2015年11月16日放送
2015/11/14(土)・11/15(日)開催
目次
5回東京3日目・4日目
東京芝 土:-0.9→-0.1 日:-0.1→-0.7 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒1へと変動、日曜はマイナス0秒1からマイナス0秒7へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、この開催初日まではマイナス1秒前後で推移していたが、2日目以降は雨の影響を受けてマイナス1秒台になることはなく、全て変動。ただ、大きく時計を要するほどではなく、プラスの数値になったのは2日目の後半だけ。
先週土曜は朝から小雨が降っていて、午後は本格的な雨になった。日曜は徐々に乾いて行ったので、土日とも馬場差は変動となった。土曜の2Rと3Rはマイナス0秒9、4Rがマイナス0秒8、6Rがマイナス0秒7。その後はちょっと雨が強くなって8Rはマイナス0秒3、10Rがマイナス0秒1となった。日曜は緩やかな変動で、4Rがマイナス0秒1、そこから少しずつマイナス方向に動いて11Rでマイナス0秒7となった。土曜の後半と日曜の前半は1週前と同じように内を避ける馬が多かったが、日曜の10R・11Rは直線で最も内側を通った馬が勝った。10Rで最内を通った馬が勝った事で、11Rは多くの馬が内側に寄ってきた。それまで多くの馬は内側を避けて走っていたので、そこの部分の馬場が温存されていたという事。それから東京の芝は乾いて行くときは内側から乾いて行くという事が、こうなった原因と思われる。雨が降って、その後に乾いていくと1日の内でも馬場傾向が変わっていくということ。今週からの2週はCコースが使用される。また馬場の傾向がリセットされると思う。
東京ダート 土:-0.5→-1.0 日:-2.0→-1.3
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒5からマイナス1秒0へと変動、日曜はマイナス2秒0からマイナス1秒3へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、前開催後半は水準レベルで推移していたが、この開催に入ると全てマイナスの数値になり、特に先週日曜はかなり脚抜きの良いコンディションになった。
土曜は朝から小雨が降っていて、午後は本格的な雨になった。日曜は徐々に乾いていったので、土日とも馬場差は変動。土曜はマイナス0秒5でスタートして徐々にマイナス方向に動いて12Rはマイナス1秒0。日曜はマイナス2秒0でスタートし、1Rから3Rまでは一定の馬場差。昼から水準方向に変動し始めて、12Rはマイナス1秒3となった。逃げ切りあり、追い込み勝ちあり、前が残りやすいとか差しが決まりやすいといった偏りはなかった。結果は各馬の能力と個々のレースの流れや展開による。
番組注目馬
- 土曜東京04R 2着 ストライクショット
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京04R 1着 ダイワダッチェス
- 土曜東京11R 1着 ノンコノユメ
- 土曜東京06R 1着 ハートレー
- 日曜東京06R 1着 ドーヴァー
- 日曜東京12R 1着 ダイワバロニス
5回京都3日目・4日目
京都芝 土:+0.1→+0.5 日:+0.5→+0.1 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒1からプラス0秒5へと変動、日曜はプラス0秒5からプラス0秒1へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、この開催初日まではマイナス1秒台の数値だったが、2日目以降は雨の影響で全てプラスの数値の上、変動となっている。
金曜の夕方から雨が降っていて、土曜は稍重。さらに土曜は昼から雨が降った。日曜は重馬場でスタートして徐々に乾いて9R以降は稍重。馬場差は土日とも変動で、土曜は2Rから5Rまでがプラス0秒1、そこからプラス方向に動いて11Rはプラス0秒5。日曜は4Rから6Rまでプラス0秒5で、9Rがプラス0秒3。10Rがプラス0秒2、11Rがプラス0秒1だった。エリザベス女王杯で外から差し馬が多く伸びてきて、上位に入ったので、外差し馬場に見えたかもしれないが、実際は内・外にそんなに差がない馬場だった。内を突いて勝ったり、好走したという馬も多い。なお、今週から2週はCコース使用となる。
京都ダート 土:-0.7→-1.2 日:-2.7→-1.8
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒7からマイナス1秒2へと変動、日曜はマイナス2秒7からマイナス1秒8へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナスの数値でこの開催に入ってからは、速い時計の出るコンディション。中でも2日目・4日目はかなり脚抜きの良いコンディションだった。
金曜の夕方から雨が降っていて、土曜は稍重。さらに土曜は昼から雨になった。土曜は終日稍重ではあるが、馬場差は変動。不良馬場でスタートして、午後から重となった日曜も当然ながら変動となった。土曜は1Rと4Rがマイナス0秒7、そこから徐々にマイナス方向に動いて、12Rはマイナス1秒2。日曜は1Rと2Rがマイナス2秒7で、そこから水準方向に動いて12Rはマイナス1秒8だが、日曜は1日を通して超高速馬場だった。京都のダートにしては差し馬の好走が多くて、特に3歳以上の1800mで差しが届いているが、土曜の6Rそして日曜の7Rと8Rは全てハイペースだった。高速馬場のダートは前が有利という心理によってペースが速くなってその結果差しが決まるというパターンはよくあること。
番組注目馬
- 日曜京都08R 3着 モズスター
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜京都09R 1着 バティスティーニ
大川浩史 次走推奨馬
- 土曜京都06R 4着 ネオヴァシュラン
※超ハイペースで逃げて4着というのが根拠となるのは、タイム分析で話した通り。次の阪神1週目に牝馬限定のダート1400mが組まれている。しかもその5回阪神には牝馬限定の500万がその1週目のダート1400mしか組まれていない。前走7着の後にも武豊騎手が1400mぐらいの方が良いかもしれないとコメントしている程なので、次は1400mに使ってくると見込んで狙い馬に上げる。この馬を狙うというより、番組表を読んだ上で、次はココを使ってくるだろうと勝手に推理して、勝負してやろうという感じだが、今回見せたスピードなら1400mでも普通に先手を取れると信じている。
3回福島5日目・6日目
福島芝 土:設定不能 日:設定不能 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともに設定不能だった。まずは6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、前半3日間はマイナス1秒台だったが、後半3日は一転して雨の影響で時計が掛かり、設定不能となった。
4日目に雨の中で競馬が行われて、かなりダメージを受けているところに先週土曜日はまた雨。さらに日曜も馬場は回復しなかった。という事で先週は土日とも4日目に続いて馬場差は設定不能となったが、雨の中の競馬だった4日目と5日目を比較すると5日目の方が時計は掛かっていたと思われる。土日とも所謂外伸び馬場だったが、内を通る馬がそもそもあまり居なかったので、外伸び馬場だった事自体にあまり意味はない。
福島ダート 土:-0.5→-1.4 日:-1.4→-0.8
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス0秒5からマイナス1秒4へと変動、日曜はマイナス1秒4からマイナス0秒8へと変動した。開催6日間の馬場差を振り返っておくと、4日目前半までは水準かそれに近いレベルだったが、4日目後半以降雨の影響で時計の出やすいコンディションだった。
土曜の早朝から雨が降り始めて1Rの時点で稍重だった。その後も雨が降り続けて、6Rと8Rは重。11Rは不良となった。日曜は1日を通して不良馬場だが、徐々に含水率が下がって行った。という事で馬場差は土日とも変動。土曜は1Rがマイナス0秒5で、そこからマイナス方向に動いて11Rはマイナス1秒4。日曜は1Rがマイナス1秒4でそこから水準方向に動いて9Rはマイナス0秒8だった。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜福島06R 1着 トウケイタイガー
- 日曜福島06R 1着 ヴァージナル
大川浩史 次走危険馬
- 土曜福島12R 4着 ネオアトラクション
※これもタイム分析で触れたが、先週の福島のような馬場ならそこそこのレースはできるというだけで、日本の普通の芝では好走しにくい馬。京都芝の新馬戦を勝っているじゃないかと言われそうだが、まずその新馬戦はEランクだった。当時2着のタイキレガトゥスは次走1番人気で7着。その後はダートを走っていた。当時の3着が現1000万のナムラアンだが、当時はスローペースで後ろすぎたという、それだけの3着だった。そのナムラアンも秋になってちょっと切れ負けという負け方が続いている。つまり、軽い芝で切れるというタイプがいない新馬戦を勝っただけであって、2走目の京都の500万で1番人気というのはちょっと無理があった。今回福島の道悪でそこそこ来たというだけ、普通の芝で人気になるようなら危ないと思う。まぁ問題は次走人気になるかどうかだが、所謂根が持っている持ち人気みたいなものが高い馬なので、次走は人気になると思う。
ワンポイントアドバイス
- 福島5日目のメンバーランク