2017年11月6日放送
2017/11/3(金)・11/4(土)・11/5(日)開催
目次
5回東京1日目・2日目
東京芝 土:-0.8 日:-0.8 Bコース
先週は変則的な3日間開催だったが、東京は通常と同じく土曜日曜の開催だった。2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒8だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておく。前の開催は雨の影響を強く受けた日が多く、特に7日目・9日目は設定不能だった。その中で8日目、つまり先々週土曜はやや速めの時計が出るコンディションだったので、ご注意下さい。
TOPIXでも取り上げられていたように、土日ともに良馬場で速めの時計が出るレベルだった。脚質の偏りは少なかったが、日曜日はインコース有利の決着が多かった。また、平均ペースより速めのペースでは逃げ馬が苦戦していた。なお、東京芝は今週もう1週Bコース、後半2週はCコースが使用される。
東京ダ 土:-0.5 日:-0.4
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒4だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で特に前の開催は雨の影響でマイナス2秒台になる日もあった。しかし先週は土日ともに良馬場で、水準に近い数値となった。
今の説明にあったように、前開催と比較すると時計は掛かっていたと言うか、普通の時計の出方になった。大幅に乾燥が進んで馬場差が特定しやすくて、能力差がわかりやすいコンディションだった。良の水準よりちょっと速いタイムが出ているという感じ。逃げ・先行・差し・追込と連対馬の脚質は実にバラエティに富んでいて、いかにも東京らしい脚質不問の力勝負が堪能できた。こういう時は能力差がタイムランクに直結するので、非常に説明しやすい。
番組注目馬
- 土曜東京02R 2着 トーセンヴィータ
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京11R 1着 タワーオブロンドン
- 土曜東京05R 1着 ミスターメロディ
- 日曜東京03R 1着 ライレローズ
吉岡哲哉 次走危険馬
- 土曜東京06R 3着 ディープシャイン
※ディープインパクト産駒で1番人気で3着だった。このレースは予想の段階からちょっと低調な印象が強くて、メンバーランクDとしたが、ペース補正が入ってタイムランク自体はSLだが、とは言え、ちょっと凡戦だった印象が強い。3コーナー先頭で押し切った勝ち馬が上がり600m34秒6に対して、こちらは追い込んで34秒4ですから、さほど脚を使っていない。次走も芝の1600m前後なら危険馬になると考えた。
5回京都1日目・2日目
京都芝 金:-0.5 日:-0.5 Bコース
京都は先週金曜・日曜の開催だった。先週の芝の馬場差は2000m対象の数値は金曜・日曜ともにマイナス0秒5だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、前の開催後半は雨の影響を強く受け、4日続いて設定不能となったが、先週は金曜・日曜ともに良馬場でやや速めの時計が出るコンディションだった。
Bコースに変わって最初の開幕週、しかも良馬場発表でやや時計の出やすいレベルだった。2週続けて雨の影響を強く受けて、乾いた馬場でも時計が掛かるのではないかとも予想していたが、そうではなかった。ただ、連対馬の脚質を見るとコース替わり最初の開催日である金曜こそ、逃げ・先行馬の粘りが目に付いたが、日曜は逃げ・先行の連対はゼロで、コースの外めに出された馬の上位進出が目に付いた。この辺りはやはり前開催の雨の影響もあったのかもしれない。なお、京都芝は今週もう1週Bコース、後半2週はCコースが使用される。
京都ダ 金:-0.2 日:+0.1
先週の馬場差1800m対象の数値は金曜がマイナス0秒2、日曜がプラス0秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、前の開催5日目以降は良馬場の日がなく、マイナス1秒かそれに近いレベルで推移していた。しかし、先週は金曜・日曜ともに良馬場で水準レベルの数値となり、日曜は秋の京都で初めてプラスゾーンとなった。
雨の影響を受けた前の開催の後半にしても、高速馬場という程ではなかった。先週は乾いて水準レベルだったというのは頷ける。元々良馬場なら水準レベルの馬場差になるというのは、この秋の京都ダートの特徴かもしれない。連対馬の脚質を見ると、中団・後方の差し馬の方が多い。これはペースの影響もあるのだろうが、京都ダートとしては差しが効いていた。
番組注目馬
- 日曜京都06R 2着 エアアルマス
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜京都03R 1着 グレートタイム
- 日曜京都06R 1着 サウンドキアラ
吉岡哲哉 次走推奨馬
- 金曜京都08R 10着 ワンダーピルエット
※この馬、番組注目馬となっていたが、1番人気で10着だった。牡馬相手に特別戦で2着・2着と頑張った後で、特に前走はタイムランクBのレースでクビ差の2着でしたから、牝馬限定戦のココで人気を集めるのは当然だった。ただ、馬自身にそこまでのパフォーマンスを求めるのはちょっと無理があったよう。流石に使い詰めで元気がなかったよう。こういう負け方をすると、一息入れて立て直すというのが定石ですから、リフレッシュした次走は改めて本命を打てると思う。
3回福島1日目・2日目
福島芝 金:-1.0 土:-0.8→-0.6 Aコース
福島は先週金曜・土曜の開催だった。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は金曜がマイナス1秒0、土曜がマイナス0秒8からマイナス0秒6への変動だった。
金曜は7月以来の開催で、速い時計の出るコンディションだった。土曜の7Rまでは金曜より少し掛かるという程度だったが、終盤雨が降っていくらか水準に近づいた。ただ、2000m換算の馬場差で土曜11Rがマイナス0秒6ですから、大きく数値が動いた訳ではない。開催初日は前めにつけ、内を立ち回った馬が優勢だったが、土曜は差し馬の上位進出が増えた。ただ、差して来るにしても道中は内を通っている馬も目についたというのは開幕週らしい傾向。なお、3回福島はトータル3週の開催で、今週は引き続きAコース。最終週はBコースが使用される。
福島ダ 金:-0.1 日:-0.1→-0.3
先週の馬場差1700m対象の数値は金曜がマイナス0秒1、土曜がマイナス0秒1からマイナス0秒3への変動だった。
基本的には水準レベルの馬場差。土曜は芝の方でも触れたように、終盤雨が降ってダートについてはいくらか時計が出やすくなった。ただし、大きな動きではない。連対馬は基本的に前めにつけた馬が優勢だった。逃げ馬、また好位勢が目立ったが、それに対して先行馬の連対はなかった。
番組注目馬
- 土曜福島01R 2着 ソングオブファイア
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜福島01R 1着 スリーチェイサー
馬券Summary
- 驚異的な連対率・堀宣行厩舎の新馬戦