2002年5回阪神1日目・2日目

馬場のコメント
開幕週らしく速い時計の出やすいコンディションで、土日ともマイナス1秒を超える馬場差となった。ちなみに暮れの阪神の暮れのレースというのは、少なくとも西で行われる開催の中では馬の能力を最も把握・馬の能力の縦列を一番つけられる開催だと思っていますので、そういう意味でも注目してこの後の3週も見て頂きたい。
なし

12/1 芝=-1.1(-0.6) D=-0.8(-0.4)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
1R D1200 マチカネホマレ 未勝利 1.13.4 -0.6 +0.2 -0.2
2R D1800 トムミラクル 未勝利 1.56.4 +0.2 +1.0   S
3R T1600 アポンマイライフ 未勝利・牝 1.35.9 -1.1 ±0  
4R D1800 メイショウポパイ 新馬 1.55.1 -1.3 -0.5  
5R T1200 フィールドロッジ 新馬 1.09.5 -1.3 -0.2 -0.7
6R T1600 ゲヴァルト 新馬 1.36.2 -0.9 +0.2  
7R D1200 デンバースワン 500万下 1.12.3 -0.5 +0.3 -0.1
8R D1800 ソウルフルダンス 500万下 1.52.8 -1.1 -0.3  
9R T1600 チリキテイオー 千両賞500 1.35.5 -0.7 +0.4  
10R D1800 メイショウチェリオ GスパーT1000 1.53.3 +0.4 +1.2  
11R T1600 ピースオブワールド 阪神ジュG1 1.34.7 -0.6 +0.5  
12R T2200 タイムトゥチェンジ GブーツT1000 2.13.9 +0.2 +1.3   S
2R未勝利 スローペースの影響で時計の遅かったレース
タイム差はプラスだが、前半1000mが1分4秒6といくら2歳戦とは言え、スローペースでしたので低レベルには入れられない。
 
5R2歳新馬 勝ち馬のみが対象の高レベルレース
2着以下に5馬身差をつける勝利だった。日曜芝でベストのタイム差、マイナス1秒3をマークしている。こちらも短距離戦だけにこのタイム差、より評価できる。
  1着 フィールドロッジ 昇級しても短距離戦では引き続き注目したい馬。
 
7R500万下 11着 フリーエントリー 前回の山本さんの危険馬(結果コメント)
4番人気で11着。今回流れも合わなかったのかなぁと思ったが、やはり前回が時計遅かったですから、やっぱりまだ連の候補までにはいかないなとこの馬に関しては再度思った。
 
9R千両賞 10着 エコルプレイス 前回の番組推奨馬(結果コメント)
今回芝に出走してきた。 ただ、結果分析注目馬出走の方でもコメントしたが、初めての芝ではあるけれども、この馬にはかなわないという馬が山本さんから見て居なかったので、あえてそのまま中心にしますとしたが、こうやって見てみるとやはりダートの方が現状は良かったのだろう。後は、今回控える戦法だったが、結果としてソレが今回のこの馬には活かされなかった、力を出せなかったということもあるのではないかと思うので、芝に出てきても積極策の競馬で今一度見てみたい。
 
10RGスパーT 低レベルレース
馬場差を考慮すると基準より1秒2遅い勝ちタイムで日曜ダートでワーストのタイム差だった。ただ、芝の方で申し上げたこと関連していますが、このレースもワールドスーパージョッキーズシリーズの中のレースで、こちらは前半速くて、終いかかってしまうパターンで結果として時計が遅くなったということは一応考慮に入れておきたい。
  4着 サンエムゴールド 2番手につけて、前半飛ばしたという形になるが、結果4着に踏ん張っていますので、この一戦だけでは見限れない。
 
11R阪神JF 1着 ピースオブワールド

ファンタジーS組の中では力が違うことは明かでしたし、他の路線からも強敵は居らず、ココでは一枚上だった。ただ、ファンタジーSと違ったのは、中団に位置して直線抜け出して来たこと。馬群の中での競馬でも全く問題なかったというのは収穫。桜花賞までには他から有力馬が出てくるかもしれませんが、2歳暮れの時点の完成度では他馬を遥かに上回った。

  2着 ヤマカツリリー 前走が500万下。しかも限定戦での3着でしたので、ココで好走できるとは予想できなかった。前へ行って良く粘っている。
  3着 ブランピュール 前2走は逃げ切りだった。今回も前へは行ったが、無理に先頭には立たず、直線でしぶとく伸びてという競馬で3ヶ月の間隔が開いていたことも考慮すれば、高く評価できる。
  4着 シーイズトウショウ あと一歩詰め切れなかったが、今回も大崩はしなかったということで、その点で堅実さは評価したい。
  7着 オースミハルカ 3番人気で7着だった。上位とはそんなに離されていませんでしたし、今のこの馬なりには力を出しているだろう。
  16着 トーホウアスカ 2番人気で16着だった。元々前で競馬をしていたのですから、序盤で前に出たことが即敗因とは思えない。ただ、折り合いスムーズとは言えず、今回は力を出しての敗因ではない。今一度見たい。
 
12RGブーツT スローペースの影響で時計の遅かったレース
馬場差を考慮すると基準より1秒以上遅い勝ちタイムだが、前半スローで上がりはまとめていて、低レベルには入れられない。ちなみに芝でスローペースの影響で遅かったレースは2鞍でいずれもゴールデンスーパージョッキーズシリーズだった。このシリーズでは様々なレーススタイルの異なる地域からジョッキーが集まって、乱ペース(ハイペースになったり、スローペースになったり)になったりと緩急の激しい流れになることが例年目立つ。時計が遅いからと言ってレベルは低くないという典型のようなパターンだった。