2002年3回中山7日目・8日目

馬場のコメント
芝 開幕週から5日目まで速い状態が続き、雨の影響を受けた6日目以降はそれまでに比べると少し時計のかかる馬場となったが、それでも水準より1秒近く速いコンディションが続いた。今週からはCコースを使用。

土日ともに同じ馬場差にしたが、時間による推移が今一つ掴みづらい所はある。平均的に見れば日曜の方が速そうに見えるが、土曜日の深夜から日曜の明け方の雨で水分は含んでいるわけで、実際稍重発表だったが、同じ馬場差以上に速いということはないだろうから、同じ馬場差が妥当だと判断した。
ダ 相変わらず距離によって、タイム差が異なる変則の馬場。一つにくくっての馬場差の設定は行わない。

日曜日は前日から明け方の雨の影響で、1200mのみ時計が速くなっている。この辺りも、1800mが速くならない理由がつきづらい所。馬場差を設定することを難しくしている。一応目安として土曜日が1200mで±0、1800mがプラス1秒0。日曜日1200mが、マイナス1秒0と土曜日より1秒速くなって、1800mの方はプラス1秒0と土日同じという判断をした。

10/26　芝=-0.8(-0.4)　D=1200m…±0/1800m…+1.0
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正 短
1R D1200 良 インターホーク 未勝利・父 1.13.5 -0.2 -0.2
2R T1200 良 トウジュ 新馬・牝 1.10.6 +0.1 +0.9 +0.5
3R T2000 良 シンボリモーガン 新馬 2.04.4 -0.3 +0.5
4R T1200 良 リリーキャスケード 500万下 1.09.6 -0.5 +0.3 -0.1
5R D2880 良 ミヤコノメガミ 障害未勝利 3.18.2
6R D1800 稍 ラインアクトレス 500万下・牝 1.55.9 +1.8 +0.8 低
7R D1200 稍 エバーワイルド 500万下 1.12.2 +0.1 +0.1
8R T1600 良 ロールタイド 500万下 1.34.8 -0.7 +0.1
9R D1800 稍 スパンキージャック 利根川H1000 1.54.1 +1.0 ±0
10R T1600 良 レオウインザー 紅葉特別1000 1.33.6 -1.3 -0.5
11R D1800 稍 ダブルハピネス 武蔵野SG3 1.52.2 +0.7 -0.3
12R D1800 稍 ベルフォルテ 500万下 1.55.6 +1.5 +0.5
6R500万下・牝 低レベルレース
他のレースと比べてペースも極端に速くない割には上がりが猛烈にかかって、全体の時計もかかった。牝馬限定戦専門の組み合わせと考えて良い。
　
8R500万下 3着 ミスターライオン 前回の能勢さんの狙い馬(結果コメント)
良いレース内容だった。ここメンバー強かったので、負けたながらも頑張った。2着惜しかった。
　
11R武蔵野S 1着 ダブルハピネス この馬は一戦ごとに力をつけてきている。以前から勝つときが派手なマクリで勝っていたもので、能力はあるなという所は見せていたが、ここに来て安定感が出てきた。ただ、今の中山の馬場の様に時計の掛かる馬場というのはダブルハピネスにとって非常に合っている。今後はダートで時計が速くなった時にどう対応できるかが、鍵になるだろ。
　 2着 マイネルブライアン 調子がつかみづらい馬だが、直前の気配は良かった。さくらんぼ記念を叩いて状態が一変していたのだろう。復調すれば、このくらい走って当然の馬ですから、今後も目は離せない。
　 3着 グラスエイコウオー 難しい所があるので、揉まれるとダメな馬。前回に続き今回も後方一手のレースにしたが、徐々にこういった競馬を覚えてきているなという印象がある。元々ダートの脚力というのは持っているので、こういう形を覚えてくれば、安定感も出てくるだろう。
　 6着 ハギノハイグレイド 1番人気だった。本来鉄砲実績もありますし、仕上がりとしても悪くないと、直前の気配でもそう感じたが、中団のまま、伸びず、バテずと最後もジリジリとは来ているが、メリハリのないレースとなってしまった。中山コースにたまたま良績が無いが、コースが不向きではないだろう。今回に限れば、久々の分、実践感が、戻っていなかったのだろう。