2016年5月9日放送

提供: 先週の結果分析
2016年5月11日 (水) 21:48時点におけるPyro (トーク | 投稿記録)による版

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2016/5/7(土)・5/8(日)開催

2回東京5日目・6日目

東京芝 土:-1.3 日:-1.3 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒3だった。まずはさかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台で大きな動きはない。
 超のつく程の高速馬場ではないが、速い時計の出るコンディションで安定している。ただ、開幕週2週目は脚質的に目立った傾向はなくて、まんべんなく連対していたが、先週は前めにつけた馬の活躍が目立った。数字で表すと芝が12鞍あって、連対馬24頭いるが好位より前で競馬した馬が17連対あった。ここまでコース設定は同じだが、1・2週目と3週目では脚質傾向が大きく違うので注意が必要。なお、今週から2週はBコース、ダービーが行われる最終週はCコースが使用される。

東京ダ 土:-0.4 日:-0.4

 先週の馬場差1600m対象の数値は土日ともにマイナス0秒4だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス0秒7からマイナス0秒4の間で推移しており、こちらも大きな動きはない。
 開催3日目は稍重でスタートしたように、この開催の中で最も雨の影響が残っていて、馬場差はマイナス0秒7だった。それと比べると、先週は乾いていましたし、この開催ここまでの6日間では先週が最も水準寄りだった。脚質的には先々週までと同様目立った傾向は特になかった。強いて挙げれば、後方からの差しはあまり届いていなかったかなぁという程度でそれでも差しは届いていますから、前残りの傾向とは言えない。

番組注目馬

  • 日曜東京05R 2着 クインズサターン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜東京11R 1着 メジャーエンブレム


3回京都5日目・6日目

京都芝 土:-1.2 日:-1.3 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒2、日曜がマイナス1秒3だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、東京芝と似たような推移で、マイナス1秒4からマイナス1秒1の間で大きな動きはない。
 ここまで全て良馬場発表と言っても、雨の影響が残っていた日もあった。ただ、速い時計の出るコンディションではあった。先週にしても日曜の方が乾いて、少しではあるが土曜より時計が出やすくなった。脚質的にはまぁまぁ差しが届いていた先々週と比べると、前残り傾向が少し強まった印象。後方から外を回って、差し切った京都新聞杯のスマートオーディーンは例外中の例外だと見て良い。差して来るにしても、中団にいないと厳しい状況だった。なお、今週からの後半3週はDコースが使用される。

京都ダ 土:-0.6 日:±0

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がプラスマイナスゼロだった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、1週目はマイナス1秒台で脚抜きの良いコンディションだった。2週目・3週目については、土曜は雨の影響が残ってマイナスの数値だが、日曜は乾いてプラスマイナスゼロだった。ただ、開幕週と比べると時計は掛かっている。
 2週目より差が大きくて、土曜の方が時計は出やすかった。なお、2週目までは京都にしては差しが届いていたが、先週は案外そうでもなくて、前残りが多かった。特に土曜はその傾向が強くて、7レース中逃げ馬が4連対した。ただ。日曜になると中団からの差しも届いていましたし、ですから馬場が乾くと差しも届きやすくなる印象がある。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜京都03R 1着 リライアブルエース
  • 日曜京都04R 1着 グランノーブル

津田照之 次走推奨馬

  • 土曜京都10R 3着 ジョーアラタ

※先ほど取り上げたが、まっすぐ走れば勝つかなと思ったところ、残り250m辺りで膨れてしまう。1回だったら良かったのだが、この後内に切れ込んだ後また膨れて…という状況で、ゴール前でまた外に行きかけている。3度ほど膨れて、自身のロスはかなり大きかった。それでも気持ちが萎える事無く、ラストにもう一伸びしようとしていた点は評価に値する。2着のショウボートより、ロスだけで言えばこちらの方が断然大きかったと思う。次走はちょうど叩き3走目にも当たりますし、今のレースぶりならまっすぐ走れば…と思いますし、順当に勝機だろう。

津田照之 次走危険馬

  • 土曜京都08R 2着 サーティグランド

※このレース前半600mは35秒0というラップ以上に先行争いが激しくなったレース。前に行った馬が早々に失速して唯一粘ったのは3着に来たミトノゴールドだけという競馬になった。そんな差し有利の展開の中、後方追走から伸びてきたが、ゴール寸前でメイショウカフウに競り負ける形になった。常にこの馬というのは展開に左右されるタイプですから、この内容を見ていると次走即信頼までは置きづらいと思いますし、結構この3週出させてもらって、ガチで人気になりそうな馬を選んでいるので、来られた時に結構恥ずかしい思いすると思うが、それは勝負ですから明らかに人気薄で2着に来た馬を選ぶよりか、ちょっと人気になりそうな馬を選んだ方が視聴者向けには良いかなと。今回も恐らく前2週ほどではないが、サーティグランドもたぶん結構人気になると思うので、あえてこの馬を選んだ。


1回新潟3日目・4日目

新潟芝 土:+0.9 日:+0.4→+0.2 Bコース  直線 土:+0.9 日:+0.4

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒9、日曜はプラス0秒4からプラス0秒2へと変動。直線1000mは土曜がプラス0秒9、日曜がプラス0秒4だった。ここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、1週目は水準レベルだったが、先週はプラスの馬場差になり、特に土曜はプラス0秒9だった。なお、直線1000mは全てプラスの数値。
 土曜は昼まで雨が降っていた。そもそも時計の出やすいコンディションではないので、雨で時計の掛かるレベルになった。ただ、土曜は芝のレースが5R以降という事もあって、終日同じ数値。あと、日曜は晴れて馬場が乾いて馬場差は水準方向に近づいた。大きく変化した訳ではないが、終盤の方がいくらか時計が出やすくなった。なお、開幕週は前残り傾向だったが、先週は土曜こそ同じ傾向だったものの、日曜になると徐々に差しも届くようになって行った。この開催はコース設定が変わらないので、今後もジンワリ差しが届くようになると推測できる。

新潟ダ 土:+0.3 日:+0.4  1200 土:-1.0 日:-0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がプラス0秒4。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒5だった。まずここまで4日間の馬場差を振り返っておく。1800mは大きな動きはなく、やや時計の掛かるコンディションだが、1200mは開幕週と比べ先週は時計が出やすく、特に3日目はマイナス1秒0だった。
 土曜午前に降った雨の影響で特に1200mは時計が出やすくなった。日曜の1200mは土曜と比較すれば水準に近づいたが、それでもやや速めの時計が出るレベルだった。脚質的には開幕週と同様に好位から差して来る馬の活躍が目立った。一方後方からの差し馬の連対はゼロだった。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜新潟08R 1着 テキスタイルアート


馬券Summary

  • 馬場差はほとんど変わっていないのに…

 東京の芝コースは1,2週目共にそこそこ差しが届いていたが、先週は突然前残りの傾向になった。理由は様々な要素が複雑に絡み合っているので原因はひとつではないと思う。周りの声で多かったのは「急に時計が速くなったから」と言うものだったが、その解釈には意義がある。タイム分析でも話したとおり、馬場差自体は2週目までと殆ど変わっていない。少なくとも芝そのものの状態は大きく変わっていないと思う。
 今週からはBコースが使用されて、ますます脚質傾向は読めなくなるが、個人的には前残り傾向は一過性のものだと思う。そのため日曜のヴィクトリアマイルの頃には差しも決まるような馬場になるとイメージしている。