2016年1月25日放送

提供: 先週の結果分析
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2016/1/23(土)・1/24(日)開催

1回中山7日目・8日目

中山芝 土:-0.7 日:-0.7 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒7だった。まずはさかのぼって1回中山8日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス0秒9でスタートして最終日がマイナス0秒7。ほとんど動きが無く、速めの時計が出るコンディションだった。
 17日の日曜日から翌日にかけて雨が降ったものの、芝に関しては影響は残らず、先週も6日目と同じ馬場差だった。極端なスローペースでなければ、外からの差しも間に合う傾向というのも3週目と同じだった。

中山ダ 土:+0.6 日:+1.0  1200 土:-0.3 日:±0

 土曜がマイナス0秒3、日曜がプラスマイナスゼロだった。ダートも開催8日間の馬場差を振り返っておく。1800mは初日がプラス0秒1だったが、その後は7日目を除けば、プラス1秒台の数値で時計の掛かるコンディションだった。1200mは1800mと比較すれば、水準に近いレベルで推移していたが、2日目から5日目・6日目までジワジワ時計が掛かって行った。ただ、先週土曜はこの開催では最も時計の出やすいレベルとなった。
 17日の日曜日夜から月曜日にかけて雨が降ったが、その後気温が低くて乾きにくい上に、湿った状態で水曜に凍結防止剤を散布したため、水分が保たれて土曜は稍重だった。1800mも1200mも先週や先々週より速い時計が出るコンディションになった。日曜も稍重だったが、土曜よりは時計の掛かるコンディション。特に1800mは稍重でも時計の掛かるコンディションだったという事が先週の注意事項となる。

番組注目馬

  • 日曜中山07R 2着 プレシャスエース

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山05R 1着 ミライヘノツバサ
  • 日曜中山05R 1着 サンセットトウホク
  • 日曜中山07R 1着 ディーズプラネット

大川浩史 次走推奨馬

  • 日曜中山09R 3着 ワイルドコットン

※中山のタイム分析で既に述べたように、ハイペースを楽に先行して差し決着の中で3着に残っているという事が、直接の推奨理由だが、ブリンカー着用でズブさが抜けたとなれば、本来はスピード勝負型だけに、むしろ東京の1400mや1600mの方が力を発揮しやすいのではないかという理由もある。次走が仮に東京だとした場合、これまで東京の1000万では9着・6着・14着なので、東京でコース適性を不安視されてオッズが上がるようならコレ幸い。もちろん次走が1800mでも普通のペースで先行すれば押し切れるとは思う。


1回京都7日目・8日目

京都芝 土:-0.7 日:-0.6 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒6だった。さかのぼって1回京都8日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス1秒0でスタートして、最終日がマイナス0秒6と徐々に水準方向に近づいている。
 17日の日曜夜から翌日にかけて雨が降ったものの、芝に関しては影響がなくて、開催進行につれて1週前より少し時計が掛かっただけだった。内を通ると不利という事はないが、仮柵の後よりも外を通っての差し切りが多かった。今週の2回開催からBコースに移るが、特に内が有利という事はなさそう。

京都ダート 土:+0.9 日:+0.9

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒9だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、初日はマイナスゾーンだったが、2日目はプラスに転じ、その後はジワジワ時計が掛かって行った。
 17日の日曜夜から月曜にかけて雨が降って、気温が低くて乾きにくかったが、水曜日に凍結防止剤を散布した中山とは違って、金曜日に散布した。という事で良まで戻っていたが、ベタつく馬場で1週前より時計の掛かるコンディションになった。逃げ切りあり、追い込みに近い差し切りありで、連対馬の脚質に偏りはなかった。タイム差だけを見ると日曜の方が時計が掛かっているように見えるが、メンバーの質の違いによるもの。日曜は京都に重賞がなくて、中京で重賞が行われたため、このような事になったよう。

番組注目馬

  • 土曜京都10R 1着 マカヒキ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜京都01R 1着 エネルムサシ
  • 土曜京都04R 1着 エレメンツ
  • 土曜京都09R 1着 アルティマブラッド


1回中京3日目・4日目

中京芝 土:-0.4 日:-0.5 Bコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒4、日曜がマイナス0秒5だった。昨年暮れの開催最終週を含めて、ここまで6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値で特に1回開催開幕週はかなり速い時計の出るコンディションだった。
 先週は18日の月曜に雨が降り、さらに20日の水曜日に雪が降った。気温が低いので、乾くのが遅く土曜は稍重。それでも馬場差はマイナスゾーンではあったが、1週前と比べるとおよそ1秒時計が掛かっていた。稍重でも1週前と1秒違ってしまうのが、中京の芝らしいところで、良馬場に回復した日曜も土曜日とあまり変わらなかった。今週が完全な良馬場だとすると、1週目と2週目の中間ぐらいの馬場差になるのではないかと思われる。また、先週は土曜の時点で4コーナーの内側の方が掘れた感じになっていて、外からの差しがよく決まっていた。真冬に1週間で一気に回復するとは思えない。今週も差し馬の好走が多いのではないかと推測できる。

中京ダート 土:+0.2 日:+0.4

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒2、日曜がプラス0秒4だった。ダートも昨年暮れの開催最終週から6日間の馬場差を振り返っておくと、水準に近いレベルで大きな動きはないものの、今年に入っての4日間は全てプラスの数値。
 18日の月曜日に雨が降って、20日の水曜日には雪。そして金曜日に凍結防止剤が散布された。という事、このパターンだと水分が抜けきらず、土曜は稍重だったが凍結防止剤によってベタつく馬場になっていて、1週目と馬場差は結果的に大きくは違わなかった。良馬場の日曜は土曜よりさらに時計が掛かるようになったが、結果的に馬場差はずっと安定している。先週のタイム差だけを見ると、もっと時計が掛かっているように思われるかもしれないが、3歳未勝利戦や500万下は1週目と比べてメンバーランクはちょっと下がっていた。その結果タイムランクが低いレースが多かったという事。

番組注目馬

  • なし

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中京03R 1着 ゼアミ

大川浩史 次走危険馬

  • 日曜中京10R 2着 トウカイクローネ

※中京芝1200mで前半600mが33秒台に突入するとほとんどが追い込み競馬というのは先ほど話した通り。しかも先週の中京芝は外差しが決まりやすい馬場でもあった。後方から外を回って追い込んでの2着というのは、あまり価値がない。さらにタイムランクD・メンバーランクEですから、次走は危険な人気馬になると見た。

で、なおかつ昇級戦だった今回2番人気だったのは、メンバーランクEという組み合わせで押し出されたものだが、休み明けで2番人気になって2着なら次走は人気になると思う。


馬券Summary

  • 短距離こそタイム以外に注目

 短距離というと有無を言わない時計勝負というイメージがあるかもしれないが、短距離のほうが前走タイムが優秀という馬の信頼度が実は低い。昨年1年間、タイムランクがA,Bのレースで勝ち馬と同タイムだった2着馬が次走で同クラス同距離同馬場に中3週以内で出走した場合の成績は以下の通り

 1着  2着  3着 4着以下
トータル 13 8 4 3
1200m 4 2 3 1
1300m以上 9 6 1 2
4 7 3 3
ダート 9 1 1 0
芝1200m 1 1 2 1
ダート1300m以上 6 0 0 0


 トータルでは連対率75%。連対率を下げてしまっているのは芝1200m。距離で見ると1200mと1300m以上では1300m以上のほうが信頼度が高い。芝とダートではダートのほうが信頼度が高い。ダートの1300m以上では勝率10割だが、芝の1200mでは連対率が5割を切ってしまう。
 こうなる理由は1200mでは枠順や展開、負担重量といった前走の成績とは直接の関係が無いファクターが影響するため。つまり、前走タイムが優秀であっても、前走と同じように走れない確率が上がってしまう。
 よって、1200m(特に芝1200m)では減量騎手の起用や、揉まれにくい外枠、ブリンカー着用など、何か1つでも買える要素があれば人気薄を狙っていける。