2016年1月18日放送

提供: 先週の結果分析
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2016/1/16(土)・1/17(日)開催

1回中山5日目・6日目

中山芝 土:-0.8 日:-0.7 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒7だった。まずは昨年の5回開催最終週を含め、8日間の馬場差を振り返っておく。マイナス0秒9からマイナス0秒6の間で推移しており、大きな動きはなく速めの時計が出るコンディション。
 馬場差は開催進行につれて、緩やかに水準方向に動いているが、Cコースになってからほとんど変わっていない。超スローペースにでもならなければ、外からの差しも間に合う馬場で不公平感がない。

中山ダ 土:+1.2 日:+1.2  1200 土:+0.5 日:+0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス1秒2。1200m対象の数値は土日ともにプラス0秒5だった。ダートもさかのぼって8日間の馬場差を振り返っておく。まず1800mはこの開催初日まではプラスの数値とは言え、水準に近いレベルだったが、2日目以降はプラス1秒台でかなり時計の掛かるコンディションとなっている。1200mは1800mほどに顕著な違いではないものの、2日目以降ジワジワ数値が大きくなり、先週はこの開催で最も時計が掛かっていた。
 特に1800mの方、こちら2日目以降はずっと時計の掛かるコンディションが続いている。ただ、4日目辺りから少しでもペースが速いと止まってしまうというジョッキーの意識。その影響なのか前半のペースが遅いレースが目立ってきて、上がりが掛かってズブズブの追い込み競馬という風にはなりにくくなっているが、そうは言っても先行スピードだけで押し切れるような馬場ではない。1200mも1800mほどではなくても時計が掛かっている。

番組注目馬

  • 土曜中山05R 2着 シャリオヴァルト

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山02R 1着 インザバブル
  • 土曜中山05R 1着 イマジンザット

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜中山09R 9着 ムーンクレスト

※今回は前が詰まってしまってアウト。そもそもコーナー4回のコースも合っていない。というのは既にタイム分析で触れた通りだが、この馬の場合次走の狙い馬とするにあたっては、次走がどこになるかという読みが重要で、もし京都の2000mとか小倉の1800m・2000mと言ったコーナー4回のレースだったら、私の負けを認める。私の読みでは次走は2回京都3週目の京都1800m外回りの飛鳥Sだと思う。

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜中山11R 1着 プロフェット

※今回5番人気でしたから、次走で人気になるかどうか甚だ微妙だが、2着だった札幌2歳SはEランクのレース。今回はペーストコース取りに恵まれた。皐月賞トライアルでは厳しいと思う。私の勝手なシナリオでは、今回3着のメートルダールが次走で好走して、プロフェットも評価されるというパターンだが、もしメートルダールと同じレースに出たら、今度はメートルダールが先着すると思う。


1回京都5日目・6日目

京都芝 土:-0.8 日:-0.7 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒7だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておく。マイナス1秒0でスタートして、先週日曜がマイナス0秒7と大きな動きはないものの、いくらか水準方向に近づいて来ている。
 馬場差は開催進行につれて少しずつ水準方向に近づいているという自然な推移で、特に特記事項は無し。先週も土曜は直線で内の仮柵後を通らないと厳しかったが、日曜は仮柵後よりも外から差し切るレースが多かった。そろそろ内が絶対有利という馬場ではなくなって来たようで、今週はそれほど内有利ではないかもしれない。なお、もう1週Aコースが使われて、2回京都開催はBコースが使用される。

京都ダート 土:+0.6 日:+0.6

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒6だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと初日はマイナスの数値だったが、2日目以降は一転してプラスの数値となっている。ただ、2日目以降の5日間はプラス0秒4からプラス0秒6で数値に大きな動きはない。
 先週の金曜日に凍結防止剤が散布されたが、既に乾ききっているところに散布したので時計の出方に変化はなくて、土日とも4日目と同じ馬場差だった。土曜より日曜の方が差し馬の好走が目立つが、ペースやレース展開の問題であって、土日で馬場状態に違いがあった訳ではない。

番組注目馬

  • 日曜京都03R 2着 ダノンレーザー

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都09R 1着 エルビッシュ


1回中京1日目・2日目

中京芝 土:-1.4 日:-1.3 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜がマイナス1秒3だった。先週が開幕週ではあったが、中京は昨年暮れに4回開催があったので、さかのぼって4回開催2週目からの馬場差を振り返っておく。雨の影響を受けた2週目は時計の出方は水準レベルだったが、最終週は速い時計の出るコンディションに戻った。そして先週はさらに時計が出やすくなった。
 Aコースを使用していた昨年12月の開催から4週間、Bコースに移って内側の傷んだところがカバーされ、冬のしかも4週間だけとは言え、シート養生したことで昨年最終週と比べて速い時計が出るようなっていた。ただし、中京の芝は少しでも雨の影響があると一気に時計が掛かるようになりますし、開催進行につれて時計が掛かって行くそのスピードも速い。今週も先週とあまり変わらないコンディションだとは限らない。なお、1回中京は3週の開催で残り2週もBコースを使用する。

中京ダート 土:+0.3 日:+0.3

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒3だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、4回開催2週目は雨の影響で時計の出やすいレベルだったが、最終週は水準レベル。そして先週はやや時計の掛かるコンディションだった。
 3週間ほど雨が降っていなかった事もあって、かなり乾いていた。中山や京都ほどではないが、時計の掛かるコンディションで、レースによっては表面が黒ずんで見える時もあったが、埃を防止するための水を蒔いているだけなので、表面が濡れているだけ。という事で時計の出方に影響はなかった。

番組注目馬

  • 土曜中京12R 1着 ブルミラコロ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜中京05R 1着 ナムラヘイハチロー


馬券Summary

  • 高齢馬は連続好走が難しい

 一例として昨年秋7歳だったローマンレジェンドを取り上げる。昨年のみやこSはハイペースで差し馬が1着2着になったが、ローマンレジェンドは好位から早めに動いて一旦先頭に立っての頭クビ差3着。その際の回顧で「前につけた馬では1頭だけ直線で伸び、さすがという貫禄を見せたが、休み明けでキツイ競馬をした7歳馬が次走でもまた走れるかどうかは疑問」とした。結果、次走中3週で臨んだチャンピオンズCは4番人気14着だった。年齢を重ねると、力いっぱい走った後に間隔を空けずにもう1回力いっぱい走るのは難しい。みやこSのローマンレジェンドのように好内容であるほど危ない。

 好タイムや好内容だった高齢馬の次走が問題になってくるのは大体オープンクラスだが、条件クラスでも数は少ないが存在する。昨年1年間、500万、1000万、1600万でタイムランクがAかBのレースで5着以内に入って、中3週以内で次走を迎えた7歳以上の馬が9頭いた。結果は1着1頭、2着1頭だが、この2頭は7歳といっても1月と2月であって、7月以降の7頭は全て4着以下だった。高齢馬の基準は7歳以上だが、3月位までは7歳馬を年寄り扱いしないほうがよい。

 競馬のサイクルは1月~12月ではなく、新馬戦で始まってダービーで終わるので、馬の年齢は表記上の年齢とは別に考える必要がある。具体的には3歳秋と4歳春は大体同じで、4歳秋と5歳春は同じと考えてよい。