2017年10月16日放送

提供: 先週の結果分析
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2017/10/14(土)・10/15(日)開催

4回東京4日目・5日目

東京芝 土:+0.1 日:+0.2→+0.9 Aコース

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜はプラス0秒2からプラス0秒9へと変動した。まずここまで5日間の馬場差を確認しておくと、開幕週は馬場が乾くにつれて時計が出やすくなって行ったが、先週は土曜時点で雨の影響が残っていた上、日曜は雨が降る中レースが行われた。土日ともにプラスの数値だった。
 金曜日から土曜の朝にかけて雨が降り、土曜は1日を通して稍重だった。1週目に芝が傷んだ分も含め、馬場差はプラスゾーンに突入した。日曜は朝から雨が降り続けたために、馬場差は変動で徐々に時計が掛かるようになった。1Rの時点では土曜と大差なかったが、12Rはプラス0秒9まで行った。先週、特に日曜は直線で内を空ける事が多かった。今週までAコース使用で、この内ラチの位置は変わらず。という事は、今週も先週と同じ傾向になるかもしれないが、もし馬場が乾くとそれがどうなるかわからないという所。

東京ダ 土:-2.4 日:-2.4

 先週の馬場差1600m対象の数値は土日ともにマイナス2秒4だった。ここまで2週終日良馬場だった開催日はなく、馬場差は全てマイナス1秒を超えている。特に初日と先週土日は1日を通じてマイナス2秒台だった。
 金曜から土曜の朝まで雨が降り続けて、さらに日曜もずっと雨だったので、土日とも不良馬場だった。どちらも馬場差マイナス2秒4とかなりの高速馬場だった。日曜は天候を考えると、馬場差が変動になっていそうだが、日曜の雨量そのものは多くなかった事と、土曜の時点で既に極限に近い高速馬場だったため、時計の出方が変化しなかったという事。仮に日曜日が大雨だったら、水が浮いて行って、後半ほど時計が掛かる馬場になっていたと思う。逃げ切りもあるが、東京コースらしく土日トータルで見れば差しも決まっていた。

番組注目馬

  • 日曜東京02R 2着 トーセンヴィータ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京05R 1着 マウレア
  • 土曜東京09R 1着 ルヴァンスレーヴ


4回京都4日目・5日目

京都芝 土:-1.1 日:-0.5→+0.5 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜はマイナス0秒5からプラス0秒5へと変動した。ここまで5日間の馬場差を確認しておくと、4日目つまり先週土曜まではマイナスの数値だったが、日曜は雨が降り続いて、後半はプラスの数値となった。
 金曜日に少し雨が降ったが、土曜は終日良馬場だった。ただし、1週目に傷んだ事もあって3日目より少し時計が掛かるようになった。日曜は未明から降り出した雨がずっと続いて、5Rから稍重。そして11Rは重馬場になった。馬場差は変動で3Rがマイナス0秒5、そこから徐々に時計が掛かるようになり、11Rはプラス0秒5だった。日曜日には前残りが続いて、11Rの秋華賞だけ差し決着だが、後半の方が差しやすい馬場だったという事ではなく、秋華賞が超ハイペースだったため。

京都ダ 土:0 日:-0.2→-1.1

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜はマイナス0秒2からマイナス1秒1へと変動した。ここまで5日間の馬場差を確認しておくと、開幕週特に初日はかなりの高速馬場でスタートしたが、馬場が乾くにつれ、水準方向に近づいて行った。対して先週は日曜に雨が降り続き、後半になるほど時計が出やすくなった。
 金曜に少し雨が降ったが、土曜は良馬場。馬場差も標準だった。日曜は未明から雨が降り続け、1Rの時点で稍重だった。そして10R以降は重。日曜は馬場差は変動で、1800m換算で1Rがマイナス0秒2、そこから徐々に高速化して12Rはマイナス1秒1だった。土曜は京都のダートらしく前残りの傾向が強く、高速馬場だった日曜の後半は差し馬が好走しているが、いずれもハイペースだった。ダートは基本的に良馬場でも道悪でも先行有利だが、高速馬場になると先行有利という意識が強くなって、先を争ってハイペースになるという事があって、その場合は差しが決まる。

番組注目馬

  • 土曜京都04R 2着 グレートタイム

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都02R 1着 ラブカンプー
  • 土曜京都03R 1着 エタリオウ
  • 土曜京都04R 1着 ライジングドラゴン

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜京都10R 3着 ヒラボクテイオー

※京都のタイム分析で取り上げたように、超ハイペースで絡まれる逃げでも3着に残った訳ですから優秀だが、ダートの高速馬場で逃げ粘っただけだと思われて、次走も人気にならない可能性があるので期待値は高いと見た。ちなみに、この馬の1勝目は逃げて3馬身半差の圧勝だったが、当時の2着馬は現在オープン馬のラインシュナイダー。こちらは脚元の不安もあって、間隔を開ける事が多く、さらに長い休みもあってまだキャリア11戦だが、元々の能力は実は高いという事。

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜京都08R 2着 ゲンパチケンシン

※京都のタイム分析で取り上げたように、このレースはスローペースだった訳だが、そこで逃げて2馬身差の2着というのはまぁ恵まれた割に物足りない。芝1200mでスローペースが発生する頻度は以前と比べて高くなっているが、それでも芝1200mで2回続けてスローペースの逃げで恵まれるという事は滅多に無い。次走も人気にならないかもしれないのが怖いところだが、続けての好走は難しいと見る。


3回新潟1日目・2日目

新潟芝 土:-1.0 日:-0.9 Aコース  直線 土:-0.2 日:-0.2

 芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒9。直線1000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒2だった。
 この開催も全て夏開催と同じAコースだが、9月に芝を生育した事で夏開催の1週目と同じ馬場差に戻った。とは言え、内側の傷みは少し残っていますし、芝があまり伸びない時期なので、夏のようにいつまでも馬場差がほとんど変わらないという状態ではないはず。ただ、この開催6日間だけなので、雨の影響がなければ極端に時計が掛かるようにはならないと思う。なお、先週は金曜日に雨が降って、日曜の早朝にも小雨が降っていたが、レースの前に止んでいればほとんど影響がないのが新潟芝の特徴で、先週も時計の出方に雨は影響していない。日曜12R、こちらは小雨の中でレースが行われたが、これも時計の出方に影響する程ではなかった。

新潟ダ 土:-0.5 日:-0.5  1200 土:-0.7 日:-0.7

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒5。1200m対象の数値は土日ともにマイナス0秒7だった。
 金曜日に雨が降ったが、気温が低かったために乾くのが遅く、土日とも稍重だった。夏開催は稍重でも1800mはプラスの馬場差だったが、先週はどの距離もそこそこ速い時計が出る状態だった。新潟のダートらしくいつも通りに逃げ・先行馬の好走が多かった。

番組注目馬

  • 土曜新潟07R 2着 ハナサキ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜新潟07R 1着 マジカルスペル
  • 土曜新潟11R 1着 ルックトゥワイス
  • 日曜新潟12R 1着 トゥザクラウン


馬券Summary

  • ディープインパクト産駒は2歳重賞を勝つと3歳春は不振