中山 中京
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2021/10/03(日) 中山11R スプリンターズステークス

4回中山9日目  芝1200m(右・外/C) 基準タイム:1:07.8 次走平均着順:7.13着(15頭)
タイムレベル:D メンバーレベル:C ペース:M 馬場差:-1.0 (過去レース)

   


着順 馬番 馬名 B 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過 上がり 単勝 人気 馬体重 完全タイム 指数
1着 4 ピクシーナイト 牡3 55.0 福永祐一 1:07.1 -0.3 3-2 33.4(2) 5.3 3 538(+2)+0.3 98.3
2着 12 レシステンシア 牝4 55.0 C.ルメール 1:07.4 0.3 4-4 33.5(5) 3.4 2 506(-2)+0.6 93.3
3着 1 シヴァージ 牡6 57.0 吉田隼人 1:07.4 0.3 5-5 33.4(2) 47.5 10 500(+6)+0.6 97.3
4着 6 メイケイエール 牝3 53.0 池添謙一 1:07.8 0.7 7-7 33.5(5) 24.9 7 470(-8)+1.0 82.7
5着 16 モズスーパーフレア 牝6 55.0 松若風馬 1:07.8 0.7 1-1 34.5(15) 15.3 5 504(±0)+1.0 86.7
6着 14 ダノンスマッシュ 牡6 57.0 川田将雅 1:07.8 0.7 5-6 33.8(10) 2.6 1 470(+1)+1.0 90.7
7着 8 ビアンフェ セ4 57.0 藤岡佑介 1:07.9 0.8 2-2 34.3(13) 43.8 9 564(+4)+1.1 89.0
8着 9 クリノガウディー 牡5 57.0 岩田康誠 1:08.0 0.9 7-10 33.8(10) 15.6 6 488(±0)+1.2 87.3
9着 2 ミッキーブリランテ 牡5 57.0 和田竜二 1:08.0 0.9 7-7 33.7(9) 92.3 13 468(-4)+1.2 87.3
10着 3 ラヴィングアンサー 牡7 57.0 岩田望来 1:08.0 0.9 12-11 33.5(5) 209.8 15 504(+6)+1.2 87.3
11着 11 ジャンダルム 牡6 57.0 浜中俊 1:08.1 1.0 7-11 33.8(10) 11.1 4 506(-2)+1.3 85.7
12着 7 タイセイビジョン 牡4 57.0 三浦皇成 1:08.3 1.2 16-16 33.2(1) 59.9 11 474(+4)+1.5 82.3
13着 10 エイティーンガール 牝5 55.0 横山和生 1:08.3 1.2 15-15 33.4(2) 106.8 14 452(-10)+1.5 78.3
14着 13 アウィルアウェイ 牝5 55.0 戸崎圭太 1:08.4 1.3 14-13 33.6(8) 62.0 12 494(-8)+1.6 76.7
15着 5 ファストフォース 牡5 57.0 鮫島克駿 1:08.6 1.5 7-7 34.4(14) 27.5 8 526(+6)+1.8 77.3
16着 15 ロードアクア 牡5 57.0 田中健 1:09.0 1.9 12-13 34.5(15) 309.8 16 464(-10)+2.2 70.7

先週の結果分析コメント

馬場コメント
 4回中山は先週で開催を終えました。先週の芝の馬場差2000mで対象の数値は土曜がマイナス1秒4からマイナス1秒7への変動、日曜がマイナス1秒3からマイナス1秒6への変動でした。まず遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナス1秒を超えており、開幕週はマイナス2秒台。3日目以降は雨の影響を受けた開催日もありましたが、マイナス1秒台の数字でした。
 台風16号の影響で、金曜は合計104ミリの雨が降りました。芝は一旦不良まで悪化したんですが、土曜は快晴で気温が上がって、乾燥が進んで重馬場からスタートして、ダートの8R前には良馬場まで回復しました。馬場差は速くなって行く経緯の変動なんですが、土曜の午前中でもマイナス1秒5前後の速いコンディションではあります。ただ、土曜の夜8時頃にゲリラ豪雨があって、合計8.5ミリの雨が降りました。日曜朝の馬場発表は、1つ悪化して稍重だったんですが、再び快晴の天気となってすぐに回復。土曜同様に速くなっていく経緯の変動で、使われた分少し時計は掛かっていましたが、ほぼ同じ範囲の数値です。土日通じて内が優位の傾向があり、ペースの遅い場合は、内・外の差が顕著に出ていました。
レースコメント
 タイムランクがD・メンバーランクはCでした。タイムランクはDでしたが、あと0秒1速ければCです。メンバーランクもCなんですが、スプリントG1はJRAに2鞍だけなので、順調な実績馬はまず出走して来ます。今年は3歳の素質馬も2頭加わっていたので、Bに近いC。そういったレベルでした。
まずはモズスーパーフレアがここでも先手を取って行きまして、4コーナーに入ります。大外枠からモズスーパーフレアが先手を取りました。ビアンフェが2番手に控えたので、600m通過は33秒3。時計の出る馬場としては、ほぼ平均ペースで行けました。位置取りが意外だったのは、ピクシーナイトが内の3番手。シヴァージがその1列後方の4コーナー5番手に収まったことです。平均以下のペースで流れれば、内が有利の馬場状態でもありました。4番手とは言え、枠なりに外を回ったレシステンシアとの差は大きかったと思います。それにしても内を抜けたピクシーナイトの伸びは強烈でした。短距離、それもべらぼうに速くない流れでの2馬身差。これは圧勝に近いと思います。
なお、ピクシーナイトはモーリス産駒としてJRAのG1初制覇です。これによりグラスワンダー・スクリーンヒーロー・モーリス、そしてピクシーナイトと4代にわたるJRAG1制覇となり、これは1984年のグレード制導入後初めてです。また、今回のスプリンターズステークスの出走馬は全て関西馬でした。G1に関東馬が出走しなかったのは、2015年のフェブラリーステークス以来、芝のG1に限れば92年のジャパンカップ以来です。
1着:ピクシーナイト
 3歳馬ピクシーナイトがG1初制覇。3歳馬がスプリンターズステークスを制するのは2007年のアストンマーチャン以来です。内有利の馬場で流れに乗った事、これが1番の勝因なんですが、モーリス産駒でスピードもパワーも出色。さらには伸び盛りの3歳馬で、1200mを使うごとに進化しています。この勝ち方をされると、当分仕方ないのかなとそんな思いが強いです。来春の高松宮記念は得意の中京ですから、まず安泰。前回のエンディングで、この馬はスプリントの匂いがしないと言った自分が情けなくなってきます。ピクシーナイトに騎乗した福永祐一騎手、スプリンターズステークスは初制覇です。
福永祐一騎手 ありがとうございます。色々なシチュエーションを想定はしていたんですけども、ここまで良いポジションで、逃げ馬の後ろという所まではあまり選択肢に入れてなかったんで、まぁ正直、ちょっと驚いてはいますけども、最終的にはこういう形でG1を勝ってる馬にしたいなという思いがずっとありましたけども、こんなに早く、この1200mG1の舞台でああいう横綱相撲の競馬を取れるようになるとはね、本当にこちらの想像を超えた走りをしてくれたと思います。
いや、こちらの期待以上ですね。正直まだ、今日返し馬に行った感触も、やはり休み明けをひと叩きされた効果を感じてはいたんですけど、まだまだ前と後ろの体のバランスってのは、まだまだ取れてない状態だったんで、今日のこの感じでどれぐらい、このG1の舞台でやれるかなっていう感じではあったんですけど、いやーまぁ前々からね、この馬は凄い馬になるって言うのは、僕は公言はしていたんですけども、ちょっと想像を超えた馬になる可能性が出てきましたね。
今日はプレゼントなんかしていないです。自分が、あの馬自身が自らつかみ取った勝利だと思いますし、この先短距離界を引っ張って行く存在になる馬ですし、国内のみならずね、いろんな選択肢を考えられる馬だと思います。ありがとうございました。

2着:レシステンシア
 そして2着がレシステンシア、3着がシヴァージでした。2着レシステンシア、4コーナーでは1着馬・3着馬・5着馬が内です。2番手のビアンフェも7着と大バテしてはいません。その中で、枠なりに外を回されたのは今回の馬場を考えれば、厳しかったと思います。2着確保は底力。今は自在に競馬ができて、馬力勝負にも対応できます。いずれチャンスが来るでしょう。
3着:シヴァージ
 そして2着がレシステンシア、3着がシヴァージでした。3着のシヴァージ、追い込み一手で時計を要す事、これまでの好走パターンを覆しました。とは言っても、こうしたケースでは行ったら行ったで甘くなる、そんな感じのものです。あわや2着のシーンを演出したのには、ちょっと驚きました。6歳とは言え、選択肢が広がったのは大収穫と思ってます。
4着:メイケイエール
 その後4着がメイケイエール、そして5着がモズスーパーフレアでした。4着メイケイエールはスタート後に外へ逃避。2頭に迷惑をかけて、今回も平地調教注意となりました。ただ、その後は自分からある程度の位置に追い上げて、直線はダノンスマッシュとモズスーパーフレアを差しました。まぁ普通に近い競馬は途中からはできていたと思います。少し早熟なタイプなので、これ以上はと思う反面、今後スプリンターとして軌道に乗って来て欲しいと、そういう風に願っています。
5着:モズスーパーフレア
 その後4着がメイケイエール、そして5着がモズスーパーフレアでした。5着のモズスーパーフレア、昨年は時計を要す良馬場での600m32秒8の超ハイペース。失速しましたが、今年の馬場で33秒3の単騎逃げなら、理想に近いです。大外枠でも自分の形には持ち込めています。
6着:ダノンスマッシュ
 そして1番人気ダノンスマッシュは6着でした。調教の動きは良かったんですが、若干馬体に張りを欠いて見えました。久々は走るんですが、休養期間が長すぎた事と、外枠で上がりが速すぎたという事も堪えています。
川田将雅騎手 とても良い雰囲気で競馬を迎えられ、レースも理想的な形で進められました。ただ、動かなければいけないところで動くことができず、この結果になってしまいました。動けなかったという事を反省して、次に生かしたいと思います。

11着:ジャンダルム
 練習の成果で、先入れの奇数枠でもゲートは出ました。ただ、勝負所から追っつけていて、脚が溜まっていませんでした。前がバテる消耗戦にならないと、現場G1では苦しいと思います。
JRA発表
 浜中 俊騎手 JRA通算10,000回騎乗達成!:11Rで、11番ジャンダルムに騎乗した浜中 俊騎手(栗東:フリー)は、史上46人目・現役31人目のJRA通算10,000回騎乗を達成しました。

ラップタイム:M ペース

200m400m600m800m1000m1200m合計
クラス平均 11.810.410.911.211.311.91:07.5
当レース 11.710.611.011.111.311.41:07.1
前半600m:33.3後半600m:33.8
グラフ

払戻金

単勝4530円3人気枠連2-6700円2人気
複勝4
12
1
200円
160円
770円
3人気
2人気
10人気
ワイド4-12
1-4
1-12
460円
2,760円
2,030円
3人気
31人気
20人気
馬連4-12890円3人気3連複1-4-129,050円26人気
馬単4-121,910円6人気3連単4-12-138,610円110人気

除外馬一覧 (5頭)

除外 馬名
非抽選馬 カイザーメランジェ
非抽選馬 クーファウェヌス
非抽選馬 ショウナンバビアナ
非抽選馬 ダイメイフジ
非抽選馬 ボンボヤージ

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