2018年1月9日放送

提供: 先週の結果分析
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2018/1/6(土)・1/7(日)・1/8(月)開催

1回中山1日目・2日目・3日目

中山芝 土:-0.6 日:-0.6 月:-0.6→-0.4 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜・日曜がマイナス0秒6、月曜はマイナス0秒6からマイナス0秒4へと変動した。中山は実質的に昨年暮れからの連続開催ですので、昨年5回開催5日目からの馬場差を確認しておくと、この開催2日目まではマイナス0秒8からマイナス0秒5の間で推移しており、ほとんど動きはないが開催3日目の月曜はマイナス0秒6からマイナス0秒4へと変動し、水準方向へ動いた。
 昨年12月のAコースからこの開催はCコースに移ったが、それによって劇的に高速化するという事はなく、時計の出方は昨年末とほぼ同じだった。
 月曜日は午後から小雨が降っていたので、馬場差は変動だが、その雨の量自体は少なくて変動幅は小さかった。
 土曜日から3日間通じてだが、仮柵が移動しても極端に内が有利という事もなくて、差せるペースなら外を通った差し馬も届いていた。この開催は全てCコースが使用される。

中山ダ 土:+0.6 日:+0.7 月:+0.7  1200 土:+0.1 日:+0.2 月:+0.2

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒6、日曜・月曜はともにプラス0秒7。1200m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜・月曜はともにプラス0秒2だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、1800mは全てプラス0秒5以上の数値で、時計の掛かるコンディション。1200mは水準に近いレベルだが、ほとんどプラスの数値になっている。
 昨年末よりもさらに乾燥が進んで、時計が掛かるようになった。月曜は午後から小雨が降ったが、月曜日のダートは9Rまでだったので時計の出方に影響は出ていない。力の要る馬場なのに1800mはペースが遅くならない事が多くて、その結果ラスト200mの時計が掛かって差し馬が上位に来る事が多かった。

番組注目馬

  • 土曜中山09R 2着 ロードシャリオ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山05R 1着 クリッパー
  • 土曜中山08R 1着 ミッシングリンク

大川浩志 次走危険馬

  • 月曜中山11R 4着 アドマイヤゴッド

※前半が下り坂で最後の直線で登り坂のある中山1200mは前半600mと後半600mが全く同じでもスローの扱いにする必要があるコースだが、そういうコースで前半34秒2・後半34秒1。この楽なペースを先行して2頭に差されているのはいただけない。前走のタンザナイトSでもスローで後ろから差されていて、その前のセントウルSでもスローで後ろから差されているが、どうもこのセントウルS5着という成績によってオープン特別では人気になっているようだが、まぁそこそこ上位に来てはいても内容は良くないというのがここ3戦。次走もまだ人気になるようなら危険な人気馬になると思う。


1回京都1日目・2日目・3日目

京都芝 土:-0.6 日:-0.6 月:+0.4→+1.9 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜・日曜がマイナス0秒6、月曜はプラス0秒4からプラス1秒9へと変動した。
 昨年秋の開催で雨の中の競馬が多くて、その影響が残っているようで土日はマイナスの馬場差ではあるが、雨の影響を受けていない1回京都1週目としては速い馬場ではなかった。雨が降った月曜は最初から最後まで稍重だったが、後半は一気に時計が掛かるようになった。同じ稍重でも5Rと11Rでは2000m換算で1秒5も時計が掛かるようになっているので、注意したいところ。また、月曜日の後半は稍重という馬場発表のイメージ以上に重馬場をこなせるかどうかが鍵になっていた。秋にダメージを受けた馬場を修復はもちろんしているが、完全ではなくレースの最中に雨が降ると一気に時計が掛かるようになるという馬場。月曜日の雨のダメージが今週末にどのぐらい影響するのか読めないが、良馬場でもプラスの馬場差になるかもしれない。また、1回京都の前半と言えば内有利というのが定番で、実際に先週も内を通る馬の好走は多かったが、スローペースのレースが多かったという影響もある。ある程度のペースになれば、外目を通る差し馬も間に合っていた。昨年10月のAコースを使用していた開催の時にかなりダメージを受けていた影響だと思う。今週以降はさらに外差しが決まるようになるはず。関西は例年通り年明けは京都の連続開催で、1回開催はAコース、そして2回開催がBコース使用となる。


京都ダート 土:+0.5 日:+0.6 月:+0.4→-0.4

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒5、日曜がプラス0秒6、月曜はプラス0秒4からマイナス0秒4へと変動した。ここまで3日間の馬場差を確認しておくと、土日は終日プラスの数値でやや時計が掛かっていたが、月曜は後になるほど時計が出やすくなって行った。
 まず土日だが、乾燥していてかなり時計の掛かる馬場になっていた。そして月曜日は朝から稍重だったが、午前中はプラスの馬場差で雨の強くなった午後は徐々に高速化して行った。時計が掛かっていた土日も途中から徐々に高速化した月曜も前残りの行った行ったあり、ズブズブの差し競馬ありとバラエティに富んでいた。これは要するに各レースのペースの違いという問題。

番組注目馬

  • 日曜京都05R 2着 カンタービレ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 月曜京都11R 1着 アーモンドアイ

大川浩志 次走推奨馬

  • 月曜京都11R 1着 アーモンドアイ

※未勝利戦を勝った時に狙い馬にして、その馬が次走で重賞を勝ったのでうれしくて調子に乗って推奨する訳ではない。今回の勝ちっぷりだが、これはもう馬場も展開も何にも関係ないという圧倒的なもので、いくら少々相手に恵まれていたとは言え、牝馬がこういう勝ち方をするならクラシック級だと私は思う。また、関東の牝馬がこの時期に関西遠征を経験したなおかつ勝ったという事が重要で、この先チューリップ賞とか桜花賞でも長距離輸送なのに、不安が無いという事は大きい。次走がチューリップ賞でもあるいはぶっつけで桜花賞になっても狙いたい。


馬券Summary

  • なぜ内有利だったのか

※ 京都金杯だが、内枠が有利・外枠が先行して内を通らなければ厳しいという結果が長く続いていたが、今年は枠連6-8。4コーナーで9番手と7番手の差し馬が1着・2着となった。京都金杯と言うか、1回京都の芝が内有利だったのは前年の10月の京都がAコースで行われた後、11月の京都でBコースとCコースが使用され、そこから1ヶ月明けただけで年明けの京都がAコースで行われてきたため。2ヶ月温存されていたその内側の状態が良く、そこを通れないと非常に厳しかったが、昨年10月の4回京都は後半4日間の芝の馬場差も全て設定不能になるほど雨に祟られた。そのダメージが抜けきっておらず、今年の1回京都は例年のような内有利の芝では無いという事。京都金杯の過去10年の傾向といったものを集計すると、6枠より外は勝った事が無いという内枠有利の傾向が出てくるが、この内有利という傾向は京都のコース形態によるものですはなく、前年秋のコース移動によって1回京都の芝が内有利になっているというだけ。前年秋のコース移動パターンが変わったり、1回京都の使用コースが変わったりすれば、内有利ではなくなる可能性がありますし、今年のように前年秋の天候の影響が残る場合もある。
 一方フェアリーS。今年は外枠が勝ったが、勝ち馬の多くが1枠から4枠であるという事とは、これは意味が違う。こちらは中山芝1600mが内枠有利のコース形態をしているという事に由来している。