2014年4月14日放送

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2014/4/12(土)・4/13(日)開催

3回中山5日目・6日目

  • 中山芝 土:-1.1 日:-1.1 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒1だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、この開催2週目まではマイナスの数値はなかったが、先週は一転してマイナス1秒台の速い時計が出るコンディションとなった。雨の影響がなかったとは言え、一変した。ここまで2回土曜に時計が出やすくなっている事を取り上げて、雨の影響がなければ時計の掛かる馬場ではないという点を強調してはいたが、それにしても先週は速い時計の出るコンディションになった。中間に芝刈りを行っているとか、馬場の芝の成育が良いとかそいう事も時計が速くなった一因かもしれない。そもそも春の中山は使い込んでも時計が掛からないで、終盤にむしろ時計が出やすくなるというケースもあった。その点は今年も当てはまるかもしれない。最終週の今週だが、乾いた馬場なら先週と同レベルと考えて良いのではないかと思う。
 前の馬が粘るレースもあったが、差し馬が届くレースもあり、また内からも外からも上位に来ている。連対馬の脚質とかコース取りに偏りはなかった。例えば土曜は芝で最初のレースだった5Rが逃げ・先行で決着。一方11RのNZTは外を回った差し追い込み馬2頭で決まった。

  • 中山ダ 土:±0 日:-0.4
  • 1200 土:-0.3 日:-0.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒4。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒1だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1800m・1200mともに時計の出方が安定せず、同じ週でも土日で時計の出方が異なっている。先週は土日とも良馬場発表だったが、1800m・1200mとも日曜の方が時計が掛かっていた。
 土日とも完全な良馬場で行われたのはいつ以来なんだろうというぐらい久々だった。この連続開催では良馬場で始まった週もあったが、少なからず中間の雨の影響を受けてましたし、先週については、中間に全く雨が降っていないので、かなり乾いていたと推測できる。ただし、そんな乾いたコンディションでも、それ程時計は掛からなかった点に注目すべき。特に1800mは冬場での良ならプラス1秒を超えるような力のいる馬場では全然ないという風に言えると思う。先週までは差し馬の台頭が目立つと言って来たが、馬場コンディションが変わった事によって連対馬の脚質も変わって来た。中団以降の占有率ががくんと落ちてしまった。また、中山ダートとしてはこれぐらいが普通で、良馬場なら今週も同様の傾向と考えるのが自然だろう。

番組注目馬

  • 土曜中山04R 2着 トーセンハリケーン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山10R 1着 クリールカイザー

市丸博司 次走危険馬

  • 土曜中山10R 2着 グランデスバル

※今回は杉原騎手の好騎乗もあったが、1600万で3着・2着・2着となったのが全て中山。福島なら良いと思うが、1600万クラスはありませんし、次は府中という事になるとちょっと同じパフォーマンスは厳しいかなと。


2回阪神5日目・6日目

  • 阪神芝 土:-0.9 日:-0.9 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒9だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、水準に近いレベルかあるいは時計の掛かるコンディションだったが、先週は速い時計の出るレベルになった。中山芝ほどではないにしても、速い時計が出やすくなったと言えると思う。こちらも乾いた馬場なら時計が出やすくなるというのは予想はしていたが、それにしても阪神も連続開催の7週目ですから、それを考えると一変したという風に言って良いだろう。なお、阪神も中間に芝刈りを実施している。
 位置取りもコース取りも偏った傾向はなかった。前めにつけて内を通った2頭で決着するレースもあれば、外を回った差し馬で決まるレースもある。いずれにしても最終週の今週も乾いた馬場なら先週と同じレベルか少し掛かる程度じゃないだろうか。

  • 阪神ダ 土:-0.2 日:-0.2

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒2だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、先々週までは時計の出方が安定せず、同じ週でも土日で馬場差に隔たりがあったが、先週は今年になって阪神のダートで初めて同じ数値だった。
 中山同様中間全く雨が降っておらず、連続開催を通じて初めて土日ともに完全な良で行われた。ただ、こちらも馬場差はマイナスの数値だった点はチェックポイント。前開催では稍重でもマイナスの数値ではなかった日もあって、後のタイム比較においては、この番組の馬場差を有効活用していただければなと。連対馬の位置取りを見ると土曜7Rや日曜4Rのように、後方に居た馬同士の決着を含めて、差し馬の占有率がかなりアップしていたと言えると思う。津田さんが、前に「乾いた馬場なら差し馬」と言っていたが、その置き土産が実った結果と言えるかもしれない。

番組注目馬

  • 日曜阪神05R 2着 ビーチブレイブ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜阪神03R 1着 メイショウネブタ
  • 日曜阪神05R 1着 ワースムーン

市丸博司 次走推奨馬

  • 日曜阪神12R 12着 エーシンスピーダー

※このレース自体はタイムランクはCだが、かなりのハイペース。特に中盤が速かった。これでレースが少し壊れてしまったような影響があると思う。エーシンスピーダー、スタートで大きく出遅れてしまう。元々先行馬ですから、こういうレースになるとちょっと持ち味が活きない。今回も7番人気と人気はなかったが、次も人気になりそうはないですから、叩き3走目の次走で大きく狙いたいと思う。ハリケーンが、全く逃げ馬が最後もバテてしまって、厳しいペースのレースだったと思う。


1回福島1日目・2日目

  • 福島芝 土:-0.9 日:-0.6 Aコース
  • 1200 土:+0.1 

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒6だった。ただ、土曜日のみ1200m対象の数値がプラス0秒1となっている。
 土曜は特に芝1200mで強風の影響を受けて時計が掛かっていた。従って1つの馬場差で表示する事ができず、土曜の芝だけは数値を分けている。なお、1回福島はトータル3週の開催で今週もう1週Aコースが行われるが、最終週の3週目だけはBコースが使用される。

  • 福島ダ 土:+0.6 日:+0.7

 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒6、日曜がプラス0秒7だった。
 まず土日の比較だが、わずかながら日曜の方が掛かっていた。単純なタイム差だけで見れば基準タイムを上回って走った馬は1頭もいなかったように、やや時計の掛かるコンディションと言えると思う。また、昨年のこの開催の良馬場時の平均値よりも、少し時計の掛かるコンディションでもあった。後方からの連対は1頭のみだったが、福島コースにしては中団からの連対が目立っていた。今開催はあと2週となるが、良馬場なら持ち時計のない馬でも走れるという事を頭の隅において、予測してください。

番組注目馬

  • 土曜福島03R 4着 トウカイエントリー

※ただしダートならという事にさせてください。

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜福島02R 1着 ステイインシアトル


ワンポイントアドバイス

  • 先行馬壊滅 中京芝のその後