2014年7月7日放送

提供: 先週の結果分析
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2014/7/5(土)・7/6(日)開催

2回福島1日目・2日目

  • 福島芝 土:-1.0 日:-1.1 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス1秒1だった。
 土曜は稍重でスタートして5Rから良馬場に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。雨の影響は残っていたも、速い時計の出るコンディションだったと言えるだろう。日曜は土曜よりも乾いて、馬場差としては若干ではあるが、マイナス方向に大きくなった。連対馬を見ると、前へ行って内を立ち回った馬が粘っていた。土日を合わせて14鞍の内10鞍で逃げ・先行馬が連対という感じだった。

  • 福島ダ 土:-1.6→-1.2 日:-1.0

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からマイナス1秒2へと変動、日曜がマイナス1秒0だった。
 土曜は馬場発表が重から稍重に変更されたが、馬場差も変動となった。時間の経過とともに徐々に水準方向に近づいて行く普通の変動。ただし、変動の幅はそれほど大きくなかった。日曜は終日稍重で馬場差も安定していた。土曜日の終わりよりも少しだけ水準に近づいて、馬場差はマイナス1秒0だった。いずれにしろ土日ともに高速馬場。福島らしく、前の組での決着が多かったが、特に土日で5連対した逃げ馬の活躍が目立った。

番組注目馬

  • 日曜福島08R 2着 タイキグラミー

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜福島04R 1着 ダイワコンシード
  • 日曜福島08R 1着 ソーミラキュラス


3回中京1日目・2日目

  • 中京芝 土:-0.8 日:-0.8 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒8だった。
 木曜からの雨の影響で土曜の芝は1Rと4Rの障害戦は重馬場で、平地の5R以降は稍重で行われた。土曜の夜に再び雨が降って、日曜は良馬場だったが、雨の影響が残って土曜と同じ馬場差だった。言い換えれば、このように雨が降っても速めの時計が出るコンディションだったので、乾いた馬場ならさらに時計が出やすくなると考えられるが、今週末、台風8号の影響がちょっと心配。道悪の可能性ももしかしたらあるかもしれない。なお、連対馬の脚質を見ると開幕週だから前の馬という事はなくて、やはり前開催の中京もそうだったが、差し馬の好走が目立った。中団・後方の差し馬が連対しなかったのは、土日を通じて13鞍中2鞍だけという事だった。

  • 中京ダ 土:-2.7 日:-2.3

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス2秒7、日曜がマイナス2秒3だった。
 土日ともにマイナス2秒を超える超高速馬場だった。土曜は馬場発表不良から重に変更になったが、馬場差は一定。日曜日は終日稍重だったが、土曜と馬場差に大きな開きがなかったのは、芝のところでも話したが、土曜の夕方に降った雨の影響があったんじゃないかと推測できる。連対馬に目を向けると、中団以降に位置した馬はわずか2連対のみで、しかも後方に居た馬は1頭も連対できなかった。やはり、前の競馬。

番組注目馬

  • 日曜中京08R 1着 フリークエンシー

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし

市丸博司 次走推奨馬

  • 土曜中京12R 1着 フルールシチー

※差し馬活躍の中京芝で逃げ切ったということで、ちょっとタイムランクはCだがタイムランク以上の何かを期待したいと思う。


2回函館1日目・2日目

  • 函館芝 土:-1.0 日:-0.9 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒9だった。連続開催ですので、まずはここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておく。マイナス1秒台の馬場差が続いた後、先週日曜は前開催初日以来のマイナス0秒9だったが、大きな動きはない。
 確かに大きな動きはないが、速い時計の出るレベルであるものの、ジワジワと時計が掛かってきたという印象。連対馬を見ると中団・後方からの差し馬が目につくようになってきている。ただ、今週からの2週はBコース使用されるので、特に今週は時計の出方とか上位馬の傾向が再び変わってくるかもしれない。この変注意したい。

  • 函館ダ 土:-0.7 日:-0.7

 先週の馬場差1700m対象の数値は土日ともにマイナス0秒7だった。こちらもまずはここまで6日間の馬場差を振り返っておく。良馬場の前開催3日目以降はマイナス0秒8かマイナス0秒7の馬場差でほとんど動きはない。
 先々週と全く同じで土日ともにマイナス0秒7。函館はコースも少なくてほぼ1000mと1700m。2400mもあるが、そういう傾向なので、非常に時計でわかりやすい。中間に雨が降っていないので、かなり乾いたダートだと推測できるが、馬場差に変化はなかった。残り2週も良馬場ならこのくらいの数値になると予測できる。相変わらず先行有利の傾向だが、中団・後方からの連対馬にしてもマクり気味に上がって行って3コーナーで好位というパターンが多い。純粋な追い込みはほとんど決まっていない。

番組注目馬

  • 日曜函館12R 2着 クリスワールド

勝ち馬の内次走上位候補

  • なし

市丸博司 次走危険馬

  • 日曜函館11R 1着 アロマティコ

※この馬については、この後詳しく説明したい。


ワンポイントアドバイス

  • 巴賞から函館記念を考える

巴賞は函館記念の重要なステップレースだが、過去10年の函館記念において、前走が巴賞だった馬が5勝2着6回3着3回と連対馬の半数以上を占めている。5勝の内訳は巴賞1着から4着馬が各1勝で、残る1頭は巴賞11着だった。ただ、よくよく調べてみると、この5勝のうち3勝が同一馬。2005年から2007年で勝ったエリモハリアー。エリモハリアーのような馬が再び現れるとはちょっと考えにくいので、2008年以降6年間でデータを取り直してみる。この内2009年は札幌開催。すると前走巴賞だった馬は2勝2着4回3着3回と。巴賞が重要なステップレースである事には変わりないが、近年の傾向からは巴賞については函館記念で1着よりも2・3着の方が多いことがわかる。また、2008年以降の2勝はそれぞれ巴賞で3着・4着だった馬で巴賞1着馬はなんと2008年のフィールドベアのみで2着1回のみ。フィールドベアが2着しただけ。ここ5年連続して巴賞1着馬は4着以下に沈んでいる。過去3年は連続して巴賞1着馬が1番人気だったのに、4着以下に沈んでいる。これはちょっと勝ち馬はどうなのかなという感じがある。さらに2着3回3着3回は巴賞5着から8着馬。しかも、巴賞で4番人気以内だった馬が1勝2着3回3着3回とよく頑張っている。巴賞から函館記念に向かう馬を狙うなら4番人気以内で5着から9着ぐらいだった馬を狙うべきじゃないかと。