2002年4回京都7日目・8日目

馬場のコメント
開催を通じて速い時計の出やすいコンディションが続いた。ただ、1週目と4週目を比べるとわかるが、1週目に比べれば、この4週目、時計がかかってきている。今週もう1週Aコースが使用される。
7日目まではプラス0秒2から0秒4の間で推移していたように、少しだけ時計のかかるコンディションで非常に安定していた。ただ、8日目だけは急に時計がかかっていた。

土日で馬場差にして1秒1の開きがある。天候の大きな変化があれば、この開きも頷けるが、そうでもなかった。っとなると砂の厚さが変わったとか、風の強さが非常に違ったとか考えられるが、それでも先週のダートの場合ハッキリしたことはわからない。ただ、現にこうして時計の開きがある以上、土日でコンディションが違ったと覚えておくしかない。

10/26 芝=-1.0(-0.5) D=+0.4(+0.2)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
1R D1400 タマモガルチ 未勝利 1.27.2 +0.2 -0.2 ±0
2R T1400 シンコールビー 未勝利 1.22.3 -0.9 +0.1 -0.4
3R D1400 エイシンブーン 新馬 1.26.4 -0.7 -1.1 -0.9
4R T1600 チアズメッセージ 新馬 1.35.4 -0.9 +0.1
5R D3170 マークオー 障害OP 3.31.7
6R D1800 カノヤチカラ 500万下・父 1.54.3 +0.9 +0.5
7R D1400 ニューベリー 500万下 1.25.4 ±0 -0.4 -0.2
8R T1200 シゲルタイクーン 500万下 1.08.8 -0.7 +0.3 -0.2
9R T1800 テイエムリキサン 萩S 1.48.0 -0.3 +0.7
10R T2400 ストップザワールド 高雄特H1000 2.24.5 -2.0 -1.0
11R T1400 ショウナンカンプ スワンSG2 1.19.8 -0.9 +0.1 -0.4
12R D1200 マイネルセレクト 1000万下 1.12.1 +0.1 -0.3 -0.1
3R2歳新馬 高レベルレース
先週のダートで唯一このレースのタイム差がマイナスだった。この開催で行われた2歳馬で行われた6鞍のダート1400m戦でのベストタイム。
  1着 エイシンブーン 取り消し後の一戦だったが、直線よく競り勝った。
前回の番組推奨馬(結果コメント)
上の通りで。
  2着 エコルプレイス エイシンブーンに競り負けたが、よく走っている。
今回の番組推奨(次走注目)
内で粘るエコルプレイス、外で追われるエイシンブーンが競り合い、ゴール手前でエイシンブーンが抜けだし、クビ差1着。ただ、エコルプレイスも3着トワノカチドキに7馬身差をつけていた。速い勝ち時計にクビ差2着。後続を離していたので、一度使われて良化したということだろう。次走も短距離ダートなら間違えなく首位候補。

勝ち馬には僅差で競り負けたものの、3着以下を突き放して連対確保のエコルプレイス。タイムも優秀で次走はしっかりと期待に応えてくれそう。
 
9R萩S 3着 ベストアルバム 前回の山本さんの狙い馬(結果コメント)
外外を回って、途中不利もありながら、よく詰め寄っている。
今回の山本さんの狙い馬(次走も注目)
前走に引き続いて再度狙い馬。外外を回ってよく上位に入ってきた。4コーナーで内から寄られて外に寄る不利。直線でもよく伸びていたが、届かず3着に終わった。コースロスもあり、接触もあり、それでいて、ウインクリューガーやサイレントディールといった将来が楽しみな牡馬に先着しているのは評価できる。

苦しい展開のも中でも最後まで末脚を伸ばしていたベストアルバム。素質も高く次走も引き続き注目が必要。
 
10R高雄特別 高レベルレース
速い時計の出やすい馬場の影響を受けやすい長距離戦ではあるが、開催を通じてベストタイのタイム差をマークした点は評価。
  1着 ストップザワールド 前走の500万下に続き連勝。
  2着 アグネスプラネット ハナ差の2着。休み明け2走目で一変している。引き続き芝の中・長距離で注目。
  3着 エリモマキシム 前走に続いて好走。着順は1個落ちた格好だが、堅実。ただ、1800m〜2000m辺りの方がより力を出せるタイプ。
 
11RスワンS 1着 ショウナンカンプ 芝に転じてこれまでの5走はいずれも1200m戦に出走していた。初めての1400m戦だったが、先手を取ってそのまま押し切ったということで、1ハロン長いことがどう出るのか思っていたが、逆に1200m戦の様に競り欠けられることも無かった点も勝因の一つ。ただ、流れが向いただけで、このような圧勝はできない。59キロも背負っていましたから、この馬自身この距離を乗り切る力があって、状態自体も良かったということだろう。
  2着 リキアイタイカン 今回12キロ減だったが、休み明けの前走時が20キロ増でしたからこれが絞れてきたということだろう。休養前、後方から追い込んでくるものの上位争いに加われないレースが続いていたが、今回は流れに乗って、よく伸びてきた。
  3着 ネイティヴハート 12キロ増でやや太い感があったが、それでも直線詰め寄ってきた。中央挑戦が続いているが、大崩なく走っている。
  4着 ダンツジャッジ 休み明け2走目で前進した。前走にしても、休み明けで初めて4歳以上の馬と戦ったにしては、大崩していなかったですし、これから伸びそうな馬で注目。
  5着 モノポライザー 1番人気だった。現状は力は認めるものの、やや人気先行の感がある。ただ、このレースに関しては、1400mで忙しかったことも敗因だろう。