2016年10月11日放送

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2016/10/8(土)・10/9(日)・10/10(月)開催

4回東京1日目・2日目・3日目

東京芝 土:-0.6→-0.4 日:+0.5 月:-0.4 Aコース

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6からマイナス0秒4へと変動、日曜がプラス0秒5、月曜がマイナス0秒4だった。
 土曜の朝7時頃から雨が降り始め、午前中に14ミリの雨が降った。3Rは馬場差マイナス0秒6で、稍重となった5R以降は2000m換算の馬場差でマイナス0秒4。日曜は朝8時ごろから雨。レースが始まるまでが本降りで、その後に乾くスピードも遅かったので、馬場差は変動ではなかった。通常雨が降って止んだ後の東京の芝というのは、内から乾いて内が伸びるようになるという事が多いが、この日は後半になる程外が伸びる傾向が強くなった。ほとんど乾かなかった事が影響したのだと思う。月曜は乾いて馬場差はマイナス0秒4。土曜の後半と同じになった。先週は雨の影響があって、開幕週らしくない馬場差だったが、完全に乾いた馬場ならマイナス1秒程度の馬場差ではないかと推測される。なお、今週・来週とあと2週はAコースが使用され、4週目からはBコース使用となる。

東京ダ 土:-1.0→-1.4 日:-1.7 月:-1.5

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス1秒4へと変動、日曜がマイナス1秒7、月曜がマイナス1秒5だった。
 土曜の朝7時頃から雨が降り始め、昼には止んだ。馬場差は変動だが、6R以降は一定。具体的には1600m換算の数値で1Rがマイナス1秒0、2Rがマイナス1秒1で6R以降はマイナス1秒4。日曜は朝8時ごろから雨が降り始めて午前中に止んだが、降雨量は多く、1Rの時点で既に不良馬場だった。曇りで乾くのも遅く、馬場差は一定でマイナス1秒7。そして月曜日は日曜日よりも含水率が下がってマイナス1秒5となり、この日も馬場差は1日を通した数値だった。

番組注目馬

  • 月曜東京09R 2着 アルーアキャロル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜東京12R 1着 ベストマッチョ
  • 月曜東京07R 1着 ラテラス
  • 月曜東京12R 1着 アドヴェントス

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜東京11R 5着 ステファノス

※外が伸びる馬場で内に行った上に包まれて追えず、かなり下がってからまた伸びて来たというレース内容だった事は既に述べたが、この馬自身が昨年の毎日王冠は7着ながら天皇賞は2着。そして藤原英昭厩舎はGIの前哨戦で凡走していても本番では好走する事が多いという事が、狙える根拠として挙げられる。そうは言っても私本命は現時点だとアンビシャスにしてしまいそうだが、相手には必ず入れておきたいという意味で狙い馬に挙げる。


4回京都1日目・2日目・3日目

京都芝 土:-2.4 日:+0.6→+0.2 月:-1.2 Aコース

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒4、日曜がプラス0秒6からプラス0秒2へと変動、そして月曜はマイナス1秒2だった。
 水曜に降った雨は芝にはそれほど影響はなく、土曜つまり開催初日は秋の京都開幕週らしい超高速馬場だったが、日曜に日付が変わってから大雨が降って、日曜は重馬場でスタート。徐々に乾いて9R以降は稍重まで回復し、馬場差も変動となった。具体的には2000m換算の数値で5Rまではプラス0秒6、9Rがプラス0秒4、10Rがプラス0秒3、11Rがプラス0秒2だった。良馬場に回復した月曜は馬場差もマイナスゾーンに戻ったが、土曜と比べると1秒以上の違いがあった。土曜と月曜はどちらも良馬場だが、時計の出方は大分違っていたという事が注意点となる。先週は1月以来のAコースで、土曜は明らかに内有利だった。馬場が渋った日曜は外も結構伸びたが、月曜はまた内有利になった。ただし、この月曜に関してはスローペースが多かったという影響もあり、今週も内有利なのかどうかはちょっとわからない。この開催は全てAコースが使用される。

京都ダ 土:-1.2 日:-2.3→-2.7 月:-1.3→-0.8

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒2、日曜がマイナス2秒3からマイナス2秒7へと変動、月曜はマイナス1秒3からマイナス0秒8へと変動した。
 水曜日に雨が降って、金曜正午の時点では稍重だった。土曜は良馬場だったものの、含水率は高めで馬場差はマイナス1秒2。そして日曜日に日付が変わってから大雨が降って、日曜は不良馬場でスタート。その後は乾いて午後からは重馬場となっているが、1Rの不良馬場というのは水が浮いている状態で、その後に水が抜けて馬場差がマイナス方向に変動しているという点に注意したいところ。具体的には1800m換算の数値で1Rはマイナス2秒3、6Rから8Rまではマイナス2秒6で12Rはマイナス2秒7だった。ただし、日曜は1日を通して超高速馬場だったという認識で特に問題は無い。月曜は1日を通して稍重だったが、馬場差は変動で1Rがマイナス1秒3、そこから水準方向に動いて12Rがマイナス0秒8。月曜の後半は稍重だが、良馬場だった土曜よりも時計が掛かっているという点には注意したいところ。そして先週、京都のダートにしては差し馬の好走が多いが、どういう訳か先週はハイペースが多かった。特に月曜だが、なぜだというぐらいハイペースの連続で、月曜の馬場が特に差し馬に向いていた訳ではないと思う。


番組注目馬

  • 土曜京都10R 5着 ピンストライプ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都05R 1着 タイセイスターリー
  • 日曜京都06R 1着 ニホンピロヘーゼル
  • 月曜京都11R 1着 キタサンブラック

大川浩史 次走危険馬

  • 土曜京都08R 6着 エルプシャフト

※内有利の馬場で外を回ったという事が敗因とされそうだが、出遅れてもいるが、そのさらに外にいたサクレディーヴァが3着に来ている訳で、この外へ行った事自体は致命的な不利ではなかったと思う。実は母がビワハイジでこの血統なのでどうしても人気になる。断然の1番人気になる程ちょっと強いとは思えない。先ほども言ったが、今回の敗因はちょっと語りやすい原因があるので、また次走も人気になるはずだが、血統由来の人気先行馬なのでしばらくは嫌って行きたい。


馬券Summary

  • 秋の500万下は3歳馬

 3歳未勝利戦が終了して、先週からは3歳以上500万下のレースが増えた。先週は東西で22レースが組まれ、そのうち17レースを3歳馬が勝った。しかも勝った3歳馬17頭のうち、1番人気は3頭だけで半数以上の10頭は4番人気以下だった。

曜日 東京(鞍数) 3歳勝馬(4人気以下) 京都(鞍数) 3歳勝馬(4人気以下)
土曜 4 3 (3) 4 3 (2)
日曜 3 2 (1) 3 2 (0)
月曜 4 3 (2) 4 4 (2)
合計 11 8 (6) 11 9 (4)

 いわゆる降級4歳馬は9月までにどんどん勝ち上がっているので、この時期に500万下にいる4歳以上の馬のレベルがあまり高くないのが最大の要因。にも関わらず4歳馬が人気になりやすいので、3歳馬で穴を狙っていける。4歳馬のレベルが低くなってくることが3歳馬を狙える根拠なので、狙い目となる3歳馬にはこのクラスで何度も負けている馬ではなく、2ヶ月以上レース間隔が開いているとか、ダートが初めてとか、500万下出走が初めてというようなタイプになる。
 あと一つ頭に入れておきたいのは春の3歳500万下はオープン一歩手前なのに対して、秋の500万下は最下級条件だと言うこと。春の3歳500万下で好走していた馬が4ヶ月程度の休み明けで出走してきた場合、休み明けであることは気にせずに狙っていきたい。