2025年2回阪神5日目

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2025/02/23 (日)
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2025/01/25 (土)
中山 中京 小倉
2025/01/19 (日)
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2025/01/18 (土)
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2025/01/12 (日)
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2025/01/11 (土)
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2025/01/06 (月)
中山 中京
2025/01/05 (日)
中山 中京
  馬場コメント
 2回阪神も3週目を終えました。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒1からプラスマイナスゼロへの変動でした。阪神も連続開催ですので、遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、先週土曜まではマイナス1秒を超える数値でしたが、日曜は雨の影響を受けて水準レベルに動いて行きました。
 中間の雨は木曜に4.5ミリ、金曜に1ミリ程度です。土曜には乾いていて、マイナス1秒8の高速馬場でした。その後、土曜深夜から日曜朝にかけて3ミリの雨が降りました。早くから雨予報の日曜は、しばらく降りそうで降らない状態が続いたんですが、4Rぐらいから小雨がパラついて、7R・8R辺りから本格的に降り出しました。馬場差は前夜からの雨で、土曜より時計が掛かるコンディションから始まって、雨の影響によって、さらに掛かって行く変動です。桜花賞の時間帯はプラスマイナスゼロ。水準ではあるんですが、ここ数年でも時計を要す馬場でした。コース取り、脚質に基本的な偏りはないんですが、桜花賞で逃げたエリカエクスプレスが直線では内を避けていたのも、馬場悪化の証明だと思います。最終週の今週もBコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は、土日ともにプラスマイナスゼロでした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、前の開催最終週がプラス0秒4で、開催が進むとともに、水準方向に動き、この開催4日目以降は全てプラスマイナスゼロです。
 前の開催からプラス0秒3前後の馬場差が続いたんですが、先々週は土日ともに良馬場でも水準前後と、時計の出方が早まっていました。先週も同様、乾いた状態の土曜日も、乾いた状態から雨が強くなった日曜日も、終日対象でプラスマイナスゼロ。時計の出方に変化はありません。改修後の京都ダートでも見られた事なんですが、もっと雨量が多く、「重」や「不良」にならないと高速化しないように見受けられます。時計も上がりも適度に掛かるせいか、軽いスピードだけでは厳しく、差しタイプが台頭。日曜は追い込みがよく決まっていました。


  タイム分析
 2025/04/12 (土)  芝=-1.8  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1600 ニシノイツキムスメ 牝3 未勝利 1:34.7 -0.6 -0.3 +0.5 -1.4 D C 7.67
6R T1200 カンシン 牡3 1勝クラス 1:08.1 -1.2 --- -0.1 -1.1 C C 5.60
9R T2400 ミアステラ 牡6 明石特別(2勝) 2:25.5 -0.9 --- +1.3 -2.2 E D 4.63
10R T2000 カネフラ 牡5 京橋SH(3勝) 1:58.9 -0.6 -0.2 +1.0 -1.8 E C 7.44
11R T1600 サフィラ 牝4 阪神牝馬(G2) 1:32.8 ±0 -0.6 +0.8 -1.4 D C 9.29
 2025/04/12 (土)  ダ=±0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 メイショウウメゴチ 牝3 未勝利・牝 1:55.9 +1.5 --- +1.5 ±0 E D 9.00
2R D1400 テーオーミリカン 牡3 未勝利 1:25.2 -0.6 --- -0.6 ±0 B B 6.08
3R D1800 アカデミア 牡3 未勝利 1:55.1 +0.7 --- +0.7 ±0 D D 7.46
5R D1800 ヒルノハンブルク 牡3 1勝クラス 1:53.7 +0.3 --- +0.3 ±0 C C 6.13
7R D1800 ハリウッドパーク 牝4 1勝クラス・牝 1:56.0 +2.9 -0.2 +2.7 -0.0 E D 3.67
8R D1200 シリウス 牡4 1勝クラス 1:12.9 +0.6 --- +0.6 ±0 D C 8.92
12R D1200 メイショウホウレン 牡4 2勝クラス 1:11.7 ±0 --- ±0 ±0 C D 9.14

阪神1R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
阪神2R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒6速い勝ちタイムでした。
1着:テーオーミリカン 勝ち馬注目
 テーオーミリカンがダート2戦目で初勝利を挙げました。このレースは前走2着馬5頭いてメンバーランクはB。結果、1着テーオーミリカンのタイムランクもレベルが高くBでした。初ダートの前走2着もCランク相当では走っていたんですが、馬群の中で脚を溜めて直線で外へ。ソツのない競馬をしてランクアップに成功しました。ウインブライト産駒は時計を要す芝向きのイメージがあるんですが、パワー自体はあるんですから砂も悪くなく、ダートも悪くなく祖母エヴリウィスパーの牝系はダート巧者を頻出しています。追って味があるんで、昇級しても上位候補に入ります。
2着:ディアウス 
 ディアウスは中団後ろから追い込んで2着。勝ち馬から0秒2差、Bランク相当です。2月の京都新馬戦6着以来だったんですが、冬場で少し重かった馬体が10キロ絞れて上積みが大きかったのと、前が厳しくなるハイペースも味方しました。シニスターミニスター産駒の牡馬、チャンスは近いです。
3着:ラファル 
 ラファルの前走2着はBランク相当で、今回は断然に近い1番人気だったんですが3着。ハイペースを勝ちに行って、4コーナーではかなり外を回らされていました。前2走2着のラップからしても、結果としては仕掛けが早くなってしまいました。0秒5差でも内容は悲観することはなく、依然首位候補には入ってきます。
4着:バルミラクル 
 そして番組注目馬だったバルミラクルは4着。砂を被ってるとフワフワした走りになるのは以前と同じなんですが、直線で右手前になってからの伸びを欠きました。3戦連続2着は全て左回りの中京、右回りが逃げ苦手としか思えません。
阪神3R 3歳未勝利 注目
 勝ったアカデミアについて。
1着:アカデミア 
 今回が初出走でした。坂路でラスト1ハロン11秒8。先週の追い切りではCウッドコースでラスト1ハロン10秒9と目を引く時計が出ていて、2番人気になったんですが、パドックを見て負けないと確信しました。526キロの馬格に加えて、垢抜けした好馬体はオープン予備軍の感触すらありました。時計自体は物足りなさも残るんですが、これを負かしに動いた1番人気で3戦連続2着のドウジギリを1秒7差の5着に失速させて、かつ2着馬に6馬身差の圧勝です。時計はいくらでも詰まりそうですし、キズナの産駒の牡馬でG1馬ダノンファンタジー、現役7戦4勝のスティンガーグラスの甥にあたる血統も魅力です。芝の走りを見てみたい、そんな器だと思います。
阪神7R 4歳以上1勝クラス・牝 タイムE
 基準より2秒7遅い勝ちタイムでした。
阪神9R 明石特別 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。
阪神10R 京橋S タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
阪神11R 阪神牝馬S 重賞
 タイムランクがD・メンバーランクはCでした。イフェイオンの逃げで、前半800mが後半より2秒2も遅いスローペースです。途中から2番手に上がったサフィラが、展開の利を生かして抜け出し、1番枠から内の好位直後で脚を溜めたアルジーヌ、これも内枠のビヨンドザヴァレー、さらには外を豪快に追い込んで来たラヴァンダ、以上4頭がほぼ同時にゴールに飛び込んで来ました。結果的には、前と内の決着となってサフィラがアルジーヌをハナ差振り切っていました。1番人気のボンドガール、4頭のさらに外から追い込んで来たんですが、コースのロスもあってね、5着までが精一杯。そんな感じです。
1着:サフィラ 
 ゴール前の混戦を捌いて見事勝利、サフィラでした。1着サフィラは、G1馬サリオスの全妹です。またG1 2着馬サラキアの半妹にも当たります。阪神ジュベナイルフィリーズ4着の実績もあるんですが、3歳時は体質が弱かったです。古馬になって体重がひと回り増加。また、落ち着きも出てレースで力を発揮できるようになったのが大きいと思います。さらにスタートセンスの良さも、格上挑戦の重賞制覇に繋がっています。今回は展開の利が大なんですが、前につけられてしぶといんで、これからも注意は必要だと思います。
2着:アルジーヌ 
 ハナ差2着アルジーヌでした。急きょ乗り替わりの幸騎手が、ベテランらしく対応。内枠を生かしました。差し馬で、枠順に恵まれた面はあったにせよ、前走のターコイズステークスそして今回と競馬が上手いです。さらに馬体重が増加。どっしりと見せるようになってきました。今なら東京のG1にも対応可能。距離的には2000mに延びても問題ないかもしれません。
3着:ラヴァンダ 
 その後3着はラヴァンダでした。馬群に入れて直線ロスをある程度軽減させてはいますが、ゴール前の伸びは鋭く、600m推定32秒7は最速。ボンドガールを0秒2上回りました。フローラステークス2着、秋華賞4着は立ち回りの上手さを生かしてのモノですが、初めて強いと思える競馬ができたのが収穫です。まだ3勝クラスの身なんですが、自己条件は通過点。牝馬の重賞はいずれ勝てると思います。
5着:ボンドガール 
 そして1番人気で5着だったのがボンドガール。栗東入厩での調整です。細くは見えないんですが、ソフト仕上げての体重減は気になりました。敗因はスローペースに尽きるんですが、1600mが短い印象も若干ですが感じました。クイーンステークス・紫苑ステークス・秋華賞の2着・3着・2着はいずれも1800m以上です。脚を使えるだけの隙間が、展開距離によって生まれた気がするんです。東京ならマイルでも大丈夫だと思うんですが、1勝馬の歯がゆさというモノはついて回っています。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)

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