2002年5回阪神7日目・8日目

2002年5回阪神7日目・8日目

馬場のコメント
芝	1週目・2週目・3週目と徐々に時計がかかってきたとは言え速い時計の出やすいコンディションが続いていた。ただ、先週は雨の影響で一気に時計がかかった。特に7日目はプラス1秒8だった。先週は時計が一気にかかったと言ったが、土曜と日曜ではコンディションが異なっている。土曜日は雨の中レースが行われてプラス1秒8。日曜日は回復して馬場差も水準近くに戻している点に注意。同じ道悪と言っても土曜と日曜とではひとくくりにしないようにしてください。
ダ	最終週、雨の影響を大きく受け、脚抜きが良くなって一気に時計が速くなっている。芝・ダート共に年間を通じても例外的なコンディションと言って良いだろう。ダートの方は芝と違って、土曜と日曜でほぼ同じコンディション。かなり脚抜きが良かったということになる。

12/21　芝=+1.8(+0.9)　D=-1.4(-0.7)
R	距離		優勝馬	条件	走破T	T差	修正	短
1R	D1200	不	サンタフェイマス	未勝利・牝	1.13.3	-0.7	+0.7	±0
2R	D1800	不	メモリーエスピオン	未勝利	1.52.5	-3.7	-2.3		勝
3R	T2000	不	リンカーン	未勝利	2.05.2	+1.1	-0.7
4R	D1800	不	ブリッソモ	新馬	1.56.3	-0.1	+1.3		低
5R	D3000	不	ワンダースキャン	障害未勝利	3.23.9
6R	T1600	不	ツルマルホープ	新馬	1.38.3	+1.2	-0.6
7R	D1200	不	コーリンサウザー	500万下	1.12.5	-0.3	+1.1	+0.4
8R	T1400	不	サンエムノヴァ	1000万下	1.23.1	+1.1	-0.7	+0.2
9R	T2200	不	ユウワンプラテクト	クリスH1600	2.15.3	+2.4	+0.6
10R	D1800	不	マイネルブライアン	ベテルギ	1.52.6	+1.3	+2.7		低
11R	T2000	不	ザッツザプレンディ	ラジオたG3	2.04.5	+2.3	+0.5
12R	D1400	不	アップアンドカマー	1000万下	1.25.6	+0.9	+2.3	+1.6	低

2R未勝利	勝ち馬のみが対象の高レベルレース勝ち馬メモリーエスピオンが対象。
	1着	メモリーエスピオン	2着以下に5馬身以上の差をつけた。馬場差を考慮しても基準より2秒3速い勝ちタイム。先手を取ってそのまま押し切った。今回の番組推奨馬(次走注目) 今回ダート1800m戦2走目で速いペースでそのまま逃げ切った。こういった水の浮くほどの特異な馬場コンディションが向いたという可能性はあるが、昇級戦でもダート中距離なら中心視したい。ハイペースで逃げながらも最後まで余裕の競馬だったメモリーエスピオン。昇級戦でも再び強いレースが見られそう。

4R新馬	低レベルレース馬場差を考慮すると基準より1秒3遅い勝ちタイム。ただ、キャリアが浅い面々のレースですから、この一戦だけで次走即消しとは言い切れない面がある。

9RクリスマスキャロルH	5着	アグネスプラネット	前回の山本さんの狙い馬(結果コメント) 先着馬とは馬場コンディションの適正の差だろう。特異な馬場コンディションでしたから、その差でしょうね。

10RベテルギウスS	低レベルレース馬場差を考慮すると基準より2秒7遅い勝ちタイム。
	3着	ホーマンベルウィン	今回の山本さんの危険馬(次走危険) ダート中距離で大崩なく走ってはいるが、あと一押しが足りない。それだけに堅実さを評価されて人気になったとしても嫌って妙味あり。成績は安定しているホーマンベルウィン。詰めが甘く着順ほどには信頼できない。

11Rラジオたんぱ杯	1着	ザッツザプレンディ	振り返ってデビュー戦、速い時計で勝ち上がって、前走は京都2歳Sに格上挑戦してエイシンチャンプに3/4馬身差2着。今更言うまでもないがエイシンチャンプはその後朝日杯を制していますから前2走はレベルの高い内容でしたし、重賞を勝っても当然かなという感じ。今回不良馬場だったので、道悪に対する適正も高かったのでしょうが、デビュー戦で速い時計の出る馬場にも対応していますし、次走も注目。
	2着	チキリテイオー	この距離、2000mを克服できるかが一つのポイントだったが、逃げてよく粘っていた。道悪への適正もあったのだろう。
	3着	ゲヴァルト	この開催1週目の新馬戦を勝ち上がったばかりだった。キャリア1戦でこの不良馬場の中よくゴール前詰め寄っている。この3・4・5着いずれも適鞍に出走してくれば上位候補。
	4着	マイネルアンドレア	ゲヴァルトよりはレース経験多いがそれでも前走で未勝利戦を勝ち上がったばかりだった。まだまだこれから良化してくる馬ですし、この日の馬場コンディションを考えれば善戦と言える。この3・4・5着いずれも適鞍に出走してくれば上位候補。
	5着	クラフトワーク
	7着	ブルーイレブン	ザッツザプレンディに完敗の格好だったが、かかり気味でしたし、力を出しての敗戦ではない。

12R1000万下	低レベルレースそれほどレベルの低いメンバー構成とは思えなかったが、かなり速い時計の出るコンディションにあってタイム差がプラス0秒9というのは気になる。ただ、土曜午後は脚抜きが良いという状態を通り越して、水が浮く泥んこ馬場でしたから、こういうコンディション故に力を出せなかったという馬も居るだろう。それは踏まえておきたい。