2014年10月15日放送
2014/10/11(土)・10/12(日)・10/13(月)開催
目次
4回東京1日目・2日目・3日目
- 東京芝 土:-1.5 日:-1.5 月:-1.4→-1.2
芝の馬場差2000m対象の数値は土曜・日曜はマイナス1秒5、月曜はマイナス1秒4からマイナス1秒2へと変動した。
3回東京開催最終週から3ヶ月半ほど間隔が開いての開幕週で、しかも土日は完全な良馬場でしたから、速い時計の出る馬場コンディションだった。月曜日は朝から小雨が降ったり止んだりという天候でしたが、時計の出方が劇的に変わるような雨の量ではなく、2Rから10Rまでは一定の馬場差で、しかも土日と0秒1しか違わなかった。稍重の月曜12Rは10Rまでより少し時計の掛かる馬場にはなったが、それでもまだ馬場差はマイナス1秒2。3日間を通して秋の開幕週らしい、速い時計の出る馬場だったという事だったが、前残りが顕著だった訳でもありませんし、内に張り付いていないとダメという馬場でもなかった。よほどの超スローペースでなければ各馬が力を出せる状況だったと言える。この開催の3週目7日目までAコースが使用され、天皇賞が行われる4週目にBコースへと変わる。
- 東京ダ 土:+0.1 日:+0.1 月:+0.1
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜・日曜・月曜全てプラス0秒1で水準に近いレベルだった。
3日間を通して馬場差は一定だった。月曜は朝から小雨が降ったり止んだりだったが、月曜日の朝、雨が降り始める前は土日よりも乾いていた。そこに小雨が降って結局は土日と同じ時計の出方となったという事。その月曜は9Rまで良馬場で11Rだけ稍重だが、馬場差は変動ではなかった。流石東京コースと言うのか、単調な前残り決着は少なくて、特に1400mと1600mでは直線勝負の差し・追い込み馬がよく来ていた。新潟で届かなかった差し馬はしばらく東京では狙い目となりそう。
番組注目馬
- 日曜東京12R 2着 ダウトレス
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京02R 1着 ダイワインパルス
- 土曜東京04R 1着 オメガハイヌーン
- 日曜東京02R 1着 ショウナンアデラ
- 日曜東京12R 1着 アンズチャン
- 月曜東京01R 1着 メジャーフォルム
- 月曜東京02R 1着 ダノンプラチナ
大川浩史 次走危険馬
- 土曜東京10R 2着 リベルタス
※4月に東京で2着になった時も次走危険馬に指名したが、理由は当時と同じ。超スローペースに恵まれての好走で、次走も恵まれないと好走は難しいと思う。たぶん次走も人気なので、そこでは期待値という面で考えると、これは相当低いんじゃないかと考える。
4回京都1日目・2日目
- 京都芝 土:-2.0 日:-1.9
京都も3日間開催だったが、3日目の月曜日は台風の影響で中止。火曜日に代替競馬が行われた。この火曜日分については、京都大賞典の回顧を含めて、来週分の放送で取り上げる。
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒0、日曜がマイナス1秒9だった。
京都の開幕週らしい高速馬場で、レコード決着の日曜11RでもタイムランクはCだった。注意したいのは、高速馬場であっても前残りばかりではないという事。差し馬の好走が目立ち、スローペースの1800mや2000mでも差し馬が連対しているケースがある。直線で内を通らないとダメという事もなかった。この開催は9日間Aコースで行われるが、開幕週からこの感じだと、差し馬の活躍がさらに目立って来そう。血統面の傾向を付け加えると、土日ではディープインパクト産駒が2着はあるが、1勝もできなかった。その一方でエンパイアメーカーやLangfuhr、Henny Hughesと言ったどちらかと言えば、ダート向きという種牡馬の産駒が連対している。芝の高速馬場でスローペースにならないと、そういう一本調子のスピードが物を言う場合があって、そういう時はダート血統とかあるいは切れ味勝負では分が悪いという馬が好走する事がある。先週はそのパターンになったレースが多かった。
- 京都ダ 土:-0.4 日:-0.1
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒1だった。
土日で馬場差が0秒3違うが、雨が降ったとか、そういう事はなかった。恐らく風の強さとあとは馬場管理で蒔いた水の量がどうだったかと、そういう問題だが、これはあくまでも推測。とくかく若干ではあるけども、土日で時計の出方が異なっていた。下級条件はだいたい前残りの傾向で、クラスが上がってハイペースになると差し決着もあるという、いつもの京都ダートだった。
番組注目馬
- 土曜京都07R 2着 メイショウホウトウ
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜京都05R 1着 ペルフィカ
- 土曜京都07R 1着 ケッキセヨ
- 土曜京都10R 1着 アドマイヤランディ
大川浩史 次走推奨馬
- 日曜京都11R 5着 ウイングザムーン
※スワンSに出走できれば、人気面も込みで狙い目十分だと思う。今回が1200mでスワンSは1400mだが、しつこいほど何度も言っているアドマイヤムーン産駒は短距離向きというよりも、前走より距離が短くなった時に走るという法則に反するが、現にこの馬は1200mから距離延長の1400mでOP特別を勝っているので問題ないと思う。それから、ロードカナロア引退後の短距離路線は主役不在で、そういう状況であれば、重賞でも食い込み可能ではないかというのも根拠の1つとなる。
ワンポイントアドバイス
- 関東圏のダート1400m