「2016年6月6日放送」の版間の差分

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(ページの作成:「2016/6/4(土)・6/5(日)開催 =3回東京1日目・2日目= 東京芝 土:-1.6 日:-1.3 Cコース  先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜...」)
 
 
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* 今年の皐月賞の真の価値とは!?
 
* 今年の皐月賞の真の価値とは!?
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 今年の皐月賞/ダービーは非常にレベルが高く、改めて振り返っておきたい。皐月賞で5着までに入った馬がダービーで掲示板を占めたのはグレード制が導入された1984年以降初めてのこと。これは一にも二にも皐月賞のレベルが桁違いに高く、他の組の馬が付け入る隙が無かったことを意味している。通常ダービーでは皐月賞組以外の青葉賞組や京都新聞杯組などが入ってくるが、今年は全くそれがかなわなかった。つまり今年の皐月賞の真の価値はここにある。皐月賞はタイムランクA、メンバーランクAで完全タイム差は-2.1秒であった。<br /> ところで、近年では皐月賞組がダービーで3着まで独占した例が2010年に一度だけある。その馬たちのその後の成績は以下の通り。
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! 馬名 !! その後
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| エイシンフラッシュ || 5歳時に天皇賞(秋)を制覇
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| ローズキングダム || 3歳時にジャパンカップで2位入線から繰り上がり1着
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| ヴィクトワールピサ || 3歳時に有馬記念を制覇、4歳時ドバイワールドカップを制覇
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 上記のようにいずれも後のG1を勝っている。ということは今年のダービー1~5着馬も後のG1を勝つ可能性が高いことを示唆している。また、上位5頭が強くて割を食った着外の馬、スマートオーディン/レッドエルディスト/ヴァンキッシュランなど例年ならダービーで勝ち負けレベルの馬が、今後の重賞で活躍する可能性は極めて高いということも推測できる。今年の日本ダービーはお宝レースとして捉えることが出来る。前回の放送ではクラス編成後の500万下/1000万下の話だったが、このトップレベルの戦いでは例年よりも層の厚い3歳世代を今後一層重視する戦略はあるのではないかと思う。

2016年6月9日 (木) 22:43時点における最新版

2016/6/4(土)・6/5(日)開催

3回東京1日目・2日目

東京芝 土:-1.6 日:-1.3 Cコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒6、日曜がマイナス1秒3だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、全てマイナス1秒台の数値で、速い時計の出るコンディションが続いているが、先週は土日で0秒3の開きがあった。
 日曜は未明からの雨で土曜よりは時計が掛かっていたが、レースが始まる時点では止んでいましたし、大きな影響はなかった。なお、日曜の馬場発表は稍重だったが、後半は良馬場に変更されているが、馬場差は1日を通した数値になっている。連対馬の脚質については、目立った偏りはなかった。なお、今週までがDCコース、後半2週はDコースになる。

東京ダ 土:-0.3 日:-0.6

 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒6だった。さかのぼって8日間の馬場差を振り返っておくと、2回開催5週目だけはプラスの数値だが、大きく時計を要した訳ではない。また、他の週の馬場差はマイナスゾーンだが、大きな動きはない。
 日曜日は雨の影響を受けて、ダートについては日曜の方が時計が出やすくなったが、マイナス0秒6ですから脚抜きが良いという程ではなかった。連対馬の脚質については、大きな偏りはなかったが、差し・追い込みが効きやすい馬場ではなかった。そんな印象を受けている。

番組注目馬

  • 土曜東京07R 4着 ココスタイル

勝ち馬の内次走上位候補

  • 土曜東京05R 1着 マイネルバールマン
  • 土曜東京07R 1着 カネータ
  • 土曜東京10R 1着 ナスノセイカン


3回阪神1日目・2日目

阪神芝 土:-1.7 日:-1.1 Aコース

 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒7、日曜がマイナス1秒1だった。
 初日の馬場差はマイナス1秒7とかなりの高速馬場でスタートしたが、土曜のレース終了後から雨が降り出して、夜中は本降りになった。東京と比較すると雨の影響は強く、日曜は土曜よりも時計が掛かっていた。なお、日曜は重馬場から稍重に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。連対馬の脚質については、好位勢が目立った。なお。今週もう1週がAコース、後半2週はBコースが使用される。

阪神ダ 土:-1.1 日:-3.0→-2.7

 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス3秒0からマイナス2秒7へと変動した。
 良馬場の土曜にしてもマイナス1秒1と速い時計の出るコンディションだった上、雨の影響を受けた日曜はかなりの高速馬場だった。前半3鞍はマイナス3秒0、非常に脚抜きの良い馬場でいくらか乾いた8R以降でもマイナス2秒7。ただ、連対馬の脚質については目立った偏りはなかった。むしろクラス別で見ると3歳未勝利戦では逃げ・先行の粘り込みが目立ったのに対して、古馬のレースでは逃げ・先行の連対は土日それぞれ1頭だけだった。

番組注目馬

  • 日曜阪神02R 2着 リリーシューター

勝ち馬の内次走上位候補

  • 日曜阪神02R 1着 メイショウカマクラ
  • 日曜阪神10R 1着 ミツバ

吉岡司 次走推奨馬

  • 土曜阪神10R 2着 バイガエシ

※57.5キロのハンデだったが、降級のここはメンバーランクBの相手でも負けて欲しくなかった。それぐらい今後の活躍を期待する馬。確かに出遅れは痛かったが、最後は直線のコース取りの差と言えない事もない。上がり600m32秒6を使っても挽回できない流れだったという事。負けはしたが、次走はなんとかしてもらわないといけないと。最後はごぼう抜きだが、残念ながら2着という事で、次は勝つと思う。

吉岡司 次走危険馬

  • 土曜阪神10R 6着 ダノンメジャー

※この馬オープンから2段階降級で2番人気だったが、6着でトップハンデの58キロ。これは敗因の1つになるが、やはり道中行きたがっていたのがちょっと嫌。結局この馬相手云々ではなく、オープンでも条件戦でも同じ負け方をするという事で、折り合いの難しさという点で3歳時とほとんど変わっていないという印象を受けた。あっさり勝ってもコロッと負けてもおかしくないタイプなので、次走は危険馬とした方が馬券的なメリットはあると思う。


馬券Summary

  • 今年の皐月賞の真の価値とは!?

 今年の皐月賞/ダービーは非常にレベルが高く、改めて振り返っておきたい。皐月賞で5着までに入った馬がダービーで掲示板を占めたのはグレード制が導入された1984年以降初めてのこと。これは一にも二にも皐月賞のレベルが桁違いに高く、他の組の馬が付け入る隙が無かったことを意味している。通常ダービーでは皐月賞組以外の青葉賞組や京都新聞杯組などが入ってくるが、今年は全くそれがかなわなかった。つまり今年の皐月賞の真の価値はここにある。皐月賞はタイムランクA、メンバーランクAで完全タイム差は-2.1秒であった。
 ところで、近年では皐月賞組がダービーで3着まで独占した例が2010年に一度だけある。その馬たちのその後の成績は以下の通り。

馬名 その後
エイシンフラッシュ 5歳時に天皇賞(秋)を制覇
ローズキングダム 3歳時にジャパンカップで2位入線から繰り上がり1着
ヴィクトワールピサ 3歳時に有馬記念を制覇、4歳時ドバイワールドカップを制覇

 上記のようにいずれも後のG1を勝っている。ということは今年のダービー1~5着馬も後のG1を勝つ可能性が高いことを示唆している。また、上位5頭が強くて割を食った着外の馬、スマートオーディン/レッドエルディスト/ヴァンキッシュランなど例年ならダービーで勝ち負けレベルの馬が、今後の重賞で活躍する可能性は極めて高いということも推測できる。今年の日本ダービーはお宝レースとして捉えることが出来る。前回の放送ではクラス編成後の500万下/1000万下の話だったが、このトップレベルの戦いでは例年よりも層の厚い3歳世代を今後一層重視する戦略はあるのではないかと思う。