「2016年9月26日放送」の版間の差分

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* 夏の函館・札幌開催で印象に残った馬
 
* 夏の函館・札幌開催で印象に残った馬
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 秋最初の開催も最終週を迎え、札幌終盤に参戦していた馬も今後の開催に出走してくることになる。この夏も北海道に出張していたので現場で見ていて印象に残っていた馬を5頭取り上げることにする。<br /><br /> ・レヴァンテライオン<br /> 7/24 函館11R 函館2歳S(タイムランクC/メンバーランクC)の勝ち馬。<br />スタート時点で1馬身ぐらい出ていて、その後一瞬行きかける素振りを見せたがすぐに折り合って、直線に向くとセーフティリードを保ち、むしろ1頭になった分フラフラして外に逃げる素振りを見せ後ろの馬に迫られたがまだまだ手応えに余裕が有り、勝ちっぷりとしてはほぼ圧勝といえるレベルだった。この馬はレースセンスがよく、おそらく折り合い面を考えても距離延長にも十分対応できそう。マイルぐらいの幅広い距離に対応でき、まだまだ体型も子供で成長の余地を残している。今後の成長を考えればちょっと大きいところも狙える一頭だと思う。<br /><br /> ・ソウルスターリング<br /> 7/31 札幌5R 新馬戦(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬<br /> 北海道シリーズの新馬戦にありがちな超スローペースの競馬になった。それでもこの馬は競馬がうまく流れに乗って競馬ができていた。1頭外に逃げる馬に一瞬ついて行きそうになったが、そこから体制を立て直して、アドマイヤマンバイが勝ちパターンに持ち込むところ、それを外から一気に加速してゴール寸前で捕らえて勝ちきる内容は評価できる。この馬はミスエルテと同じフランケル産駒で、共通していえるのは両馬ともトモに丸みがあって完成度が高い印象がある。馬体の作りも立派でこのレースのような加速の仕方を見てると狭いコースよりも広い東京のようなコースの方が合う。クラシック戦線で活躍できる素材だと思う。<br /><br /> ・レッドアンシェル<br /> 8/20 札幌5R 新馬戦(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬<br /> 初めてのレースを迎える馬には非常に厳しい大雨の中、レッドアンシェルは大人びたレース振りを見せた。引っ張りきりの手応えのまま前に並びかけて、モノ見しない程度に加速させる程度で後続を突き放しての圧勝。洋芝の道悪で勝った内容なので速い時計に対応できるかが鍵になるが、脚捌きが軽いので京都あたりでも十分対応できそう。距離伸びても大丈夫そうで先々まで楽しみな一頭。<br /><br /> ・トラスト<br /> 9/3 札幌11R 札幌2歳S(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬<br /> この前のレースでは控えて上手くいかなかったがこのレースでは好発を決めて迷わずハナにたった。結果ペース補正が入るぐらいこの馬にとってはいいラップで運んで、最後も後続を突き放した。この馬歩いている姿を見ているとさほどいい馬には見えないのだが、走らせるとバネの塊のような走りをする。柔らかくてそれでいてどんくさい感じもなく陣営が期待しているのもわかるし、相当なレベルで活躍すると思う。長い目で見ていきたい一頭。<br /><br /> ・ウムブルフ<br /> 8/20 札幌11R 札幌日刊スポーツ杯(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬<br /> モレイラ騎乗で前半控えて3コーナーで動くこの騎手の形だったが、このときも手応えがよく迷わず後続を突き放していった。4コーナーではセーフティリードで早すぎるのではと思ったが、波の馬ではここから後続に迫られてギリギリ押し切るのだろうが、この馬はそういうところがなくむしろ突き放した。昇級でメンバーが強くなっているのに勝ちっぷりが良くなっていて力つけている証拠で菊花賞に出てきても侮れない一頭。近い将来に活躍しそうで菊花賞に出てきても狙ってみたい。

2016年10月3日 (月) 20:03時点における最新版

2016/9/24(土)・9/25(日)開催

4回中山5日目・6日目

中山芝 土:-1.0→-0.5 日:-1.0 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス0秒5へと変動、日曜がマイナス1秒0だった。まずはさかのぼって6日間馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で基本的に速い時計の出るコンディションだが、4日目・5日目は雨の影響で後半の方が時計が掛かった。
 先週はまとまった雨が降って、土曜は稍重だった。ただ、Cコースに替わって最初の開催日とあってマイナス1秒0でスタートした。その後障害レースの8Rから雨が降って、終盤は時計が掛かって馬場差は水準方向へ近づいて行った。あと、日曜は乾いて土曜朝と同じレベルに馬場差は戻って速い時計の出るコンディションになった。ただ、めちゃくちゃ速いという程ではなかった。脚質的には好位もしくは中団からの差しタイプが活躍した。それは土日を通して同じ状況だった。ただ、外々を回ると厳しくて基本的には内目を通った馬の方が有利な馬場だった。

中山ダ 土:-1.4→-1.6 日:-1.1  1200 土:-1.2→-1.0 日:-1.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒4からマイナス1秒6へと変動、日曜はマイナス1秒2からマイナス1秒0へと変動した。1200m対象の数値は土日ともにマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で特に雨の影響を強く受けた先週は1800m・1200mともにマイナス1秒台の数値になった。
 土曜朝の時点でそもそも速い時計の出るコンディションだった。その上終盤は雨の影響を受けて10Rはそれまでよりもさらに時計が出やすくなった。日曜はその逆で、終盤乾いて行って12Rはそれまでよりいくらか時計が掛かっていた。とは言っても土日を通じてマイナス1秒台で脚抜きの良いコンディションである事には変わりなかった。1200mについては土曜4R・7Rで雨が降る前に行われていたので、同じ馬場差だった。日曜は1R・4R・8Rで乾いて行く前に行われていて、これも同じ馬場差だった。脚質的には先々週は先行・差し問わずまんべんなく連対していたが、先週は後方からの差し馬の連対馬がゼロだった。前めにつけた馬がやや有利な状況だった。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山11R 1着 メラグラーナ
  • 日曜中山09R 1着 キングズラッシュ
  • 日曜中山11R 1着 ゴールドアクター

津田照之 次走危険馬

  • 土曜中山11R 2着 クードラパン

※このレース前半600mが34秒8で後半が33秒9。先ほど取り上げたメラグラーナの決め手で上がりの速さを演出しているが、中山の1200m戦にしてはかなり遅いラップだったレース。そんな中クードラパンは楽に逃げて51キロのハンデと展開を味方につけた印象が強い。この馬今回は折り合っていたが、まだハミを噛む面があって、その点にも不安が残りますから次走そこそこの人気が想定されるだけに嫌って妙味有りと判断した。


4回阪神5日目・6日目

阪神芝 土:-0.8 日:-1.1 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、マイナス1秒台の開催日が多く、速い時計の出るコンディションだが、4日目だけは雨の影響でプラスの数値になった。
 先週からBコースに替わったが、土曜は雨の影響が残ってマイナス1秒台には戻らなかった。しかしながら日曜は土曜よりは乾いて、マイナス1秒1になった。先々週とは違って、逃げ馬は苦戦して、連対はわずか1頭で、逆に後方からの連対も2頭だけだった。所謂中団からの差し馬が活躍した週だった。ですから、前残りではないが、外一気の差しでは間に合わない状況だった。

阪神ダ 土:-1.4 日:-1.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜がマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、4日目以外はマイナス1秒台。その4日目だけは不良馬場で他の開催日よりも含水率は高かった訳だが、むしろ時計が掛かっていた。
 土日ともマイナス1秒台で速い時計の出るコンディションだった。稍重の土曜がマイナス1秒4で、日曜は土曜と比べると乾いて良馬場になってマイナス1秒1だった。先週は乾いた方が時計が掛かるというダートの常識が通用する開催週だった。上位馬の脚質だが、好位・中団からの差し馬が活躍していた。一方で後方からの差し馬の連対馬はゼロだった。脚質傾向にバラつきがなかった先々週と比べると先週はやや偏った傾向が見られた。いずれにしろ、前残りの傾向ではない。

番組注目馬

  • 日曜阪神05R 2着 エアウィンザー

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神01R 1着 アドマイヤミヤビ
  • 土曜阪神05R 1着 ミスエルテ
  • 日曜阪神05R 1着 ムーヴザワールド
  • 日曜阪神11R 1着 サトノダイヤモンド

津田照之 次走推奨馬

  • 土曜阪神08R 5着 ナムラヒューマン

※道中馬込みの中で我慢効いていたが、4コーナー手前で外から閉められて動くに動けない場面。直線向いてからもちょっと他馬に軽く寄られるシーンもあった。その後諦めずにもう一回伸びて来る。加速がついて結構良い脚だった。もったいない競馬だったと思う。今回は4番人気で5着ですから、次走も人気にならなければ良いなとちょっと考えている。いずれにしろ、レースぶりから実績馬が調子を上げてきているのは確かですし、次は狙ってみたいと思う。


馬券Summary

  • 夏の函館・札幌開催で印象に残った馬

 秋最初の開催も最終週を迎え、札幌終盤に参戦していた馬も今後の開催に出走してくることになる。この夏も北海道に出張していたので現場で見ていて印象に残っていた馬を5頭取り上げることにする。

 ・レヴァンテライオン
 7/24 函館11R 函館2歳S(タイムランクC/メンバーランクC)の勝ち馬。
スタート時点で1馬身ぐらい出ていて、その後一瞬行きかける素振りを見せたがすぐに折り合って、直線に向くとセーフティリードを保ち、むしろ1頭になった分フラフラして外に逃げる素振りを見せ後ろの馬に迫られたがまだまだ手応えに余裕が有り、勝ちっぷりとしてはほぼ圧勝といえるレベルだった。この馬はレースセンスがよく、おそらく折り合い面を考えても距離延長にも十分対応できそう。マイルぐらいの幅広い距離に対応でき、まだまだ体型も子供で成長の余地を残している。今後の成長を考えればちょっと大きいところも狙える一頭だと思う。

 ・ソウルスターリング
 7/31 札幌5R 新馬戦(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬
 北海道シリーズの新馬戦にありがちな超スローペースの競馬になった。それでもこの馬は競馬がうまく流れに乗って競馬ができていた。1頭外に逃げる馬に一瞬ついて行きそうになったが、そこから体制を立て直して、アドマイヤマンバイが勝ちパターンに持ち込むところ、それを外から一気に加速してゴール寸前で捕らえて勝ちきる内容は評価できる。この馬はミスエルテと同じフランケル産駒で、共通していえるのは両馬ともトモに丸みがあって完成度が高い印象がある。馬体の作りも立派でこのレースのような加速の仕方を見てると狭いコースよりも広い東京のようなコースの方が合う。クラシック戦線で活躍できる素材だと思う。

 ・レッドアンシェル
 8/20 札幌5R 新馬戦(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬
 初めてのレースを迎える馬には非常に厳しい大雨の中、レッドアンシェルは大人びたレース振りを見せた。引っ張りきりの手応えのまま前に並びかけて、モノ見しない程度に加速させる程度で後続を突き放しての圧勝。洋芝の道悪で勝った内容なので速い時計に対応できるかが鍵になるが、脚捌きが軽いので京都あたりでも十分対応できそう。距離伸びても大丈夫そうで先々まで楽しみな一頭。

 ・トラスト
 9/3 札幌11R 札幌2歳S(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬
 この前のレースでは控えて上手くいかなかったがこのレースでは好発を決めて迷わずハナにたった。結果ペース補正が入るぐらいこの馬にとってはいいラップで運んで、最後も後続を突き放した。この馬歩いている姿を見ているとさほどいい馬には見えないのだが、走らせるとバネの塊のような走りをする。柔らかくてそれでいてどんくさい感じもなく陣営が期待しているのもわかるし、相当なレベルで活躍すると思う。長い目で見ていきたい一頭。

 ・ウムブルフ
 8/20 札幌11R 札幌日刊スポーツ杯(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬
 モレイラ騎乗で前半控えて3コーナーで動くこの騎手の形だったが、このときも手応えがよく迷わず後続を突き放していった。4コーナーではセーフティリードで早すぎるのではと思ったが、波の馬ではここから後続に迫られてギリギリ押し切るのだろうが、この馬はそういうところがなくむしろ突き放した。昇級でメンバーが強くなっているのに勝ちっぷりが良くなっていて力つけている証拠で菊花賞に出てきても侮れない一頭。近い将来に活躍しそうで菊花賞に出てきても狙ってみたい。