「2016年11月21日放送」の版間の差分
(ページの作成:「2016/11/19(土)・11/20(日)開催 =5回東京5日目・6日目= 東京芝 土:±0 日:-0.2 Cコース 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土...」) |
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* 新種牡馬ディープブリランテ産駒の傾向と対策 | * 新種牡馬ディープブリランテ産駒の傾向と対策 | ||
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+ | 新種牡馬のディープブリランテは今年の2歳世代からデビューし既に10勝を挙げている。これまでの産駒の成績を振り返って傾向と対策を講じていく。<br /> 2012年の共同通信杯、このレースはラスト3Fから10.9-11.0(-11.7)のラップを刻んでいる。逃げたディープブリランテはこの10.9を馬なりで加速した。これに対してゴールドシップは押っつけ押っつけで突き放されてしまった。結局勝ったのはゴールドシップだがこのレースはディープブリランテの本質を如実に表しているレースと言える。つまりこのスピードと前向きさは産駒に伝わるだろうし、それだけでなく、馬なりで加速できるスピードを瞬発力に転化できるタイプも出てくるはず。例えば、10/23 新潟芝1600mで上がり3F32.8をマークして新馬勝ちしたリカビトスなどはそのタイプ。<br /> ディープブリランテ産駒のここまでの成績(6~10月)は以下の通り。 | ||
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+ | {| class="wikitable" style="text-align:center" | ||
+ | ! 馬場 !! 着度数 !! 勝率 !! 連対率 !! 複勝率 | ||
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+ | | 芝 || 10-5-3-60/78 || 12.8% || 19.2% || 23.1% | ||
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+ | | ダート || 0-0-0-11/11 || 0.0% || 0.0% || 0.0% | ||
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+ | まず目につくのはダートでは未勝利で全くダメだと言うこと。ちなみに10月以降も現在まで未勝利でこれはしばらく使えそうなデータ。 | ||
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+ | {| class="wikitable" style="text-align:center" | ||
+ | ! 距離 !! 着度数 !! 勝率 !! 連対率 !! 複勝率 | ||
+ | |- | ||
+ | | 芝1000m || 0-0-0-1/1 || 0.0% || 0.0% || 0.0% | ||
+ | |- | ||
+ | | 芝1200m || 1-1-0-7/9 || 11.1% || 22.2% || 22.2% | ||
+ | |- | ||
+ | | 芝1400m || 5-1-0-10/16 || 31.3% || 37.5% || 37.5% | ||
+ | |- | ||
+ | | 芝1500m || 0-0-0-2/2 || 0.0% || 0.0% || 0.0% | ||
+ | |- | ||
+ | | 芝1600m || 3-1-2-19/25 || 12.0% || 16.0% || 24.0% | ||
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+ | | 芝1800m || 1-1-1-13/16 || 6.3% || 12.5% || 18.8% | ||
+ | |- | ||
+ | | 芝2000m || 0-1-0-8/9 || 0.0% || 11.1% || 11.1% | ||
+ | |- | ||
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+ | 次に芝の距離別成績では1400m~1600mで大半の勝利をあげていて、1200m以下と1800m以上では芳しくないデータになっている。スピードと前向きさ、そして瞬発力はやはり1400m~1600mが最も発揮しやすいからだと推測される。ただ、ディープブリランテ自身はスタミナのあるBustedのクロス(4x5)を持っている。なので母系次第では長距離タイプを出す可能性もあると思う。いずれにしても現時点では芝1400m~1600mが狙える。 |
2016年12月13日 (火) 23:13時点における最新版
2016/11/19(土)・11/20(日)開催
目次
5回東京5日目・6日目
東京芝 土:±0 日:-0.2 Cコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス0秒2だった。まず、さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、水準レベルかやや速めの時計が出るレベルで推移している。この開催に入ってからは、1週目の馬場差はマイナス0秒5だったが、2週目・3週目は雨の影響もあって水準レベル。
先週金曜正午時点では良馬場だった。ただ、土曜は朝から雨が降って終日稍重。馬場差は開催3日目と同じくプラスマイナスゼロだった。なお、午後も雨が降ったが、馬場差は1日を通した同じ数値。日曜は土曜と比較すれば乾いて、馬場発表は良。馬場差もわずかだが、マイナス方向に動いた。直線の内から2・3頭分、ここを避ける騎手が多く、実際中から外が伸びていたが、内が全くダメという訳ではなくて、内ラチ沿いから伸びて連対した馬もいた。インコースが荒れている事には変わりはないが、傾向が一定しないのはレースのレベル、ペースの違いによる事も大きかったと思う。
東京ダ 土:-2.5 日:-2.2→-1.9
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス2秒5、日曜がマイナス2秒2からマイナス1秒9へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておく。全てマイナスの数値だが、この開催に入って1週目は水準に近いレベルだったものの、3日目以降は脚抜きが良く、速い時計の出るコンディション。
土曜日は終日重馬場で、馬場差はマイナス2秒5とかなりの高速馬場。日曜は一段階回復して稍重となって、終日変わらなかったが、時計の出方としては終盤の方がいくらか掛かっていた。ただ、高速馬場だった事に変わりはない。上位馬は逃げ切りあり、追い込み勝ちありと脚質の偏りがなく、コース取りの差もほとんどなかった。土日でも傾向に特に変わったという印象は受けなかった。
番組注目馬
- 土曜東京04R 3着 ミヤジユウダイ
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京04R 1着 アスタースウィング
- 日曜東京06R 1着 ハナレイムーン
吉岡哲哉 次走推奨馬
- 土曜東京09R 6着 トウカイエントリー
※3番人気に支持されていたが、私自身骨折明けの今回は静観する立ち位置でノーマークだった。ただ、相変わらずレースが上手でヒヤヒヤしながらレース観戦していたが、レースの形になっていますし、見せ場を作って力尽きた負け方というのは、本当に次回につながる良い負け方。問題は今後のレース選択だが、中山ダート1800mでも1000万下特別3着があるので、そこでも良いが、次の開催の阪神ダート2000mの和光特別があるので、距離的にはそっちを使って欲しいかなと思っている。
吉岡哲哉 次走危険馬
- 土曜東京12R 4着 マリオーロ
※これで2戦続けて1番人気を裏切った事になる。しかもムーア騎手の連続騎乗。思ったより成長がないと言うか、もどかしすぎるレース内容と着差。1600万下から降級してこれで3・3・3・5・4着。ぬるま湯にどっぷり浸かってしまったような、そんなイメージがある。ムーア騎手はズブさが出てきているとコメントしているので、今後は距離を伸ばしてくるかもしれないが、今のこの馬の本質はそうは変わらないと思う。
5回京都5日目・6日目
京都芝 土:±0 日:-0.1 Cコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス0秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、この開催2週目まではマイナス1秒台かそれに近いレベルだったが、先週は水準レベルとなった。
土曜は未明からの雨で稍重だった。2週目までよりも時計は掛かった。日曜は稍重から良馬場に変更されて、やや乾いて馬場差はマイナスゾーンに戻ったが、マイナス0秒1なのでほとんど変わらず。終日同じ数値。上位馬の脚質については土日を通じて偏りは見られなかった。
京都ダ 土:-2.1 日:-1.7→-1.4
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス2秒1、日曜はマイナス1秒7からマイナス1秒4へと変動した。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、雨の有無によって馬場差が異なる。この開催に入って、3日目そして先週の土日はマイナス1秒を超え、脚抜きの良いコンディションとなった。
雨の影響が残って土曜は終日重馬場で、馬場差はマイナス2秒1とかなりの高速馬場。日曜は重馬場でスタートして稍重へ変更されて、馬場差もマイナス1秒7からマイナス1秒4へといくらか水準方向に動いた。ただ、日曜にしても終日速い時計の出る馬場だった事に変わりは無い。このように土日を通じて高速馬場だったが、連対馬20頭中逃げ・先行馬は3頭だけ。ダートで脚抜きの良いコンディションになると緩みのないペースになって、案外前の馬が踏ん張りきれないというケースは珍しくない。
番組注目馬
- 日曜京都05R 3着 ナムラマル
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜京都08R 1着 ピットボス
3回福島5日目・6日目
福島芝 土:設定不能 日:+1.8 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜が設定不能、日曜がプラス1秒8だった。さかのぼって6日間の芝の馬場差を確認しておく。開催初日はマイナス1秒0で速い時計の出るコンディションだったが、2日目は強風の影響、3日目以降は雨の影響で時計が掛かった。
最終週の先週だけはBコースが使用されたが、朝から雨が降り続いてかなり時計の掛かる馬場になっていた。タイム差を見てもプラスの大きな数値となっており、走破タイムでレベルを判断できるレベルではなかった。よって設定不能。日曜は土曜と比べれば乾いて、それでも馬場差は終日プラス1秒8ですから、かなり時計の掛かるコンディションだった。連対馬の脚質に大きな偏りはないものの、開催最終日の日曜日になると外を回った差し馬の進出が目立ち、逃げ・先行の連対は1頭だけだった。
福島ダ 土:±0→-0.7 日:-0.3→+0.2 ダ1150 土:---- 日:----
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロからマイナス0秒7へと変動、日曜はマイナス0秒3からプラス0秒2へと変動した。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておく。開催初日はプラスゾーンとは言え、水準に近いレベルだったが、2日目は強風の影響で時に1700mは時計が掛かった。3日目以降は雨の影響を受けたが、2週目と3週目では時計の出方が異なる。
土曜は雨が降り続いて後になる程時計が出やすくなった。ただ、終盤にしても2週目ほどに脚抜きの良いコンディションではなかった。日曜は土曜とは逆に後になる程乾いて行って、11Rはプラスの馬場差になった。連対馬の脚質を見ると、逃げ・先行が不振という程ではないものの、中団・後方からの差しがよく決まっていた。1700mの特別戦、土曜10R・日曜11Rが典型例で、どちらも後方待機の馬が勝っている。小回りダートで水を含んだ馬場だと先行有利と考えられがちだが、そうではないケースも多いということ。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
馬券Summary
- 新種牡馬ディープブリランテ産駒の傾向と対策
新種牡馬のディープブリランテは今年の2歳世代からデビューし既に10勝を挙げている。これまでの産駒の成績を振り返って傾向と対策を講じていく。
2012年の共同通信杯、このレースはラスト3Fから10.9-11.0(-11.7)のラップを刻んでいる。逃げたディープブリランテはこの10.9を馬なりで加速した。これに対してゴールドシップは押っつけ押っつけで突き放されてしまった。結局勝ったのはゴールドシップだがこのレースはディープブリランテの本質を如実に表しているレースと言える。つまりこのスピードと前向きさは産駒に伝わるだろうし、それだけでなく、馬なりで加速できるスピードを瞬発力に転化できるタイプも出てくるはず。例えば、10/23 新潟芝1600mで上がり3F32.8をマークして新馬勝ちしたリカビトスなどはそのタイプ。
ディープブリランテ産駒のここまでの成績(6~10月)は以下の通り。
馬場 | 着度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
芝 | 10-5-3-60/78 | 12.8% | 19.2% | 23.1% |
ダート | 0-0-0-11/11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
まず目につくのはダートでは未勝利で全くダメだと言うこと。ちなみに10月以降も現在まで未勝利でこれはしばらく使えそうなデータ。
距離 | 着度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
芝1000m | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
芝1200m | 1-1-0-7/9 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
芝1400m | 5-1-0-10/16 | 31.3% | 37.5% | 37.5% |
芝1500m | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
芝1600m | 3-1-2-19/25 | 12.0% | 16.0% | 24.0% |
芝1800m | 1-1-1-13/16 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
芝2000m | 0-1-0-8/9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
次に芝の距離別成績では1400m~1600mで大半の勝利をあげていて、1200m以下と1800m以上では芳しくないデータになっている。スピードと前向きさ、そして瞬発力はやはり1400m~1600mが最も発揮しやすいからだと推測される。ただ、ディープブリランテ自身はスタミナのあるBustedのクロス(4x5)を持っている。なので母系次第では長距離タイプを出す可能性もあると思う。いずれにしても現時点では芝1400m~1600mが狙える。