2025年1回函館1日目

開催一覧
2025/06/22 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/21 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/15 (日)
東京 阪神 函館
2025/06/14 (土)
東京 阪神 函館
2025/06/08 (日)
東京 阪神
2025/06/07 (土)
東京 阪神
2025/06/01 (日)
東京 京都
2025/05/31 (土)
東京 京都
2025/05/25 (日)
東京 京都 新潟
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東京 京都 新潟
2025/05/18 (日)
東京 京都 新潟
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東京 京都 新潟
2025/05/11 (日)
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2025/05/10 (土)
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2025/05/04 (日)
東京 京都 新潟
2025/05/03 (土)
東京 京都 新潟
2025/04/27 (日)
東京 京都 福島
2025/04/26 (土)
東京 京都 福島
2025/04/20 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/19 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/13 (日)
中山 阪神 福島
2025/04/12 (土)
中山 阪神 福島
2025/04/06 (日)
中山 阪神
2025/04/05 (土)
中山 阪神
2025/03/30 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/29 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/23 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/22 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/16 (日)
中山 阪神 中京
2025/03/15 (土)
中山 阪神 中京
2025/03/09 (日)
中山 阪神
2025/03/08 (土)
中山 阪神
2025/03/02 (日)
中山 阪神 小倉
2025/03/01 (土)
中山 阪神 小倉
2025/02/23 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/22 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/16 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/15 (土)
東京 京都 小倉
2025/02/10 (月)
京都
2025/02/09 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/08 (土)
東京 小倉
2025/02/02 (日)
東京 京都 小倉
2025/02/01 (土)
東京 京都 小倉
2025/01/26 (日)
中山 中京 小倉
2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
中山 中京
2025/01/18 (土)
中山 中京
2025/01/13 (月)
中山 中京
2025/01/12 (日)
中山 中京
2025/01/11 (土)
中山 中京
2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス3秒2でした。
 昨年7月以来の開催で函館は乾いたコンディションという事もありましたけれども、それにしても芝でマイナス3秒台という滅多にない、「超」のつく高速馬場でした。昨年の開幕週がマイナス1秒7でスタートして、速い時計の出るコンディションだったと述べたんですけれども、それよりも1秒以上速い馬場です。ただ函館の芝はね、時計が掛かり出すとですね、一気に水準方向へ動く傾向にありますんで、この点には注意したいです。次に脚質ですけれども、前めの馬一辺倒ではなく、差しが効かないっていう事はなかったんですが、内に入るか直線は外に出しても、道中は内を立ち回らないと厳しい。そんな感じでしたね。そして外が伸びないという事ではなくて、これだけの高速馬場になりますとね、極力ロスのないコース取りをしないと厳しいという事です。函館は6週の開催で4週目までAコース、5週目以降はBコースが使用されます。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒7でした。
 乾いた良馬場でしたけれどもね、マイナス1秒台で速い時計の出るコンディションでした。これはね、昨年と基本的に変わらないんですが、開幕週だけで言えば、昨年の標準値と比べても時計が出やすくなっていました。1700mは脚質面で目立った偏りはないんですけれども、4コーナーではある程度前にいるか、前の馬を射程圏に入れるポジションでないと厳しかったですね。マクった2頭で決着した土曜12Rがその典型例です。一方、1000mは前へ行った馬が優勢でした。


  タイム分析
 2025/06/14 (土)  芝=-3.2  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1200 エスペシャリー 牝3 未勝利 1:07.9 -2.0 --- -0.1 -1.9 C C 7.00
4R T1800 ウインベラーノ 牡3 未勝利 1:46.0 -3.2 --- -0.3 -2.9 C C (11.00)
5R T1000 カイショー 牝2 新馬 0:56.4 -1.9 --- -0.3 -1.6 B C --
7R T1200 ラパンチュール 牝3 1勝クラス 1:07.2 -2.2 --- -0.3 -1.9 B C 6.60
9R T2000 ロードリベラシオン 牡3 奥尻特別(1勝) 2:00.2 -1.0 -0.6 +1.6 -3.2 SL C --
10R T1800 パレハ 牝4 松前特別(2勝) 1:46.3 -1.5 -0.2 +1.2 -2.9 E C (11.50)
11R T1200 カピリナ 牝4 函館スプ(G3) 1:06.6 -1.6 --- +0.3 -1.9 D D --
 2025/06/14 (土)  ダ=-1.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1700 アレーティア 牝3 未勝利・牝 1:45.6 -1.7 --- +0.1 -1.8 C D 4.33
3R D1000 イチトゼロノアイダ 牝3 未勝利 0:59.7 ±0 --- +1.1 -1.1 E D 9.75
6R D1700 コスモシェルベット 牡3 未勝利 1:45.3 -2.0 --- -0.2 -1.8 C C 5.25
8R D1000 タッカージーティー 牝3 1勝クラス 0:57.9 -1.3 --- -0.2 -1.1 C D 9.33
12R D1700 プラムダンディ 牡4 1勝クラス 1:45.8 -0.6 --- +1.2 -1.8 E D 5.00

函館1R 3歳未勝利 注目
 勝ったエスペシャリーについて。
1着:エスペシャリー 
 前走11着から一変です。函館芝1200mの3歳未勝利戦を1分7秒台で走破した馬は、これが史上2頭目です。1頭目は昨年の函館開幕初日、1Rナムラローズマリーが記録したんですが、当時は完全タイム差マイナス1秒0で、タイムランクはAでした。そして先週日曜日1Rの勝ち馬で、エルサトアナも1分7秒台で走破しています。超高速馬場ですから、エスペシャリーのタイムランクはCになりますけれどもね、このスピードは昇級しても通用します。父はスワーヴリチャードです。ちなみに先ほど挙げたですねナムラローズマリーはその後、函館・札幌と2連勝しています。
函館2R 3歳未勝利・牝 注目
 上位2頭を取り上げます。
1着:アレーティア 
 まず勝ったアレーティアですけれども、こちら3月阪神の遅いデビューで、経験馬相手に未勝利戦で2着の後、ダート1800mを連戦してきたんですけれどもラストでもう一押しに欠けるレースが続いていました。今回は1700mへ距離を縮めてチークピーシーズを着用。辛勝ですけれども、まだ集中力に欠けるところがあります。父はブリックスアンドモルタルですが、昇級しても相手なりに走れそうなタイプです。
2着:デルマアポロニア 
 2着のデルマアポロニアは勝ち馬とはクビ差で、3着馬には2馬身半差です。距離は不問で、これでデビューから2着4回・3着2回と全て馬券圏内に入っている堅実派です。確かに勝味の遅さはあるんですけれども、牝馬同士なら次走も上位候補です。流石にもう順番だと思いますけどね。
函館3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
函館5R 2歳新馬 タイムB
 基準より0秒3速い勝ちタイムでした。
1着:カイショー 勝ち馬注目
 カイショーが快勝がコースレコードで逃げ切りました。トピックスでも上がっていたようにですね、今から46年前の8月、後の桜花賞ハギノトップレディが2歳新馬戦で記録した57秒2を、カイショーは0秒8も更新しました。当時は大差勝ちで、実に2着馬に2秒2もの差をつけていたんですけれども、今の時代ですからね。こちらの3馬身差も圧倒的な着差と言えます。しかも、ノーステッキで逃げ切り勝ちです。父はスワーヴリチャードです。
2着:ファニーバニー 
 2着のファニーバニーはセンスの良い走りが目を引きました。424キロと小柄ですけれども、まぁすぐにチャンスがあります。
3着:ムーンリットアイル 番組注目馬
 そして3着のムーンリットアイルは2着馬にアタマ差、同タイムです。強い逃げ馬を追いかけた分ですね、ゴール前で3着に落ちただけで、レースの中身とすれば2着馬を上回ります。という事で、2戦目の次走は普通に逃げ切れると思います。
函館7R 3歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒3速い勝ちタイムでした。
1着:ラパンチュール 勝ち馬注目
 ラパンチュールが自己条件で勝ち上がりました。ラパンチュールは1番人気での勝利です。典型的なね、短距離の差し馬で、控えて折り合えば直線は確実に脚を使えるというタイプです。ただ、今回を除いてデビューから5戦全て出遅れていました。ハイペースでハマったという点を差し引いてもですね、差して2馬身差ですから、これは圧巻のパフォーマンスでした。出遅れなければ昇級しても瞬発力は通用します。
2着:ハリウッドメモリー 
 ハリウッドメモリーは逃げて2着。昇級戦の今回はブリンカーを初めて着用しました。集中力を高める一定の効果はあったようですし、次走は相手と展開次第でしょう。
3着:ラブディーヴァ 
 3着のラブディーヴァ、こちら戸崎騎手はテン乗りでしたけれども、ちょっと意識的にね抑えるレースをしたようですしね。この辺りは力む面があるために折り合い重視で乗ったと思われます。短距離の差しとしてですね、形は出来上がってきましたが、今回は勝ち馬の決め手が数段上回っていました。
函館9R 奥尻特別 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
函館10R 松前特別 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
函館11R 函館スプリントS 重賞
 タイムランク・メンバーランクともにDでした。前半600m32秒5は、過去10年で見れば、以前のレコードが記録された2017年ジューヌエコールが勝った時に記録された32秒2に次ぐ速さだったんですけれども、当時より前半で0秒3遅く、後半で0秒5速いので差し引き0秒2のレコード更新となりました。とは言え、開幕週の超高速馬場で内枠と逃げ・先行馬。4コーナー最内か内の馬以外はノーチャンスでしたね。そもそも、差し・追い込み馬が上がり600m32秒台後半の脚を使うのはちょっと無理なので、高速決着のこの重賞で求められるスキルというのは、スピードと器用さ、そして当然ね内枠は断然有利になります。
1着:カピリナ 
 勝ったのは2番人気のカピリナでした。ハナ差の辛勝でしたけれども、この馬自身のラップは前半600m33秒2。後半600m33秒4で、非常にバランスの良いラップで乗り切っています。本質はスピードタイプですけれども、このバランスの良さがどんなレースでもできる所以です。ダンカーク産駒がJRAの重賞を勝ったのは、この馬が初めてです。
2着:ジューンブレア 
 ハナ差2着が3番人気ジューンブレアでした。これはもう着差が示すように勝ちに等しい内容でした。最内枠を最大限に活かす完璧なレースだったと思います。3着馬に2馬身差をつけていますし、短距離の重賞とすればこれ決定的な着差と言えますから、不運と言うか勝った相手が勝負強かったという事ですね。
3着:ドンアミティエ 
 3着はドンアミティエ。この馬はスタート直後に躓いたんですけれども、すぐに挽回して勝ち馬の内へ収まる事ができました。この序盤のリカバリーが非常に大きかったと思います。今回はね、初めての芝でしたが前後半のバランスの良い自身のラップからね、必ずしも洋芝だから走れたとは言えないと思います。
4着:インビンシブルパパ 
 それから4着がインビンシブルパパ、逃げて4着でした。こちらも今回が初めての芝でしたが、ドンアミティエと違って前後半のラップの差が大きいですから、基本的にダート向きで、洋芝はこなすという程度が私の評価です。
5着:ペアポルックス 
 その後5着がペアポルックスでした。逃げ馬を交わせず、2番手の馬を交わすのが精いっぱいだったので、そこでは物足りなさを感じましたけれどもね。外めの枠で枠なりのレースをしてしまったというきらいもあります。内枠ならね、まぁ違っていたかもしれませんし、いずれにしても今回は1・2着馬が強かったでしょうね。
8着:ナムラクレア 
 そして1番人気ナムラクレアは8着に敗れました。出遅れて寄られましてね、さらに故障した馬が下がって来て、直線はイン狙いしか選択肢がありませんでした。そしてラストは逃げ馬の後ろに入って、まぁ満足に追えなかった訳です。断然の1番人気で超高速馬場が大前提ですから、ちょっとねリカバリーの面でいろいろ言いたい事もあるんですけれども、これはもうほぼスタートで万事休すでしたし、牝馬で57キロを背負っていた事は考慮すべきだと思います。
函館12R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)

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