2002年4回京都1日目・2日目

馬場のコメント
京都はおよそ4ヶ月半ぶりの開催ということで、予想通り速い時計の出やすいコンディションとなった。これは例年通りの傾向。夏の間間隔を置くと大がかりな補修もできるでしょうし。で、芝が生えそろって速い時計の出やすいコンディションになった。5回京都は次の開催の1週目までがそのままAコースが使用される。
振り返って1年前、秋の京都開催では16日間ともダートの馬場差はプラスだった。昨年のようになるかどうかは現時点ではわからないが、少なくとも先週は水準より少し時計のかかるコンディションだった。

10/6 芝=-1.5(-0.8) D=+0.4(+0.2)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
1R T1200 シャトルフジ 未勝利 1.09.0 -1.5 ±0 -0.7
2R T1200 エイシンキンプサン 新馬 1.10.8 +0.2 +1.7 +1.0
3R T1800 ダイタクアルビン 新馬 1.49.4 -0.4 +1.1 S
4R D1200 ワンダフルデイズ 新馬 1.13.1 -0.7 -1.1 -0.9
5R D3170 マークオー 障害OP 3.31.8
6R D1800 ナックブレーヴ 500万下・牝 1.54.3 +0.9 +0.5
7R D1400 ジェットセッター 500万下 1.26.3 +0.9 +0.5 +0.7
8R T1800 エメラルドアイル 500万下 1.46.1 -2.0 -0.5
9R T1800 トーセンダンディ 清滝特別1000 1.45.7 -1.7 -0.2
10R D1400 ファイトアフリート 藤森特H1000 1.24.6 -0.1 -0.5 -0.3
11R T2400 ナリタトップロード 京都大賞G2 2.23.6 -1.2 +0.3
12R D1800 オースミステイヤー 1000万下 1.53.8 +1.4 +1.0 S
2R2歳新馬 低レベルレース
速い時計の出やすいコンディションだったのに、芝ではこのレースのみタイム差がプラスだった。全馬が開幕週なのでコレが初出走となる。一度使って一変する馬が出てくる可能性はある。
 
3R2歳新馬 スローペースの影響で時計の遅かったレース
基準を1秒1下回るが前半スローで上がりはまとめているので低レベルには入れられない。
 
4R2歳新馬 高レベルレース
  1着 ワンダフルデイズ やや時計のかかるコンディションであってマイナス0秒7というタイム差は高く評価できる。
  2着 エイシンブーン 先行してよく粘っていた。
今回の番組推奨馬(次走注目)

ラストは勝ち馬に離されたが、前半ゆるみのないペースの中、先行して一端は先頭に立ちかけようかという内容。時計が優秀だっただけに評価は高くなる。2走目は首位候補。

勝ち馬には離されたものの厳しい先行争いを耐えて2着を確保したエイシンブーン。タイムも良く次走は確実にチャンスをものにしそう。
 
9R清滝特別 1着 トーセンダンディ 今回の山本さんの狙い馬(次走注目)
危なげのない勝ち方で次走も首位候補。休み明け3走はいずれも前で戦う戦法で1着・3着・1着と安定していた。折り合いもスムーズでしたし、この走りなら昇級しても中心視できる。

安定したレースぶりで快勝したトーセンダンディ。この内容なら昇級しても中心。
 
11R京都大賞典 1着 ナリタトップロード

秋初戦でも太くなく良い仕上がりだった。中団から早めに先頭に立って抜け出すという形で、長く良い脚を使うというこの馬の特質をアピールする走りだった。ココでは実績上位でしたしゆったり流れる2400mへの適正も上位だった。

京都大賞典での圧勝で能力の高さを改めて印象付けたナリタトップロード。菊花賞以来のG1制覇の期待がかかるその走りには注目。

  2着 ツルマルボーイ およそ3ヶ月半ぶりで12キロ増で、やや余裕のある体付きに感じられた。レースでも4コーナーで加速が付いた所で不利を受けて離されたの痛かった。不利を受けて持ち直して来た所はこの馬の自力。
  3着 タップダンスシチー ラスト、ツルマルボーイに交わされたが、直線で内から2番手に上がった辺り、現在の充実ぶりを示している。
  4着 テンザンセイザ 休み明けでもあったが、2400mはこの馬にはやや長いかなという印象。
 
12R1000万下 スローペースの影響で時計の遅かったレース
馬場差を考慮しても基準を1秒0下回るが、前半速いペースでいて、後半かかってしまうパターンだったので低レベルには属さない。特にダートの場合はこのパターン、低レベルに入れづらい。