2017年10月30日放送

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2017/10/28(土)・10/29(日)開催

4回東京8日目・9日目

東京芝 土:-0.8→-0.5 日:設定不能 Bコース

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒8からマイナス0秒5への変動、日曜は設定不能だった。まず、この開催を振り返ると雨の影響を強く受けた開催だった。2日目・3日目だけがマイナス1秒台で、初日と8日目はマイナスの数値とは言え、変動だった。他の開催日はプラスの数値か設定不能だった。
 1週前に台風21号が通過したが、週半ばにあまり雨が降っていなかったため、土曜は良馬場だった。Bコースに移った事もあって馬場差は開幕週と変わらないレベルになっていたが、土曜の午後に雨が降った。そのため馬場差は変動で、2000m換算の数値で8Rまではマイナス0秒8、9Rはマイナス0秒7、11Rはマイナス0秒5。ただ、馬場差がマイナスとは言え、土曜の芝でパワー血統の馬が多く好走していて、ディープインパクト産駒は2着以内に入っていない。力の要る馬場だったのだと思われる。そして土曜の雨が日曜日まで降り続いて、雨量もかなり多かった。日曜は最初から不良馬場で、かなり時計の掛かるコンディションになった。という事で日曜の馬場差は設定不能。日曜は直線で内を空けている事が多かったが、4コーナーではあえて内を通る事で得をすることもあった。先々週の道悪から先週土曜は馬場差がマイナスゾーンになるところまで回復していたが、今週も雨の影響がなければ先週の土曜と同じぐらいのレベルになっているかどうかはわからない。今週から開催が替わるが、前半2週はこのままBコース、後半2週はCコースが使用される。

東京ダ 土:-0.7→-1.0 日:-1.9→-1.1

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒7からマイナス1秒0へと変動、日曜はマイナス1秒9からマイナス1秒1への変動だった。ダートもこの開催は雨の影響を強く受け、終日良馬場だった日は1度もなかった。ほとんどはマイナス1秒を超え、マイナス2秒台の日もあった。
 土曜は良馬場で始まったが、その時点でもう稍重に近い状態で、良馬場でも馬場差はマイナス。さらに土曜は午後に雨が降ったため、馬場差は変動で1600m換算の数値で7Rまではマイナス0秒7、10Rはマイナス0秒8、そして12Rは1秒0だった。雨は降り続いて、日曜日は最初から不良馬場。馬場差は変動だが、水が浮いて走りにくくなって行ったので、むしろ後半の方が時計は掛かっていた。具体的には1Rがマイナス1秒9、そこから徐々に水準方向に変動して12Rはマイナス1秒1だった。結果的に土曜の最後と日曜の最後がほとんど同じ馬場差だが、その馬場の質というのは全く違った。

番組注目馬

  • 土曜東京12R 1着 イーグルバローズ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京04R 1着 プロミストリープ


4回京都6日目・7日目

京都芝 土:設定不能 日:設定不能 Aコース

 先週の芝の馬場差は2000m対象の数値は土日ともに設定不能だった。さかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、前半は基本的に速めの時計が出るコンディションだったが、後半は雨の影響を強く受け、後半2週は全て設定不能だった。
 1週前にかなりダメージを受けている上に、先週も土日とも雨。稍重でスタートして重で終わった土曜よりも、重でスタートして不良で終わった日曜の方が時計が掛かっているのは言うまでもないが、土日ともに設定不能とするのが妥当と言うぐらい時計の掛かる状態だった。先週はAコース4週目で、土曜の前半から外を通る馬が伸びていた。そして日曜になると、全体は内を空けていた。今週からBコースに移るので、仮に先週と同じところを通るとすると、先週より走る距離が短くなりますから、その分時計は速くなる。ただ、良馬場でもマイナスの馬場差にはならないかもしれない。蓄積したダメージが大きい上に、今週金曜開催があるので、間が少し短い。

京都ダ 土:-0.6→-1.0 日:-1.3→-1.0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒6からマイナス1秒0へと変動、日曜がマイナス1秒3からマイナス1秒0と変動した。4回京都では終日良馬場の4日目を除くと全てマイナスの馬場差だった。ただ、マイナス2秒台は初日だけで超のつく高速馬場となった日が少なかった事になる。
 土曜も日曜もずっと雨が降っていたので馬場差は変動だが、土曜は後半ほど速い時計が出る状態で、具体的な馬場差は1800m換算の数値で1Rがマイナス0秒6、そこから徐々に高速化して12Rはマイナス1秒0だった。日曜は1Rと2Rがマイナス1秒3と土曜の後半よりも時計が出やすくなっていたが、その後は水が浮いてきて逆に時計が掛かるようになり、7R以降はマイナス1秒0で一定だった。結果的に土曜の12Rと日曜の後半が同じ馬場差だが、これは馬場の質が違っていた。先週の日曜日は京都のダートとは思えないぐらい差し・追い込み馬が好走していたが、これはハイペースが多かったため。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都05R 1着 スーパーフェザー

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜京都08R 2着 メイショウサチシオ

※ペースが速かったですし、ペース以上にプレッシャーのかかる逃げだったけども2着というのは京都のタイム分析で説明した通りだが、逃げての連続2着だが、両方不良馬場。ダートの不良馬場は徹底的に先行有利だとどうも思われているようなので、連続2着が馬場に助けられたモノだと思われるのであれば、この裏をかきたいところ。2着2回とも厳しい逃げだったので、次も少々厳しい展開になっても2着にはなりそうですし、少しでも楽になれば勝ちきれるはず。

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜京都10R 3着 ヒロブレイブ

※超超超ハイペースだったので、差して上位に来た馬はそれぞれ過信禁物だという事は京都のタイム分析で述べたが、中でもこの馬を取り上げたい。と言うのも1000万勝ちも超ハイペースを追い込んだモノで、休養前の1600万2着もやはり超ハイペースを追い込んだモノだったから。ダートの追い込み馬というのは、東京1600m辺りでなければ安定しないのが普通で、ここ2走でたまたま展開向いて好走しているが、3回は続かないと思う。


3回新潟5日目・6日目

新潟芝 土:±0 日:+0.6→+1.8 Aコース  直線 土:±0 日:+0.6

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒6からプラス1秒8への変動。直線1000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒6だった。さかのぼって6日間の芝の馬場差を確認しておくと、マイナスの数値だった前半3日間と比べると後半3日間は時計が掛かった。直線1000mは2000mの数値ほどに大きな動きではなかったが、推移としてはほぼ同じ。
 土曜は良馬場だったが、1週前の道悪競馬のダメージは残っていてマイナスの馬場差にはならなかった。そして日曜日は雨が降り続け、馬場差は変動。2000m換算の数値で5Rがプラス0秒6。そこからどんどん時計が掛かるようになり12Rはプラス1秒8だった。直線では馬場の中程を通る馬が多かったが、一か八かという感じで最内を通った馬が結果的に好走する事もあった。恐らく、最内のホントの1頭分だけ生きていたと思うが、日曜の後半になるとどこを通ってもあまり変わらないという風になっていたんだと思う。

新潟ダ 土:-0.4 日:-1.6→-1.8  1200 土:-0.3 日:-0.4→-1.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス1秒6からマイナス1秒8への変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒4からマイナス1秒5への変動だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で時計の出やすいレベルだった。特に4日目・6日目はどちらも稍重・重・不良と1日の中で含水率が高くなって、1800m・1200mともに時計が出やすくなった。
 土曜は良馬場だったが、水分を含んで稍重に近い馬場。そのため1200mも1800m以上も馬場差はマイナスだった。日曜は雨が降り続けたので、馬場差は変動で1800mは3Rがマイナス1秒6、7Rがマイナス1秒8。1200mは1Rがマイナス0秒4で9Rがマイナス1秒5。1800mよりも1200mの方が変動幅が大きいのは1800mが3Rと7Rだけで、1200mは1Rから9Rまで組まれていたため。土曜の3Rで4コーナー最後方からの追い込みが決まったが、これを除けば新潟らしく、4コーナーで前に居る馬の好走が多かった。

番組注目馬

  • 土曜新潟09R 2着 ジャーマンアイリス

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜新潟06R 1着 ナラトゥリス
  • 日曜新潟03R 1着 コティニャック
  • 日曜新潟05R 1着 ノーブルアース


馬券Summary

  • ディープインパクトの近親はディープインパクト産駒っぽい