2014年6月30日放送

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2014/6/28(土)・6/29(日)開催

3回東京7日目・8日目

  • 東京芝 土:+1.2→+2.8 日:+1.5 Dコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒2からプラス2秒8へと変動。日曜がプラス1秒5だった。まずはここまで12日間の馬場差を振り返っておくと、2回開催は速い時計の出るコンディションが続いていたが、この開催に入って1週目は設定不能。2週目以降は開催日によって時計の出方は変わり、最終週の先週は再び雨の影響を受けた。
 土曜日は良馬場でスタートとは言っても、朝の時点で雨が降っていてその後午後2時過ぎまで降り続いて、一層時計の掛かる馬場になった。日曜日は土曜終盤と比較すると水準の方向に近づいたが、それでもプラス1秒5の馬場差で時計が掛かった。連対馬の脚質だが、これは目立った偏りはなかったが、直線では内を空けて外へ持ち出す騎手が多かったように思う。

  • 東京ダ 土:-1.0→-2.2 日:-1.9

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス2秒2へと変動。日曜はマイナス1秒9だった。まずはここまで12日間の馬場差を振り返っておくと全てマイナスの数値だった。前開催6週目以降については、良馬場ならマイナス1秒0辺りの数値になり、雨が降って脚抜きが良くなるとさらに時計が出やすくなるというのが基本的なパターンだった。
 まず土曜の変動について、雨が止む前の発表は8Rの障害戦以外は全て小雨となっているが、時間帯によっては強く降った。特に2R終了後には激しく降って、3Rからは一気に高速化になった。1600mの馬場差は2Rがマイナス1秒0。3Rと4Rがマイナス1秒8、7Rがマイナス2秒0で9Rと11Rがマイナス2秒2ですから、時間の経過とともに少しずつ変わっていくので、そういう通常の変動ではないという点に注意してほしい。それから日曜日だが、馬場発表は変更されたが、馬場差は一定とした。土曜の3Rから7Rまでとほぼ同等の高速馬場だった。10週間のロングラン開催で馬場コンディションはいろいろと変わったが、連対馬の脚質は最後まで偏りはなかったと思う。

番組注目馬

  • 土曜東京05R 3着 クラシコ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜東京07R 1着 マリアライト


3回阪神7日目・8日目

  • 阪神芝 土:+0.1 日:+1.6 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がプラス1秒6だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、5日目まではマイナス1秒台で速い時計が出るコンディションが続いたいたが、6日目以降はプラスゾーンで特に先週日曜は時計が掛かった。
 阪神地域は木曜深夜にまとまった雨が降って、土曜はその影響が残って良馬場発表とは言え、速い時計の出るレベルではなかった。そして土曜深夜に数時間ではあるが、再び激しく雨が降って、日曜はこの開催で最も時計が掛かった。なお、その日曜は稍重でスタートして途中で良に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。時計の掛かり方としては、道悪に属すると見て良い。上位馬の脚質だが、基本的には偏りはないが、前へ行く馬が無理をせずに行けば、粘り込んだという事。

  • 阪神ダ 土:-1.3 日:-2.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜がマイナス2秒1だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスゾーンで、6日目以降は雨の影響でマイナス1秒を超える数値となった。つまり、そもそも時計の出やすいコンディションだった上、脚抜きが良くなってさらに速い時計が出るレベルになった。
 土曜日は6日目、つまり先々週の日曜よりほんの少し速いレベル。日曜はさらに高速化して、この開催ではダントツの速い馬場差となった。土曜日は中団以降にいた馬が1頭も連対できなかったが、有力馬が割と好位まにで居たケースが多かったので、前が断然有利な馬場だったとは決めつけない方が良いと思う。そして高速化した日曜日、連対馬の脚質に偏りはなくて、先々週までの傾向に戻った。

番組注目馬

  • 日曜阪神05R 2着 トーセンバジル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜阪神05R 1着 ティルナノーグ
  • 日曜阪神12R 1着 エイシンライアン

吉岡哲哉 次走推奨馬

  • 日曜阪神12R 1着 エイシンライアン

※これは先ほども言ったように、短距離の超スローだったが、好位できちんと折り合いましたし、進路ができれば弾けるという手応えで、その通り弾けた。千切れるレースではありませんから、着差はわずかでも完勝と言える内容。昇級即通用だと思う。

吉岡哲哉 次走危険馬

  • 土曜阪神07R 3着 シンワウォッカ

※とにかく2着・3着が多い馬で、ほぼ単勝はないというような戦績の馬。当然次回も人気を集めますし、来るか来ないかと言うか負ける可能性の方が高いという事で、そろそろ使い込んでも来ているので、危険じゃないかというところ。


1回函館5日目・6日目

  • 函館芝 土:-1.2 日:-1.2 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒2だった。まずはここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスゾーンで、良馬場で行われた2日目以降はマイナス1秒台だった。ただ、3週目の先週は少し水準方向に近づいた。
 先週は2週目よりは若干掛かったとは言え、それでも速い時計の出るコンディションが続いている。連対馬を見ると、前へ行かないとダメという事はないが、やはりコースの内を立ち回った馬が依然として優勢。2回函館も1回開催と同じく、6日間で行われるが、今週までAコースが使用される。

  • 函館ダ 土:-0.7 日:-0.7

 先週の馬場差1700m対象の数値は土日ともにマイナス0秒7だった。こちらもまずはここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、重馬場で行われた開幕週はかなり速い時計の出るコンディションだったが、良馬場の3日目以降はマイナス0秒8、マイナス0秒7で大きな動きはない。
 先々週よりもほんのわずかだが、水準方向に近づいた。それでも速い部類のコンディションで、先週までも言ってきたが、良馬場ならこのぐらいの馬場差に落ち着きそう。土曜9Rや日曜2Rのように、Eランクで差し馬同士の決着もあるが、基本的に引き続き先行有利の状態が続いている。人気薄の逃げ・先行馬が穴を出すというケースが目立っていた。

番組注目馬

  • 土曜函館04R 2着 ワイルドコットン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜函館01R 1着 コスモピンチョス


ワンポイントアドバイス

  • 函館競馬の特注種牡馬