
1着:ワスカル 
 ワスカルが初めてのダートで一変しました。今回はワスカル、去勢明けでした。その効果かね、ゲート内の体制が良くて、これまで全く駄目だったスタート、その課題をクリアできました。平均ペースの逃げで後続を突き放した勝ち方言う事がありません。初めてのダートと距離短縮、そして去勢がね、良いタイミングで上手く噛み合ったという事です。
2着:サトノアルタイル 
 2着サトノアルタイルはダート2戦目で距離短縮でしたけれども、手頃な位置で流れに乗って行けた事が大きかったです。3部3厘からもたついて、直線でも瞬時に反応できず。勝ち馬に3馬身差もつけられましたけれどもね、完全タイム差はマイナス0秒1ですから、次走も上位候補になります。
3着:ミクニサンシャイン 
 3着のミクニサンシャインは2着馬とはクビ差の接戦で、4着馬に3馬身差をつけています。勝ちタイムレベルはクリアしています。先行力がありますから、この後のローカル開催で相手次第でチャンスがありますね。
東京3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。
東京4R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
1着:サクラファレル 
 サクラファレルが逃げ切りました。父はサートゥルナーリアです。東京新聞杯・京都金杯を勝ったサクラトゥジュールの半弟になりますけれども、まだ心身がまとまっておらず、兄同様に不安定な面を残すんですけれども、今回は好スタートから逃げの手に出て、スピードで圧倒しました。ポテンシャルの違いをまざまざと見せつける事になった訳です。ただ、逃げて勝ったということはね、あまり今後に繋がりませんから、折り合いを含めて今後学習していく必要があると思います。
2着:マイネルアズーロ 
 そして勝ち馬から4馬身差の2着がマイネルアズーロです。高速馬場で奇しくも1番から5番までの内枠5頭の上位独占になりましたから、2着から5着の4頭の評価にはちょっと悩まされたんですけれども、この馬は3着馬に2馬身差をつけてギリギリCランク相当で走破してます。という事でね、ようやく軌道に乗って来たんではないでしょうか。
3着:オルグジェシダ 
 3着は1番人気のオルグジェシダでした。位置取りの差があったにせよ思ったほど伸びず、本来のパフォーマンスが出せませんでした。漠然となんですけれども、何か次走も過信しない方が良いような気がしますね。
東京6R 2歳新馬 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
東京10R 多摩川S タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京11R 府中牝馬S タイムE
 基準より2秒0遅い勝ちタイムでした。タイムランクがE・メンバーランクはCでした。さぁスタートですが、何が行くのかと思っていましたら、エリカヴィータが行きました。まぁ、だいたいセキトバイーストの逃げかなと思いましたけれどもね、これが行かなければちょっと逃げ馬が特定しづらいメンバー構成ではありました。スロー予測だったんですけれども、レースは平均ペース。前半の1000mが58秒9ですから、これはもう平均ペースに分類できます。さぁ直線に向くとタガノエルピーダが先頭に立って行きます。このタガノエルピーダを軸にして、内・外ですね。結構広がったハンデ戦らしい攻防という事で、結局はちょうど馬場の中ほどと外、その辺の馬の争いになりました。その中からですねセキトバイーストが一番最初に抜け出して、そのまんま抑え切ったという競馬でしたね。
まぁちょっと何て言うのかな、凡戦感というのはあったんですけれども、着差から言いますとハンデ戦で1馬身差ですから、これは完勝だったという気がしますけれどもね。タイムランクがEという事ことになりました。これはね、昨年までのマーメイドステークスがこのレースの前身という事になりますけれども、比較するならやっぱり昨年までのね府中牝馬ステークスと、ちょっとラップの出方を比較しますとね、序盤・中盤辺りまでは大体同じようなもんなんです。ただ、終盤が全然違うんです。特にラストの400mが、このレースは掛かっているという事。もちろん開催時期も違いますし、G2とG3ではちょっとメンバーも違うというところはあるんですけれども、やはりラストの400mがかなり減速してるという事は、やっぱりメンバー的なものもありますし、馬場的なものも多少は考慮したいところありますけれども、ここがやっぱりEランクに落ち込んで行ってしまうと。やっぱりマーメイドステークスなんだなっていう、マーメイドステークスって速いタイムにならないんでね、大体タイムランクはいつも良くないので、やっぱりその傾向は続くなという印象です。
1着:セキトバイースト 
 勝ったのはセキトバイーストでした。これはお見事でしたね。スローペースで逃げた場合に、ちょっと瞬発力と速い上がりでまとめられないかなっていう風に思いましたし、ちょっとハンデも背負っていましたからね。逆に平均ペースに流れて、他の馬が逃げたっていう事で、非常にレースがしやすかったと思いますね。それでも先ほども言いましたように、この1馬身差ですからここではちょっと地力が上だったっていう勝ち方です。相当やっぱり今、充実してるなっていう印象は受けましたね。
2着:カナテープ 
 その後2着はカナテープでした。こちらは当初はですね、D.レーン騎手が乗る予定になってましたけれども、53キロでちょっと乗れなかったので、大野ジョッキーにチャンスが回って来て、彼のモチベーションはかなり高かったと思います。そしてこの馬、今回体増えて非常に良い状態で出てきましたし、この馬のレースをしてしっかり力を出し切ったなという風には思いました。ただ、最後同じ脚色になってしまいましたよね。その辺りがやっぱりまだちょっと足りない部分があるなっていう風には思いました。
3着:ラヴァンダ 
 外から追い込んでラヴァンダが3着。注目馬にしたんですけれども、ちょっとハンデとか他の馬との比較を改めて考え直して、三角印まで下がってしまったんですけれども、ある程度この馬のイメージ通りの競馬はできたんじゃないかなという気がします。ただやっぱりカナテープと同じで、やっぱりこっから突き抜けてくる脚、何かもうひと押しなかったなという印象ですね。
3着:ラヴァンダ 解説危険
 2番人気でしたね。この馬、前回の重賞展望で私の注目馬としていましたけれども、ちょっと今回のレースを目の当たりにしてですね、ちょっと大幅に評価を修正する必要があると感じました。それはね、オープンを勝ち切る瞬発力っていうのがちょっとまだ足りないんじゃないかなという事です。確かに阪神牝馬ステークスで追い込んだ時は、上り600m最速の32秒7を繰り出してるんですけれども、秋華賞4着はハイペース、フローラステークス2着と今回の府中牝馬ステークス3着は平均ペースで少し上がりの掛かる流れの健闘が目につきます。裏を返せばね、やはりスローペースの瞬発力勝負ではちょっとまだ信頼できない面があるという事ですね。セキトバイーストのようにね、重賞2着の1勝馬で、3勝クラスを一発で勝つ馬は強いんですけれども、そうでない馬は意外と苦労するというね。これは私の持論ですけれども、それを採用して次走が3勝クラスでも危険馬としたいと思います。
4着:ウンブライル 
 そしてその後4着ウンブライル、最後は脚を伸ばして3着とは差のない所でした。これはパドックの雰囲気が良くて、返し馬を見た時に、これは直也さん行けるんじゃないかという風に、私は思ったんだけれども、良い走りはしたと思います。脚質が脚質ですし、内枠でしたし、もう最後のイン突きは仕方ないなと思いますし、あと一歩で3着取れた訳ですから、元々力のある馬ですから上手くハマれば、やっぱり牝馬限定の重賞であれば、上位来れるという所ですよね。改めてそこは示してくれたと思います。
5着:タガノエルピーダ 
 5着はタガノエルピーダ。ちょっと序盤にポジションを取りに行って、逃げ馬の2番手という形になって、ちょっとその分序盤の無理があったのかなという気はしますけれども、ある程度は力を出し切ったという評価です。ただ、返し馬を見た印象では、あまりちょっと出かけの硬さみたいのがあって、ちょっとピンとくるものがなかったんで、その辺も少しはあったのかなという気がしますね。
8着:カニキュル 
 さぁそして1番人気の下カニキュルは8着でした。もうパドックはね、厩務員さん1人で引いて、以前に比べれば本当に入れ込みが軽減されて落ち着いたもんでね、すごくメンタル面での成長を感じました。ただ、ちょっと遅めのスタートとは言え、結局ポジション取り行けないみたいですね。結局、やっぱりポジションを取りに行くとまだ引っかかってしまうんじゃないかっていう、そういうリスクがあるために、結局この馬なりの競馬をしてしまったっていう感じで、もう一工夫欲しかった。例えば直線の進路取りは外に行くのではなくて、もうちょっと内めを突くとか、それでも着差的にはちょっと勝ち負けは無理で、セキトバイーストには完敗だったと思います。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)

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