2017年1月9日放送
2017/1/5(木)・1/7(土)・1/8(日)開催
目次
1回中山1日目・2日目・3日目
中山芝 木:-0.7 土:-0.7 日:-0.7→-0.3 Cコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は初日と2日目がマイナス0秒7、3日目はマイナス0秒7からマイナス0秒3へと変動した。中山は昨年暮から実質的には連続開催となっているので、さかのぼって8日間の馬場差を確認しておく。年末の5回開催3週目は速めの時計が出るレベルだったが、最終週は3日間ともにプラスの数値だった。そして今年、ここまでの3日間はマイナスの数値だが、3日目後半は水準方向に動いた。
昨年12月のAコースからCコースに替わった。初日は昨年の最終週と比べると大分高速化したが、12月の2週目・3週目とほぼ同じ馬場差であり、元へ戻ったと言える。ただ、昨年の最終週は完全な良馬場ではなかった。仮柵設置で高速化した訳ではなく、完全な良馬場になった事でマイナス方向に動いたという事。3日目の10R以降は雨の影響で時計が掛かるようになり、変動となっている。で、12Rの時点で馬場差はマイナス0秒3だった。12月がAコースで1月がCコースというのは例年のパターンだが、昨年の1月の1週目は前残りが多かったのに対し、先週は差し・追い込み馬の好走が多かった。ただし、昨年とは馬場が違うという事ではなくて、昨年の1週目はスローが多く、今年はスローが少なかった事による。馬場は内・外に違いがない公平な状態なので、ペースが遅くならなければ外を回っての差しも届いている。なお、この開催は全てCコースが使用される。
中山ダ 木:+1.1 土:+0.8 日:+0.8 1200 木:+0.2 土:+0.2 日:+0.2
先週の馬場差1800m対象の数値は初日がプラス1秒1、2日目と3日目がプラス0秒8。1200m対象の数値は初日から3日目まで全てプラス0秒2だった。さかのぼって昨年5回開催5日目からの8日間の馬場差を確認しておく。1800mは暮れの7日目を除けば全てプラスの数値で今年に入ってからは時計が掛かっている。1200mは1800mのように時計を要するレベルではないものの、今年に入っての3日間は全てプラスの数値だった。
稍重だった昨年の最終日より馬場差はプラス方向に動いた。先週の日曜日は雨が降ったが、ダートのレースは9Rまでだったので、ほとんど影響は受けず馬場差は変動では無かった。初日の1800mだけ時計が掛かっているのは、風の影響。北風なので最後の直線が向かい風になり、そこを2回走る1800mは時計の出方に影響が出たという事。1200mは追い風の向正面と向かい風のスタンド前を半分ずつ走るので、時計の出方に影響はなかったが、ラップの見方には注意したいところ。初日のダート1200mは2鞍とも極端な前傾ラップに見えるが、前半が追い風で後半が向かい風のため。この2レース、どちらも逃げ・先行馬が勝っているが、過酷なハイペースを押し切ったという事ではない。
番組注目馬
- 土曜中山02R 2着 ニーマルサンデー
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜中山02R 1着 ハイランドピーク
- 土曜中山09R 1着 ホウオウパフューム
1回京都1日目・2日目・3日目
京都芝 木:-0.9 土:-0.8 日:-0.5→設定不能 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は初日がマイナス0秒9、2日目がマイナス0秒8、3日目はマイナス0秒5でスタートし途中で設定不能となった。
前年の11月の開催でBコース・Cコースを使用して、この開催はAコース使用。例年通り内有利で直線で外へ行くとかなり不利だった。日曜は雨が降り続いて、特に後半は激しく降ってかなり時計が掛かって8R以降の馬場差は設定不能とした。つまり日曜の馬場差マイナス0秒5というのは、1600mの5Rだけが対象だが、このマイナス0秒5というのはあくまで2000mに換算した場合の数値。いずれにしても設定不能となるような馬場で、競馬が行われた事で、内がどのぐらい傷んだのかというのが今週以降のポイントで今週の土曜は馬場の観察が重要だと思う。なお、この開催は全てAコースが使用される。
京都ダート 木:-0.5 土:-0.5 日:-0.5→-0.7
先週の馬場差1800m対象の数値は初日と2日目がマイナス0秒5、3日目はマイナス0秒5からマイナス0秒7へと変動した。
初日と2日目は完全に乾いた良馬場だったが、馬場差はマイナスゾーンだった。表面は乾いていても、下の方は締まっているのではないかと推測する。日曜は小雨が降っていた3Rまでは、初日・2日目と同じ馬場差だったが、その後はマイナス方向に動いた。1800m換算の数値で6Rと7Rがマイナス0秒6。9Rがマイナス0秒7。芝が馬場差設定不能まで悪化したので、それに比べるとダート高速化が鈍いように感じるが、表面は乾いていたので、なかなか脚抜きが良いというレベルまでは達しなかったという事。
番組注目馬
- 木曜京都05R 2着 ペガーズ
勝ち馬の内次走上位候補
- 木曜京都09R 1着 グレイトパール
大川浩志 次走推奨馬
- 木曜京都11R 4着 アストラエンブレム
※先ほど触れたように、先週の京都芝で後方から大外へ行っては厳しくて、4着なら上等だと思う。また、この馬はシンザン記念でもNZTでもイマイチなレース内容だったように、右回りが良くないようで逆に左回りでは5回走って4着以下がない。次走は恐らく東京新聞杯なので、そこで巻き返すと思う。
大川浩志 次走危険馬
- 土曜京都10R 8着 ダノンフェイス
※次走人気が下がるかもしれないので、無意味かもしれないが今回が既に謎の1番人気だった。恐らく3歳の1月にオープンを勝っているので1600万で人気になっているんだと思うが、3歳オープンは古馬オープンとは違うので、オープンを勝っているので1600万では能力上位という図式は成立しない。3歳オープンで上位に来ている馬は古馬1000万ではだいたい好勝負になるが、特にダートの短距離は1000万と1600万の馬の差が大きい事もあって、3歳オープンを勝っていても1600万では上位とは言えないよという事を強調するために挙げておく。
馬券Summary
- 去年はどうだった?