2002年2回新潟7日目・8日目

馬場のコメント
芝 芝コースは4日目を除いて、水準より速いコンディションが続いていたが、先週の7日目は明け方、もしくはレース中の雨の影響を受けて水準より時計が掛かっていた。ただもう、魔法の馬場という新潟だけあって、翌日の日曜日にはマイナス0秒3と水準より速い時計差まで戻してきていた。

土曜のプラス0秒4というのは通常だと大したことない馬場だなと思われるが、新潟のプラス0秒4はかなり掛かっていると見た方が良い。レースを見ていても道悪(重・不良)の発表がされている訳ではないが、道悪の巧拙が出ていたレースもあったので記憶に残しておいた方が良い。
ダ 6日目まで水準程度の馬場コンディションが続いていたが、最終週は雨で脚抜きが良くなり時計は速くなった。尚繰り返しになるが4日目のプラス0秒2というタイム差は午後に照準を合わせた馬場差で、この日の午前中は非常に時計の速いマイナス1秒2くらいだったということを注意。

脚抜きの良い馬場となって、いつも新潟ダートに限っては水分を含むと前に有利な競馬が多くなるという風にこの番組でも言っていたが、キツイ流れが多かった。決してそういった傾向は見られなかった。特に土曜のダート戦なんかは差し・差しの競馬がほとんどだった。

9/29　芝=-0.3(-0.2)　D=-0.6(-0.3)
R 距離 優勝馬 条件 走破T T差 修正
短
1R D1200 稍 ハギノベルテンポ 未勝利 1.13.3 -0.9 -0.3
-0.6
2R T1600 良 オメガフェアリー 未勝利・牝 1.35.0 -0.3 ±0
3R D1200 稍 マジョリテ 未勝利 1.13.6 ±0 +0.6
+0.3
4R T1200 良 ミヤコノガッツ 新馬 1.10.5 -0.2 +0.1
±0
5R T1800 良 カフェベネチアン 新馬 1.48.5 -0.5 -0.2
6R T1000 良 ウォルトンクイーン 未勝利 0.56.1 -0.4 -0.1
-0.2
7R D1800 良 アサクサキニナル

500万下

 1.53.8 -0.5 +0.1
8R T2200 良 キセキスズカ 500万下 2.13.5 +0.1 +0.4
9R T1600 良 カイシュウコマンダ 石打特別500 1.34.8 +0.4 +0.7
10R T1400 良 ビッグフリート おけさ特1000 1.21.2 -0.3 ±0
-0.1
11R T1200 良 ビーリヴ スプリンG1 1.07.7 -0.3 ±0
-0.1
12R D1200 良 シャドウランサー 水上特H1000 1.11.2 -0.8 -0.2
-0.5
2R3歳未勝利 5着 パワーオブラブ 今回の能勢さんの狙い馬(次走注目)
最後4コーナー手前から外外を回ってかなり脚を使わされた。勝ち馬と2着の馬は内々をうまく立ち回っている。位置取りもあるが、コース取りの差もかなり大きかった。最後は3着のシルクジュリエット辺りよりも脚色が鈍って5着に屈した。こうしたもろもろのコース取りの差があったので、一息入った影響は少なかったが、その差が出た。そもそも以前関西の番組推奨馬になったほど脚力を持っている馬ですから、今回のレース内容で改めて走るところを見せましたし、未勝利脱出は見えたと判断して良い。

位置取りの悪さ、勝負所でのコースロスなどもあり5着に終わった、今回のパワーオブラブ。直線で見せた末脚の伸びはこのクラスで上位のもの。次走は大きく前進が期待できそう。
　
11RスプリンターズS 1着 ビリーブ 夏の勢いをそのまま維持できたという所。切れ味心情だが今回スタート決めて3番手で折り合っていた。以前のもろさがあった頃は折り合いを気にして伸びを欠いたというレースが多かったが、本格化してからは折り合い自体がスムーズになって、追ってからの確かな面を結果に生かし切っていた。後は武豊騎手の瞬時に最内を突くという判断が微妙な微妙な差をものにした一つの要因。
　 2着 アドマイヤコジーン 高松宮記念ではショウナンカンプを捕らえ切れずに、突き放されての2着ということで、今回明らかに目標にしていたのがショウナンカンプというような、ここ数戦見るような積極的なレースだった。ただ馬場に出てきた感じ、パドックからいつになく入れ込んでいたので、コレがどう出るかという心配があったが結果には全く影響なく、力を出し切っていた。使えば落ち着き出てくるだろう。やはり秋はこのマイル路線で有力視できる。
　 3着 ショウナンカンプ この馬は持ち時計が示す通り、パンパンの良馬場、さらにもっとレコードが出るような競馬になれば良かったが、いくらか馬場が荒れてきた(それでも馬場は速いが)影響があったと思う。ただ状態面は函館スプリントSからだいぶ立て直していたなという所はある。4着以下はちぎれていましたし2着馬3着馬、流石G1を勝っているなという底力は見せた。
　 8着 サニングデール 4番人気。前3頭でちぎれてしまったとは言え、この馬の能力を考えれば、あまりに伸びきれなかった。これで脚を余して4着とかでしたら展開の面等でわかるが、体が増えていたのは影響ない。実践でちょっと走らなさすぎ。敗因はよくわからない。
　 11着 サーガノヴェル 潜在スピードは負けていない。前半折り合おうとした時で頭を挙げて、折り合い欠いたのがすべてだった。あとはスムーズに走れるかどうかだが、ここ2戦の内容は今後に向けて気になる内容だった。