2002年5回中山3日目・4日目

馬場のコメント
Aコースに戻った。日曜は前日から明け方雨が降った影響を受けていると思ったが、時計的にはまだマイナスの馬場差になっている。いくらか滑る所もあったのだろうが、時計的にはそうではない稍重だった。まだまだ馬場のインでも頑張れるコンディションですし、雨も時計面に大きな打撃を与えていないという判断を下した。
距離ごとにタイム差に開きがあるために馬場差は設定していない。

少しの雨量では脚抜きが良くなったりしなかったのだが、かなり雨が降ったので日曜日の方はその影響を受けている。特に1800mの時計のかかり方はだいぶ変わってきている。それでも水準より時計はかなりかかっている。暫定の馬場差は1200mの方を中距離換算で土曜日がプラスマイナス0。日曜日は1200mは速くマイナス0秒7くらい。1800mは土曜日がプラス2秒0。日曜日の方はプラス1秒1とした。日曜日脚抜きが良くなったとは言えそれでも1秒かかっているという馬場。従って1800m土日では1秒近く差があるので覚えておくと良い。

12/8 芝=-0.4 D=1200m…-0.7(-0.4)/1800m…+1.1
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
1R D1200 グッバイマイライフ 未勝利 1.13.0 -0.7 ±0 -0.3
2R D1800 アサギヌ 未勝利 1.57.7 +0.7 -0.4  
3R D1800 シャンパーニュ 新馬 1.58.8 +1.6 +0.5  
4R D1200 ジェイケイアジュデ 新馬 1.13.6 -0.2 +0.5 +0.2
5R T1600 マルターズハリアー 新馬 1.36.7 -0.2 +0.2  
6R D1200 アウグストウス 500万下 1.11.9 -0.2 +0.5 +0.2
7R D1800 カネツフラップ 500万下・牝 1.56.5 +2.4 +1.3  
8R D1200 ケイビイスパイダー 1000万下 1.11.8 +0.3 +1.0 +0.7
9R T1800 レディミューズ 千葉テレ1000 1.48.3 ±0 +0.4  
10R D1200 タガノチャーリーズ アクアラ1600 1.09.7 -1.3 -0.6 -0.9
11R T1600 エイシンチャンプ フューチG1 1.33.5 -1.9 -1.5
12R D1800 ヘイアンエルドラド 筑波山H1000 1.53.8 +0.7 -0.4  
1R未勝利 3着 ハーバーライト 今回の能勢さんの危険馬(次走危険)
4コーナーでの手応えは良いのだが、直線で追われてからの伸びが今ひとつ。これは芝でもダートでも同じ様な感じで行きっぷりの割には伸びないというころがある。ミネノパワフルに間を割られて3着止まり。市場取引馬で限定戦とかにも出られるが、次開催4週目くらいまで番組が無いですし、まだ成績安定だけで人気するのなら嫌って妙味ありと見た。

堅実な成績ながら追ってから甘さが目立つハーバーライト。着順ほどの信頼はまだおけない。
 
6R500万下 12着 エグジジェ 前回の能勢さんの狙い馬(結果コメント)
スムーズに流れに乗れれば、このクラスでは上なので巻き返しはあるだろう。
 
7R500万下 低レベルレース
ハイペースで上がり3ハロンが41秒1。ラスト1ハロンが14秒2のバテあいとなった。
  7着 サクラプラチナ 休み明けで叩いて良くなりそう。
  14着 フィフティーンラブ 休み明けで叩いて良くなりそう。途中から3・4コーナーのごちゃついた所でレースを投げていたので、いつも走るときは揉まれない競馬なので、叩いての一変はあるかと思ってマークしたい。
 
9R千葉テレビ杯 3着 サクラティガー 今回の能勢さんの狙い馬(次走注目)
スタートで出遅れたが、3コーナーでスルスル上がっていって直線では外に持ち出す競馬。行きっぷり・走りっぷり一皮剥けている感じはある。馬群を割って3着まで上がってきたレースぶりは上々。このレースを見るとスタートのみが敗因と考えて良いだろう。凄く走りっぷりとかも良くなって、以前、去年の前半くらいで次走危険馬に挙げたこともある馬だが、見違える程馬が良くなっている。しっかり巻き返してくれるだろう。

充実ぶりが目を引くサクラデインヒル。今回は出遅れが堪えたものの引き続き注目が必要。
 
10RアクアラインS 高レベルレース
  1着 タガノチャーリーズ 同系がそろっていてもテンの速さは桁違いで、単騎の逃げとなった。余裕を持っての楽勝でこの好タイム。短距離ダートという飛躍の場所を見つけたという感じで、オープンで同系も出てくると思うが、有力視できるだろう。
前回の山本さんの狙い馬(結果コメント)
これほど楽勝するとは思わなかった。
 
11R朝日杯 高レベルレース
各馬の評価については下記の通り。 好タイムが出るだけの馬場状態とラップに注目していただきたい。(表は下)前半は最初の1ハロンはそうでもないが、3ハロン目が速い。こういった時はサイレントディール・マイネルモルゲンは前半の56秒9以上に恐らく負担がかかっているのではないだろうかと思われる。それから離れた所で息を入れながら競馬ができた組はむしろ引っ張られて時計が出やすい。グラスワンダーのレコードを破ったからと言ってグラスワンダーより上という評価は間違ってもしないように。それでも上位3頭は高評価できるだろう。
  1着 エイシンチャンプ 離れた3番手、自分のポジションでタイミングを見計らって、上位3頭の中では一番流れに乗れていた。萩Sではテイエムリキサンに完敗して、その後の黄菊賞ではサイレントディールにも負け、京都2歳Sにしても強力なメンバーとは思わなかったが、しかもこれだけローテーションを詰めて使っていたが、その辺が盲点になった形。ジワジワと力をつけていたということだろう。2・3着との差は位置取りの差もあるが、とは言えG1は勝ってこそのものがあるので、時計面からしても価値のあるG1奪取だった。
  2着 サクラプレジデント スタートで立ち上がって、その後ガーっと行きかけた所、馬群で何とかなだめて、その後は後ろから5頭目くらいのインでなだめながらジワジワ進出して、それでも最後の直線では流石という所を見せていた。フットワークもすばらしいですし、札幌以来の14キロ増の馬体も実が入って、張りがあって気品漂う美しい馬という感じ。負けたとは言えA級馬という所を見せましたし、今後が楽しみ。
  3着 テイエムリキサン 前半ごちゃついた時に不慣れな後方待機という形になったが、しかも最後は外に持ち出すという、いくらかロスがあっていながら、この3着。サクラプレジデントとは札幌2歳Sで当たっていたが、当時から高評価していたが、流石という所を見せた。
  4着 タイガーモーション ソツのないレースで好位からそのまま粘り込むという形だったが、現状では上位3頭とは力差があったかもしれない。
  5着 ワンダフルデイズ 1600mに距離が伸びていながら、形は作ったので、今後は1400m・1200mの方が良いかもしれないが、力は出し切っていただろう。

朝日杯フューチュリティSのラップ
200m
400m
600m
800m
1000m
1200m
1400m
1600m
12.5
-
23.6
-
34.3
-
45.5
-
56.9
-
1:08.6
-
1:20.9
-
1:33.5
12.5
11.1
10.7
11.2
11.4
11.7
12.3
12.6