2014年3月24日放送

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2014/3/21(金)・3/22(土)・3/23(日)開催

2回中山7日目・8日目

  • 中山芝 金:+1.1 日:+0.8 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は金曜がプラス1秒1、日曜がプラス0秒8だった。まずここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、設定不能とした2日目も含めて雨の影響で全てプラスの数値。最も水準に近かった4日目でもプラス0秒4だった。
 特に金曜日は雨の影響が残ってプラス1秒台の数値だった。中山は土曜日開催がなく、1日開いた日曜は乾いてプラス0秒8だった。連対馬の脚質は金曜は前めにつけていた馬、日曜日は特に後半になると差し馬の上位進出が目についた。コース取りは内を突くか、思い切って外を回すかで、この辺りは3週目と同じだった。なお、開催は変わるが、今週もう1週Aコースが使用されて、その後3週はBコースが使用される。乾いた馬場になるにしても、一気に時計が速くなる事はなさそう。

  • 中山ダ 金:-0.4→+0.2 日:+1.4
  • 1200 金:-0.7→-0.4 日:+0.4

 先週の馬場差1800m対象の数値は金曜がマイナス0秒4からプラス0秒2へと変動、日曜がプラス1秒4。1200m対象の数値は金曜がマイナス0秒7からマイナス0秒4へと変動、日曜がプラス0秒4だった。まず、ここまで8日間の馬場差を振り返っておく。1800mも1200mも時計の出方は安定しなかった。1800mは基本的に時計の掛かるコンディションだったが、5日目は脚抜きが良く、速い時計が出るレベル。1200mも5日目が最も時計が出やすいコンディションだったが、2週目を除けば、同じ週でも時計の出方が大きく異なった。
 金曜は前日の雨の影響が時間の経過とともに和らいで行って変動になった。ただ、1200mは時計の出やすい範囲での変動だったのに対して、1800mの最後はプラスの馬場差だった点は注意。乾いた日曜は時計が掛かって、1800mはこの開催で最も掛かっていた。脚抜きが良かった金曜は、先々週同様条件・距離を問わず、差し馬の占有率が高かったが、乾いた日曜は前の組が有利だった点は記憶しておきたい。今開催日によって好走馬の位置取りが割とハッキリとしていたので、よく復習して3回開催に活かしてください。

番組注目馬

  • 日曜中山05R 2着 ウインインスパイア

勝ち馬の内次走上位候補

  • 金曜中山07R 1着 ファドーグ


1回阪神7日目・8日目

  • 阪神芝 土:+0.2 日:+0.1 Aコース

 阪神は通常と同じく、土曜・日曜の開催だった。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がプラス0秒1だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、開催初日だけがマイナスゾーンで、2日目以降は水準レベルか少し掛かるレベルで推移している。
 中山の芝のように大きく時計を要する事はなくて、さらに開催が進むにつれて時計が掛かってきたという訳ではない。
 土日の比較で言えば、土曜の方が雨の影響が残って、日曜は乾いて水準レベルだった。ただ、大きな開きではない。脚質的には先々週より差しが届いていた印象がある。ただ、先行するにしろ差すにしろ、内めを通った馬が断然有利で今週Aコース使用が最後となるが、突然内有利から外有利に変化するとは考えにくい。

  • 阪神ダ 土;+0.2 日:+0.7

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒2、日曜がプラス0秒7だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、2日目のマイナス0秒9から8日目のプラス0秒7まで時計の出方に幅ががある。
 1週目のように速めの時計が出る週もあったが、水を含んだ馬場でも時計が掛かっている日もあった。雨の影響を受けたからと言って、必ずしも脚抜きが良くなった訳ではなくて、さらに同一週の比較でもどの週も0秒3以上の開きがあった。時計の出方が読みづらい開催だった。
 先週の中の比較では、土曜の方が雨の影響が残って、日曜は乾いて時計が掛かっていた。ただ、繰り返しになるが、土曜にしても馬場差はプラス0秒2ですから、時計の出やすいレベルではなかった。なお、日曜は午前が稍重、午後が良馬場だったが、馬場差は1日を通した数値。脚質的には先行有利だが、先々週よりは差しも届いていた。この点については、後ほど詳しく触れたいと思う。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神09R 1着 テンペル

※これは早めに動く競馬だったが、それでも33秒3で上がった。その辺りを評価して選んだ。

  • 日曜阪神05R 1着 ブレイヴリー
  • 日曜阪神11R 1着 ゴールドシップ

津田照之 次走危険馬

  • 日曜阪神12R 2着 スズカウラノス

※このレース、ホント先行馬にとっては息の入らない競馬となって、流れは差し馬に見方した。しぶとく脚をのばすタイプのこの馬、ゴール前で一瞬もたつくが、そこから伸びて来る。展開がはまった印象が強い。確かに阪神コース得意だが、自分向きの形にならないと上位には来られないケースが多い馬なので、次走2戦連続の好走はどうかなと思う。次も極端に人気になる事はないと思うが、出てくれば印はついてくる馬ですから、嫌って妙味有りかなと思い、今回危険馬として選んだ。


2回中京3日目・4日目

  • 中京芝 金:-0.5 土:-0.8 Aコース

 先週の中京は金曜・土曜の開催だった。芝の馬場差2000m対象の数値は金曜がマイナス0秒5、土曜がマイナス0秒8だった。まず、ここまでの芝の馬場差を振り返っておく。1回開催4日目は雨や風の影響で水準に近い数値だったが、この開催の4日間では4日目、つまり先週土曜がマイナス0秒8と最も時計が出やすくなっている。
 中山・阪神とは違って、先週の週半ばに雨はほとんど降らなかった。結果、金・土とも良馬場で行われた。競馬に乗っているジョッキーからも結構固い馬場ですよという声が聞こえた。ただ、金曜の馬場差は雨の影響を受けた開幕週とほぼ同じだった。その理由はわかりやすくて、明らかに風の影響。先週末は中京に行っていたが、最後の直線馬にとってはモロに向かい風だった。その後風向きはめまぐるしく変化したが、強風が時計面に影響を及ぼしたのは間違いない。多少風が弱くなった土曜はっと言ってもそこそこ吹いていたが、少し時計が速くなって、マイナス0秒8の馬場差だった。
 脚質的には直線の向かい風で逃げ・先行馬が失速してしまうのか、差し馬の活躍が目立った。ただ、外差しがバンバン決まっているのかと言えば、そこまで極端な傾向はなくて、開幕週と同様、馬場の3・4分ところを通った馬が一番有利だった。2回中京は今週が最終週になるが、競馬当日よほどの雨が降らない限り、同様の傾向が続くものと思う。

  • 中京ダ 金:+1.1 土:+0.3
  • 1200 金:+0.8 土:-0.3
  • 1400 金:+0.9 土:-0.3

 先週の馬場差1800m対象の数値は金曜がプラス1秒1、土曜がプラス0秒3。1400m対象の数値は金曜がプラス0秒9、土曜がマイナス0秒3。1200m対象の数値は金曜がプラス0秒8、土曜がマイナス0秒3だった。ダートもまずはここまでの馬場差を振り返っておくと、1800mではマイナスの数値だった日はなく、特に2回開催3日目、つまり先週金曜は時計が掛かっていた。
 金曜は強風の影響を受けて時計が掛かった。開幕週とは違って、先週はパサパサの良馬場で、しかも金曜は特に風が強くて、ダートコースの砂が上空に舞い上がる程でしたから、実際記者席に居たが、机の上もザラザラになっていましたし、双眼鏡までザラザラになっていたという事で、砂がこびりついて砂まみれの1日だった。よって、同じ良馬場でも金土で馬場差は大きく違う。
 金曜については、どのカテゴリでも強風の影響を受けて、結果的には1つの数値で表示しても、完全タイム差はほとんど変わらなかった。ただ、他の3日が比例しないので、数値を比較しやすいようにするために、金曜も分けて表示した。実際、金曜のような強風の影響がなかった土曜は中距離と短距離で時計の出方は比例せず、中距離はプラスゾーン。短距離は風向きの影響もあって、マイナスゾーンだった。脚質的には短距離戦は金土とも先行馬と差し馬という決着が多くて、中距離戦は金曜が差し馬、土曜は先行馬が活躍した。

番組注目馬

  • 金曜中京11R 3着 カロッサル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 金曜中京08R 1着 ナリタポセイドン

※こちらは左回りのダート参戦ならという条件付き

  • 金曜中京11R 1着 ベステゲシェンク

※これは左回りの1600m出走ならという条件付き

津田照之 次走推奨馬

  • 土曜中京11R 4着 ベルルミエール

※前半600mが33秒0というハイラップの中、6番手追走から早め先頭に立つような形。それでもゴール寸前まで粘った内容は評価できる。次走も1400m以下の距離に出走ならという条件付きだが、狙ってみたい1頭。調べると中1週で1400mのマーガレットSがあって、中4週だと同じく1400mの橘Sがあるので、この辺りを使ってくれたらうれしいなと思う。


ワンポイントアドバイス

  • 阪神ダート