2014年11月17日放送
2014/11/15(土)・11/16(日)開催
目次
5回東京3日目・4日目
- 東京芝 土:-1.3 日:-1.3 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒3だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催8日目終盤から9日目を除くと、マイナス1秒台の数値。
乾いていれば高速馬場になっている。今週から再びコース設定が変わって、Cコースが使用されるので、雨の影響が無ければ引き続き時計の出やすい馬場だと思う。なお、連対馬の脚質・コース取りには偏った傾向は見られなかった。
- 東京ダ 土:±0 日:±0
先週の馬場差1600m対象の数値は土日ともにプラスマイナスゼロだった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催後半2週は開催日によって時計の出方が異なるが、この開催に入ってからは水準か、それに近いレベルで安定している。
連続開催を通じて良馬場なら水準前後の馬場差が続いていたが、先週も土日ともに完全な良馬場だったので、時計の出方に変化はなかった。土曜のタイム差が全てマイナスで、日曜は6R以外全てプラスになっているので、一見土日で馬場差に開きがあるように見えるが、確かに雨の影響を全く受けなくても、土日で馬場差が変化するという事は希にあるが、先週について言えば土曜の方が相対的にレベルが高かったためで、馬場差は変わっていないと判断した。また、先々週ほどではないが、東京にしては中団以降の差し・追い込みの占有率が低くなっていた。
番組注目馬
- 土曜東京09R 2着 ノブワイルド
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京01R 1着 パワーポケット
吉岡哲哉 次走推奨馬
- 土曜東京05R 2着 ショウナンサアーダ
※勝ったアジアンテーストから3馬身差の2着で、自身の完全タイム差はプラス0秒3になるが3着には3馬身差と決定的な差をつけた。ここはメンバーランクCの新馬でまぁまぁのレベルでしたし、この馬は女馬だが、非常に馬格があって1回使った上積みは大きいと思う。母がホープフルSをを勝った馬だが、血統的にもすぐに勝ち上がって欲しい馬。ちょっと気を遣って外へ逃げるような面も見せていましたから、2戦目で慣れも見込めるはずですし、もっともっと次は良くなって行けると思う。
吉岡哲哉 次走危険馬
- 日曜東京09R 1着 ルファルシオン
※この馬ちょっと芝の1600mで切れ味負けしていたので、今回距離を伸ばしてきた。それが正解だったが、Sランクとしてもちょっと上がりが平凡。昇級するとさらに距離を伸ばしてくる可能性もあるが、逆に長丁場のスローペースになると1600万に入ると、瞬発力で見劣ってしまう危険性がある。
5回京都3日目・4日目
- 京都芝 土:-1.2 日:-1.2 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒2だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、雨の影響を受けた前開催8日目とこの開催2日目終盤を除けば、全てマイナス1秒台の数値。
京都芝も乾いていれば高速馬場という状況が続いている。連対馬の脚質については、好位・中団勢が目につくが特筆する程ではない。コース取りは内めの方が優勢だったが、かと言って外を回ると届かないという訳でもなかった。京都も今週からの2週はCコースが使用されるので、雨が降らない限り時計の出やすい馬場になるだろうと思うが、秋の連続開催終盤は差しが効きやすくなる事もある。傾向の変化には注意しておきたいと思う。
- 京都ダ 土:+0.2 日:+0.2
先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒2だった。ここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス0秒5からプラス0秒2の間での推移で、速い時計が出るにしても時計が掛かるにしても大きな数値にはなっていない。ただ、先々週については土日ともに良馬場ながら、時計の出方に開きがあった。
4回開催は8日目までは良馬場でもプラスの馬場差になる事はなかったが、4回開催9日目以降、雨の影響を受けなかった日は全てプラスの数値となっている。面白い事に、京都のダートは東京とは逆で土曜のタイム差は全て水準かプラスとなっているが、日曜はタイム差がプラスのレースが1つも無かった。京都についても、日曜のレベルが高かったためで、土日の馬場差に変化はなかったと判断した。連対馬の脚質を見ると中団・後方からだと全くダメだという事はないが、京都のダートらしく前の組の占有率が高くなっている。
番組注目馬
- 日曜京都09R 2着 レトロロック
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜京都05R 1着 レガッタ
- 日曜京都01R 1着 タイユール
- 日曜京都06R 1着 スマートグレイス
4回福島3日目・4日目
- 福島芝 土:±0 日:-0.8 Cコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス0秒8だった。まずはここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、変動の日が2日あり、週によっても時計の出方が異なるが、先週の土曜を除くとマイナスゾーンだった。
土曜は昼過ぎまで雨が降り続いたので、この秋の開催では最も時計の掛かるコンディションとなった。ただ、芝のレースは全て午後に組まれていて、馬場差は終日一定。そして日曜は乾いて、土曜よりも時計は出やすくなった。それでも前開催と比較すれば、時計は掛かっていたが、秋の福島最終週に土曜日に雨の影響を受けながらも、日曜日にここまで速い時計の出るレベルに戻るというのは、やはり昔とは馬場の質が違ってきたかなという事だろうか。そして連対馬については、目立った偏りはないが道中は内を追い上げて来て、直線では外へ出すというケースもあった。福島記念2着のフラアンジェリコがそうだった。少なくとも最終週だから外差しという事ではなかった。
- 福島ダ 土:+0.4 日:+0.4
先週の馬場差1700m対象の数値は土日ともにプラス0秒4だった。ここまで6日間の馬場差を振り返っておくと、前開催最終週は水準レベルだったが、この開催に入ると4日間とも全てプラス0秒4でやや時計が掛かるレベルだった。
前開催の3週については水準か水準前後で推移していたが、開催日によっては少しばらつきがあった。そして4回開催の2週間は水準よりやや時計の掛かるレベルで安定していた。先週の土曜日、芝は小雨の影響をかなり受けていたが、ダートについては時計の出方に影響はなかった。日曜は逃げ・先行馬が1頭も連対していないが、これは能力的なもので差しが効きやすいというコンディションではなかった。連続開催を通じて福島らしい前の組に有利な馬場で幕を閉じたという事を記憶しておきたい。
番組注目馬
- 日曜福島10R 2着 ヴァリアントアロー
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜福島06R 1着 ヴァージナル
ワンポイントアドバイス
- プリサイスエンド産駒の出遅れ