2016年12月5日放送

提供: 先週の結果分析
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2016/12/3(土)・12/4(日)開催

5回中山1日目・2日目

中山芝 土:-1.0 日:-0.9 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒9だった。
 月曜と木曜日雨が降ったが、馬場は回復して土曜日・日曜日ともに終日良馬場発表だった。速い時計の出やすいコンディションではあるが、高速馬場というまでには至っていないのは、秋開催と同じ。違いがあるとすれば、野芝からオーバーシートに変わった事と、Bコース使用からAコース使用になった点。つまり、最内は春の3回中山1週目以来なので、グリーンベルトと思いがちだが、連対馬の脚質を見ると外からの追い込みがバンバン決まっていた。今開催もエアレーション作業が施されて、クッション性のある状態が定着したことが要因だと思う。なお、5回中山は有馬記念の行われる最終週が3日間開催で、トータル9日間で行われて、残る3週もAコースを使用。平均以上の流れでは、力のある差し・追い込み馬を中心に馬券を組み立てるべきかもしれない。

中山ダ 土:-1.0 日:-0.6  1200 土:-0.8 日:-0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜はマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒5だった。
 月曜と木曜に降った雨の影響から水分を含んだ状態だった。馬場発表が重の土曜は1800m・1200mともに速い時計の出るコンディションで、日曜は稍重に回復して土曜よりは少し掛かってはいるが、1800m・1200mともに水準よりも速かった。脚質は中山らしく、前に行った馬が強みを発揮したが、展開一つで差し・追い込みも届いていた。昨年の暮れの中山の良馬場時の馬場差は水準前後だった。雨が降らなければ、このくらいに収まってくると思われる。

番組注目馬

  • 土曜中山05R 2着 ブラウンローズ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中山09R 1着 レイデオロ

長谷川仁志 次走危険馬

  • 日曜中山04R 4着 アルーフクライ

※今回は単勝1.9倍の1番人気だった。1000m通過1分1秒3のスローを外目3番手。逃げたウインクバックは失速したが、2番手のエスティームが2着に粘った流れにも関わらず、直線は全く反応しなかった。前走も1番人気で3着だった。あれ?と思ったが、完全タイム差はマイナスで、前半掛かった面もあった。ただ、今回は前走よりも折り合いもついたように見えて、自身の完全タイム差はプラス0秒9ですから、ちょっと深刻。母父Thunder Gulchの単調な面が全面に出てきた感じもあって、危険馬とする。ただ、意外とThunder Gulchの血が入っているので、ダートが合いそうな感じもある。その際は走られるかもわからない。ちょっと怖いが、一応その際は印を少し下げて様子を見たいと思う。


5回阪神1日目・2日目

阪神芝 土:-0.6 日:-0.6→+0.3 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜はマイナス0秒6からプラス0秒3へと変動した。
 阪神地域では先々週の日曜日の後、雨が降らなかった。芝は乾いて良馬場。ただ、馬場差は雨が降る前の日曜6Rまでがマイナス0秒6で、標準より速いが、高速決着からスタートした秋開催の開幕週とは異なる。野芝の開催からオーバーシートした開催への影響もあるんだと思う。日曜は9R前から雨が降り出した。後半へ進むにつれて雨脚が早くなって行った。馬場差は変動で、9Rでマイナス0秒5。11Rで水準、12Rではプラス0秒3。中山ほど差しがバンバン決まる馬場ではないが、阪神も外からの差しが結構決まっていた。馬場が悪化した日曜の後半2Rは池添騎手が連勝。共に内を突いての差しきりだったが、流れが遅かったという事もある。5回阪神とも中山と同じく9日間開催、ただ、阪神は3週目までがAコース、最終週の3日間はBコースになる。

阪神ダ 土:-1.2 日:-1.2

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス1秒2だった。
 秋の4回阪神で良馬場時の馬場差がマイナス1秒5からマイナス1秒1の範疇だった。先週も良馬場で、この範囲内でマイナス1秒2。標準よりもかなり速いコンディションだった。日曜後半の雨は、ダートに関しては10Rのみ。まだ雨量が少なくて、馬場差に変わりが無い。連対馬の脚質は様々で、偏りはなかった。

番組注目馬

  • 土曜阪神06R 2着 フォレストタウン

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜阪神06R 1着 ペルランヴェール
  • 日曜阪神09R 1着 サトノアーサー


4回中京1日目・2日目

中京芝 土:-2.5 日:-2.4 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒5、日曜はマイナス2秒4だった。
 夏の3回開催以来およそ5ヶ月ぶりの開催だった。その3回中京も開幕週は土日ともに良馬場でマイナス2秒6と超のつく高速決着からスタートしたが、先週も同レベル。高松宮記念の行われた2回中京の3週目以降、中京の芝は良馬場なら高速のイメージに変貌した。だからと言って、前が残りやすいという訳でもなくて、流石に高速だけに直線一気は少ないが、それなりに差し馬が上位に入っている。3週間の開催で、全てAコースが使用される。ただ、夏開催を参考にすると雨が降ると一転して時計が掛かること。また、良馬場でも少しずつ時計を要して行くが、良馬場である限りは高速に変わりはないこと。この2点は注意しておきたい。

中京ダ 土:-0.5 日:-0.5

 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒5だった。
 砂の洗浄を行った関係からクッション性が向上したが、雨の影響を受けなかった事もあって、土日ともに乾いた状態だった。それでも馬場差は標準よりも速かった。脚質は多岐に及んでいて、展開が速くなれば、あるいはチャンピオンズカップのサウンドトゥルーのように脚力が抜けていれば、後方一気も決まっていた。

番組注目馬

  • 日曜中京12R 2着 ストロボフラッシュ

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜中京04R 1着 ショウナンマッシブ
  • 日曜中京11R 1着 サウンドトゥルー

長谷川仁志 次走推奨馬

  • 土曜中京10R 5着 アスタースウィング

※タイム分析でも触れた通り、前半600m33秒6のハイペースを押し上げて行って、残り400mで先頭に立った。これが2戦目だけに立派な5着だと思う。完全タイム差はプラス0秒5という事なので、番組注目馬にするまではできないが、個人的には勝負したい1頭ですよね。この馬の場合は、2戦目でこれだけセンスの良い競馬ができていますし、とにかくスピードが有り余っている様な感じがある。距離的には1200mでも良いし、仮に3戦目なら1600mに伸びても対応できそうな気もしている。1600mまでなら大丈夫ではないだろうか。


馬券Summary

  • フランケル産駒の2頭