TARGETって補正タイムの画面だと地方の時計比較は難しいけど、外部指数使えば地方のデータも数値読めるのよね。 pic.twitter.com/PeFfq5yQnI
— ittai (@ittai173) 2018年2月17日
TARGETは地方のデータは、1着から最下位の成績を閲覧できても馬印をつけたり、予想する事は難しい。中央以外のデータであるのは、中央所属馬が出走した地方・海外のレースのため。ただ、今回のフェブラリーSのような地方交流を多く使っている馬が出走してくると、タイム比較に苦労する。普段中央のレースを走破時計で判断する身からすると、予想しづらいレースになる。そこで、TARGETの外部指数の機能を使う。
1.外部指数ファイルの保存先
まずは、外部指数のファイルをどこに保存するかを決めて下さい。正直なところ、どこでもかまいません。
TARGETのデータをGoogleドライブやDropboxで複数台のPCでデータ共有している場合は、そちらの中の方が良いかと。特にどこでも良いという場合は、TARGETの「MY_DATA」内にフォルダを作ってしまえば良いです。
オンラインヘルプを見ると、読み込み速度を上げるため、ファイル構成は細かく分かれていた方が良いとのことなので、年度で区切り、年度内に開催日単位のファイルを作る事にします。
フォルダ構成は
■外部指数
├2018
├2017
…
という感じにし、それぞれの年度の中に外部指数のファイルを入れていく事にします。
私の場合、MY_DATAの中にスピード指数用(タイム指数用)のファイルは「MY_DATA/Speed/年」、調教指数用のファイルは「MY_DATA/Training/年」という感じにしています。
場所を決めてフォルダを作った後、テスト用のこちらのデータを「2017」のフォルダの中に保存して下さい。 テストデータ
※右クリックで保存できない場合は、左クリックのメニューから「名前を付けてリンク先を保存」等で保存して、2017フォルダに移動させてください。2017年東京大賞典のデータです。
2.外部指数の設定
TARGETを起動して上部メニューから「オプション」→「環境設定」→その他「外部指数の設定」を開く。「新規追加」を押すとこちらの画面が開きます。
ここの設定は、どういうデータ(数値)を扱いたいかによりますが、「スピード指数(タイム指数)」を入れる想定で行くと、
指数名:SP(何でもかまいません)
パス・ファイル名:1で決めた場所+ファイル名(%Y3\%P4%Y1%K3%N3.csv)
例)\TFJV\MY_DATA\speed\%Y3\%P4%Y1%K3%N3.csv
ファイル形式:馬単位・CSV形式
内容:指数
指数順位判定:大きい方が優位
レースID:新仕様(16/18桁)
指数表示桁数:整数(0~999999)
こちらの画面では、一番下の「馬データ画面の戦績に表示」の[A]を上記で設定したモノに。複数設定がなければ「1」のままで。
3.設定確認
2.で設定したパスが合っているか確認してみます。
1でダウンロードいただいたファイルは2017年の東京大賞典のファイルです。競走馬検索から、「コパノリッキー」を検索いただいて、「全て」のタブを開き、下のバーを右にスライドさせて行って下さい。
1の保存先や2の設定が正しければ、↓の画面のように「121」が表示されるはずです。
上手く表示されない場合は、本来表示される場所をクリックすると、読み込もうとしているファイルを表示してくれます。
これを見れば、1のファイルの保存先が間違っているのか、2の設定が間違っているのかがわかると思います。
4.ファイルの中身
ファイルの中身は単純で、「レースID(新),指数」が書いてあるだけです。
レースID(新)だと馬番も書いてあるので、並び順は特には関係なさそうなので、1着~最下位の順で設定しています。
まぁ実際にこのファイルを作ろうと思うと、手で作るのは非常に手間がかかるので、どうしてもという感じじゃなければ、必要はなさそうですが…。自分で指数を作ったりする事ができれば、ここまでの事は知っている事だと思いますし。まぁただ、中央以外に地方や海外のデータも読み込んでもらえるというのは、あんまり知られていないかと思い、書いてみました。
TARGETの補正タイムの画面
地方の補正タイムは表示されず、わかりづらい。
netkeibaのタイム指数を外部指数としてファイルを作成・設定すると
海外以外は埋まる。
原稿で書いている調教の指数も調べるのが大変なので、外部指数で設定してあり
ダートグレードの場合は、仮想出馬表作ってしまえば同等の表示が可能なので、個人的にはかなり重宝しています。