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2016年12月13日 (火) 23:09時点における最新版
2016/11/12(土)・11/13(日)開催
目次
5回東京3日目・4日目
東京芝 土:±0 日:-0.1 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス0秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、水準レベルかいくらか速めの時計が出るレベルで推移している。この開催に入って先々週はマイナス0秒5だったが、先週は水準レベルの数値だった。
先週は金曜に降った雨の影響がが残ったため、先々週よりも時計が掛かった。土曜は稍重でスタートして途中で良馬場に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。日曜は土曜と比較すれば乾いて、馬場差としては0秒1だけ動いて、マイナスゾーンに戻った。土曜だが、逃げ馬が内側を避けて逃げる事が多くて、その分馬群が外へ固まって、外差しの傾向が強まった。日曜は土曜のように外差し優勢ではなかったが、スローペースや緩やかなペースだったという事も言えるかもしれない。芝1400m以外は中から外が伸びる傾向が強かったと思う。なお、今週からの後半2週はCコースが使用される。
東京ダ 土:-1.8 日:-1.6
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒6だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、マイナスゾーンとは言え、ほとんど水準に近いレベルで推移していたが、先週は土日ともにマイナス1秒台となった。
ダートの方が雨の影響が強く残って、かなり脚抜きの良いコンディションになった。土曜と比べると、日曜日は少し乾いたが、それでも高速馬場だった。連対馬の脚質を見ると、土曜は朝、つまり2歳未勝利戦で逃げ切りが続いて、勝ち馬については、12Rを除けば前めにつけた馬だった。ただ、中団・後方の馬がダメという訳ではなく、9R以降は中団・後方の馬が3頭連対している。そして、日曜は土曜終盤にも増して中団・後方の馬が連対した。逃げ・先行で連対したのは、12Rの勝ち馬のヒプノティストだけだった。
番組注目馬
- 土曜東京12R 2着 ブルミラコロ
勝ち馬の内次走上位候補
- 土曜東京04R 1着 ウインブライト
- 土曜東京07R 1着 アップクォーク
吉岡哲哉 次走推奨馬
- 土曜東京04R 1着 ウインブライト
※2戦目の前走、福島で勝てると思っていたが、福島コースも合わなかったしそもそも使い出しも早かったんだろうか。もたもたもたもたしてダメだった。今回は14キロ体が増えて成長した。今回直線では馬なりで上がってきていますから、松岡騎手があちこち確認してから追い出して余裕綽々の勝ち方。よく松岡騎手はこういう馬なりで上がってきて、こういう競馬するのだが、まぁのんびり屋さんのステイゴールド産駒だが、妙にこの馬には惹かれるモノがある。ちょっと目覚めたという感じがありますし、今ならコーナー4つのコースでも対応可能と見るので、昇級戦から注目していきたいと思う。
5回京都3日目・4日目
京都芝 土:-0.9 日:-1.0 Bコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス1秒0だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス1秒台かそれに近いレベルで推移している。
東京ほどではないが、京都の先週は金曜の雨の影響がいくらか残っていた。そのため土曜は開幕週より少し時計が掛かって、日曜は土曜と比べれば乾いて、再びマイナス1秒台になった。連対馬の脚質を見ると、得意日曜は中団・後方の馬が優勢。日曜で逃げ切った2頭はどちらもペース補正が入っているように、緩やかなペースで逃げていた。なお、今週から後半2週はCコースが使用される。
京都ダ 土:-1.9→-1.5 日:-1.1→-0.8
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒9からマイナス1秒5へと変動、日曜はマイナス1秒1からマイナス0秒8へと変動した。ここまでさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、週によって時計の出方が異なり、馬場差が安定しない。先週については、雨の影響が残り特に土曜は速い時計の出るコンディションだった。
雨の影響で土曜朝は稍重でスタート。途中良馬場に変更されて馬場は乾いて行った。馬場差も朝は1800m換算の数値でマイナス1秒9。その後マイナス1秒7、マイナス1秒5と動いて行った。ただ、1日を通して脚抜きの良いコンディションだった事に変わりはない。日曜は土曜よりも乾いて、終日良馬場。時計の出方としては、土曜と同じく朝の方が時計は出やすかった。なお、連対馬の脚質だが、目立った偏りはなかった。
番組注目馬
- 土曜京都02R 2着 タガノディグオ
勝ち馬の内次走上位候補
- なし
吉岡哲哉 次走危険馬
- 土曜京都02R 1着 サトノクリエション
※レコードに0秒5差だった。タイムランクはB。テンから飛ばしてラスト一杯一杯になった勝ち方、こういうのは良い勝ち方とは言えない。こういうレースをした後は控えた場合は、やはり折り合いを欠くことが多い。では距離を縮めればどうかと言うと、この馬はちょっと大跳びですから、果たしてリズムよく走れるかという点では非常に怪しい。直線に入ってサッと手前を変えてくれる気持ちの余裕があれば良いが、あんまり気持ちに余裕がない。ですから、タイムと2着から5馬身千切れるが、このタイムに騙されてはいけないかなという気がする。危険馬として出す方としてもちょっと怖さはあるが、しかしこの血統とタイムで昇級して人気になるようなら、十分この馬は危険馬になり得ると考える。
3回福島3日目・4日目
福島芝 土:+0.6 日:+0.5 Aコース
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒6、日曜がプラス0秒5だった。ここまで4日間の芝の馬場差を振り返っておくと、開催初日こそマイナス1秒で速い時計の出るコンディションだったが、2日目は強風、先週は雨の影響を受けてプラスの数値が続いている。
金曜の雨の影響が残って土曜は終日稍重で、ここまで4日間で最も時計が掛かった。日曜は土曜と比べれば乾いて、芝は全て良馬場で行われたが、時計の出方としては大きな動きはなく、若干時計が出やすくなったというレベル。連対馬の脚質を見ると、中団・後方の差し馬がやや優勢だが、ペース次第の面もあって、日曜11Rの福島記念をマルターズアポジーが逃げ切ったように、前へ行くとダメだったという訳ではない。この開催は3週で行われ、最終週の今週だけがBコース使用となる。
福島ダ 土:-1.5→-1.2 日:-1.0→-0.8 ダ1150 土:---- 日:----
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒5からマイナス1秒2へと変動、日曜はマイナス1秒0からマイナス0秒8へと変動した。ここまで4日間の馬場差を振り返っておく。開催初日はプラスゾーンとは言え、水準に近いレベルだったが、2日目は強風の影響で特に1700mは時計が掛かり、先週は雨の影響で一転してマイナスゾーンの数値となった。
雨の影響で土曜は不良馬場でスタート。途中重馬場に変更された。1700m対象の数値でマイナス1秒5で始まって、いくらか水準方向に動いたが1日を通して脚抜きの良いコンディションだった。日曜は土曜と比べれば乾いて、数値も再び水準方向へ動いたが、それでも速めの時計が出るコンディションだった。つまり推移の方向としては、京都のダートと同じ。連対馬の脚質を見ると、中団・後方の差し馬が優位だった。特に1700mの6鞍で逃げて連対したのは土曜11R2着ナムラミラクルだけ。連対馬のほとんどは中団・後方に位置していた馬だけだった。
番組注目馬
- なし
勝ち馬の内次走上位候補
- 日曜福島01R 1着 スーパーモリオン
馬券Summary
- 混沌とした東京芝の馬場傾向
秋の東京開催も6週が終了した。とにかくこの開催は馬場傾向が掴みづらくて、このシーズンの東京には珍しく、早い時期から逃げ馬がインコースを避けて逃げる光景がよくあった。先週の東京は特に内が荒れていて、土曜東京5Rの新馬戦では逃げて2着レッドミラベルのデムーロ騎手のコース取りがベストだった。向正面と直線だけインを避けて、3~4コーナーではインで近道をするコース取りになる。全般的に中と外が伸びる馬場傾向が強かったと考えられる。ところが土曜東京10Rの三鷹特別では内から伸びた4頭が上位を独占。18頭立ての芝1400mということで例外的なケースかも知れない。いずれにしろ東京の馬場傾向は混沌としてきた感じがする。
今週からはCコースが使用されるので今後の馬場傾向をどう読むかが重要なポイントになる。そもそも先週から避けることの多かった馬場の悪かった場所に仮柵が出来るので、トラックバイアスはあまり変わらないと思う。むしろ内を避けて使用頻度を増した中よりもさらに外が伸びる感じをイメージしている。Cコースはコース形態からワンターンのレースではペースが速くなることが多いので、その点からも差し追い込み馬優勢と見てはいるが、5日目土曜日の傾向を把握する作業は怠らないようにしたい。