2014年4月7日放送
2014/4/5(土)・4/6(日)開催
目次
3回中山3日目・4日目
- 中山芝 土:±0 日:+0.2→+1.5 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒2からプラス1秒5へと変動した。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておく。前開催後半2週は時計が掛かっていた。この開催に入っての2週は土曜は水準かそれに近いレベルだったが、日曜は雨の影響によって変動となり、後半は時計が掛かった。
土曜も馬場発表は稍重だったから雨の影響は残っていたはずだが、Bコースに替わって最初の日で馬場差はプラスマイナスゼロ。ついにプラスマイナスゼロまで来た。この春の中山開催では初めてプラスゾーンではなくて、最も時計の出やすいレベルだった。ただ、日曜の未明に雨が降って、日曜はプラス0秒2でスタート。8Rの後にさらに激しい雨が降って、8Rまでと9R以降では時計の出方が大きく違った。従って日曜は変動とは言っても、8Rまでは同じ数値でプラス0秒2。9Rはプラス1秒4、11Rはプラス1秒5と時計を要した事になる。ただ、強調点としては前回の放送と同じような事で、日曜に時計が掛かったという事よりも、土曜日に水準の数値だった。これをちょっと考えた方が良いと思う。連続開催の終盤に入るが、乾いたコンディションなら時計の掛かるレベルじゃない。まぁなんと言うか、芝自体の生育が良いんじゃないかなという気がする。連対馬の傾向を見ると、雨の影響を受けた日曜後半を含めて、逃げて内を通った馬が10鞍中5鞍で連対している。差し馬がダメという訳じゃないが、前につけて内を立ち回った馬が粘っていたというのは覚えておきたい。
- 中山ダ 土:-0.8→-0.3 日:-0.2→-0.7
- 1200 土:-0.8→-0.3 日:-0.4→-0.7
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒8からマイナス0秒3へと変動、日曜がマイナス0秒2からマイナス0秒7へと変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒8からマイナス0秒3へと変動、日曜がマイナス0秒4からマイナス0秒7へと変動だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、とにかく時計の出方が安定しない。同じ週でも土日で大きく異なるケースがある。ただ、終日重馬場発表だった前開催5日目は時計が出やすく、終日良馬場発表だった前開催8日目と今開催初日は1800m・1200mともにプラスの数値だった。その中でも今開催初日は1200mの方が時計が掛かるという珍しいケースだった。
ほんと難しい馬場差になっている。まず土曜日は天気も良くて時間の経過とともに少しずつ時計が掛かっていくというごく一般的な変動だった。ただ、1800m・1200mとも最初のレースと最後のレースが全く同じ数値での変動というのはかなりレアケース。日曜は芝同様短い時間ではあったが、8R終了後に強い雨の影響で10Rと12Rだけが変動となっている。つまり7Rまで1800mはマイナス0秒2、1200mはマイナス0秒4という馬場差になる。連対馬の脚質については、先週まで再三触れてきた通り、条件や距離を問わず差し馬の活躍が目立っていた。中団・後方に居た馬同士の決着はなかったが、ほとんどのレースでどちらかが連対。先週までの傾向を見る限り、今週以降も差し馬だからと割り引く必要はないと言えるんじゃないだろうか。
番組注目馬
- 日曜中山10R 2着 ロワジャルダン
※ダートならと注釈をつけさせてもらう。
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜中山09R 1着 トーセンマタコイヤ
- 日曜中山12R 1着 メイショウノーベル
市丸博司 次走推奨馬
- 日曜中山10R 5着 メイショウパワーズ
※伏竜Sは展開不利だった。次走こそ単騎逃げで勝ってもらいたい。
2回阪神3日目・4日目
- 阪神芝 土:-0.2 日:+1.5 Bコース
- 1400 日:+0.4
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がプラス1秒5。日曜のみ1400m対象の数値はプラス0秒4だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、この開催初日まではプラスゾーンではあるものの、水準よりも少し掛かるという程度だったが、2日目は雨の影響で一気に時計が掛かり、設定不能だった。そして先週土曜は1回初日以来のマイナスの数値だったが、日曜はまたしても時計が掛かった。
先週土曜からBコース使用だが、マイナス0秒2という数値は高速馬場ではないが、この春の阪神では時計の出やすいレベルだった。阪神地域では土曜夕方から雨が降り、日曜は土曜よりも1秒以上時計の掛かるコンディションだった。ただ、強調したいのは中山芝と同じような事で、土曜に時計が出やすくなったという事。これはBコースというのがあるかもしれないが…。乾いた馬場コンディションなら今週は先週の土曜レベルではないだろうか。
日曜は強風や雨の影響で時計の出方が比例しなかった。中距離の方が時計が掛かっていた。日曜の阪神芝では短距離は1400mだけだったので、通常の2000m対象の数値とは別に1400mの数値を表示した。なお、脚質やコース取りに目立った偏りは見られなかった。
- 阪神ダ 土:-0.1→+0.6 日:±0
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒1からプラス0秒6へと変動、日曜はプラスマイナスゼロだった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、時計の出方は安定せず、同じ週でも土日で馬場差が異なる。また、終日馬場発表が変わらなかった日でも、馬場差が変動になったいたり、その逆で馬場発表が変更されても同じ馬場差になった日もあるので、時計の比較の際には注意ください。
土曜は終日良発表だったが、馬場差は変動で日曜は稍重から良に変更になったが、馬場差は一定となっていた点は注意が必要。土曜の変動については、午前中の2鞍はマイナスの馬場差でスタートしたが、最終レース時はやや時計の掛かるコンディションとなっており、割と大きな数値の変動だった点も要注意。日曜は強風が吹いていたが、時間帯によってその強弱はまちまちだった。番組ではレース単位による風差というものまでは設定することができないので、日曜のようなケースではレースによって強風の影響の強弱はあった可能性があるという事は否定できない。連対馬の位置取りについては、先週までと変わっておらず中団以降が全くダメという程ではないが、全体的には前残り有利という傾向は続く。
番組注目馬
- 日曜阪神12R 4着 アイアンテール
※今のままの距離でも良いが、距離を伸ばしても面白いと思う。
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜阪神04R 1着 ファーガソン
- 日曜阪神11R 1着 キズナ
市丸博司 次走危険馬
- 日曜阪神12R 2着 ゴーイングパワー
※すんなり2番手とはちょっと恵まれたと思う。7ヶ月ぶりで体重が18キロ増でいきなり好走しましたし、次走はその反動もちょっと心配。
ワンポイントアドバイス
- 桜花賞ミニデータ